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定価:2,750円(2,500円+税)
判型:A5
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内容紹介
2019年、香港の大規模デモと政治危機、2020年5月、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件からのBlack Lives Matter(BLM運動)、2021年2月のミャンマー国軍のクーデターによる民衆への弾圧、そして、2022年2月のロシア・プーチン政権によるウクライナ侵攻……。世界は今、暴力で覆われている。これらの暴力を生み出しうる構造を解き明かす。
目次
いま「暴力」を考えるために――暴力論の展開と展望(藤岡俊博)
I 「暴力」の再領域化
「暴力」の再領域化(藤岡俊博)
テロリズム、黄色いベスト運動、聖職者の性的虐待
――現代フランスの「暴力」の諸相を「権力」関係の歴史から読む(伊達聖伸)
「見える」暴力と「見えない」暴力
――香港の二〇一九年大規模抗議活動を題材に(谷垣真理子)
暴力と非暴力のアメリカ(矢口祐人)
平和的な抗議活動をする権利の侵害としての法執行官による「暴力」(キハラハント愛)
「人間の安全保障」からみた「暴力」と「難民」
―― 冷戦後の「アジア」と「日本」(佐藤安信)
在日朝鮮人への暴力――その歴史から考える(外村 大)
II 「暴力」の乱反射
「暴力」の乱反射(伊達聖伸)
ミャンマーにおける国家的暴力/革命的暴力の可視化(藏本龍介)
冷戦後東欧地域における紛争と暴力の歴史的背景
――ユーゴスラヴィアとウクライナ(黛 秋津)
中東における抵抗の暴力と宗派間の暴力
――レバノン内戦下のあるマルクス主義思想家を例に(早川英明)
フランス語圏アフリカの女性に対する暴力
――マリの女性性器切除(FGM)の実態と取り組みを中心に(園部裕子)
社会運動と「暴力」の関係――メキシコの抗議行動分析を中心に(和田 毅)
あとがき(伊達聖伸)
I 「暴力」の再領域化
「暴力」の再領域化(藤岡俊博)
テロリズム、黄色いベスト運動、聖職者の性的虐待
――現代フランスの「暴力」の諸相を「権力」関係の歴史から読む(伊達聖伸)
「見える」暴力と「見えない」暴力
――香港の二〇一九年大規模抗議活動を題材に(谷垣真理子)
暴力と非暴力のアメリカ(矢口祐人)
平和的な抗議活動をする権利の侵害としての法執行官による「暴力」(キハラハント愛)
「人間の安全保障」からみた「暴力」と「難民」
―― 冷戦後の「アジア」と「日本」(佐藤安信)
在日朝鮮人への暴力――その歴史から考える(外村 大)
II 「暴力」の乱反射
「暴力」の乱反射(伊達聖伸)
ミャンマーにおける国家的暴力/革命的暴力の可視化(藏本龍介)
冷戦後東欧地域における紛争と暴力の歴史的背景
――ユーゴスラヴィアとウクライナ(黛 秋津)
中東における抵抗の暴力と宗派間の暴力
――レバノン内戦下のあるマルクス主義思想家を例に(早川英明)
フランス語圏アフリカの女性に対する暴力
――マリの女性性器切除(FGM)の実態と取り組みを中心に(園部裕子)
社会運動と「暴力」の関係――メキシコの抗議行動分析を中心に(和田 毅)
あとがき(伊達聖伸)
著者略歴
伊達 聖伸(ダテ キヨノブ date kiyonobu)
東京大学大学院総合文化研究科教授
藤岡 俊博(フジオカ トシヒロ fujioka toshihiro)
東京大学大学院総合文化研究科准教授
タイトルヨミ
カナ:ユーピープラス ボウリョクカラヨミトクゲンダイセカイ
ローマ字:yuupiipurasu bouryokukarayomitokugendaisekai
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