近刊検索 デルタ

2019年8月27日発売

東京大学出版会

出版社名ヨミ:トウキョウダイガクシュッパンカイ

草の根の中国 村落ガバナンスと資源循環

村落ガバナンスと資源循環
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内容紹介
中国を理解するうえで欠かすことのできない農村に深く分け入り,懐深い社会の実像に迫る真正の中国社会論.長期にわたるフィールドワークをもとに村落の営みを生き生きと描き出し,ロシアやインドとの比較を通してその特徴も浮き彫りにする.「悲惨な農村」というステレオタイプのイメージを超えた,逞しく自由な姿が明らかに.
目次
序 章 草の根から中国を理解する

第1章 「譲らない」理由――農民の行動ロジックの変遷
はじめに
第一節 「日常的抵抗」の時代
第二節 出稼ぎ経済の浸透
第三節 抵抗から権益主張へ
むすび
 
第2章 「つながり」から「まとまり」へ――村落ガバナンスとその資源
はじめに
第一節 村落
第二節 ガバナンス
第三節 資源
むすび

第3章 社会主義農村の優等生――山東果村
はじめに
第一節 農家経済とコミュニティ
第二節 灌漑ガバナンス
第三節 飲水ガバナンス
第四節 定期市ガバナンス
むすび

第4章 出稼ぎと公共生活の簡略化――江西花村
はじめに
第一節 農家経済とコミュニティ
第二節 簡略化されるガバナンス
第三節 道路ガバナンス
第四節 「つながり」ベースと「まとまり」ベース
むすび

第5章 人材流出と資源獲得――貴州石村
はじめに
第一節 農家経済とコミュニティ
第二節 道路ガバナンス
第三節 教育ガバナンス
第四節 埋葬ガバナンス
第五節 文化ガバナンス
むすび

第6章 小さな資源の地域内循環――甘粛麦村
はじめに
第一節 農家経済とコミュニティ
第二節 人民公社期のガバナンス
第三節 道路ガバナンス
第四節 宗教ガバナンス
第五節 飲水ガバナンス
第六節 「資源」としての人民公社時代
むすび

第7章 比較村落ガバナンス論
はじめに
第一節 領域間比較
第二節 地域間比較
第三節 資源循環モデル
むすび

終 章 草の根からの啓示
はじめに
第一節 村落ガバナンスの先進諸国 
第二節 「つながり」と「まとまり」のコントラスト
第三節 「公平さ」のダブル・スタンダード
第四節 脱政治化
むすび


Grassroots China:
Village Governance and Resource Circulation
Fumiki TAHARA
著者略歴
田原 史起(タハラ フミキ tahara fumiki)
東京大学大学院総合文化研究科准教授
タイトルヨミ
カナ:クサノネノチュウゴク
ローマ字:kusanonenochuugoku

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