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2022年6月21日発売

東京大学出版会

出版社名ヨミ:トウキョウダイガクシュッパンカイ

教育と国家形成 原書第2版

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内容紹介
グローバル時代の今日においても各国の普通教育・公教育の制度は一定でない。その差異には各国の国民統合、近代の経験の歴史が凝縮している。ヨーロッパ、アメリカ、日本、東アジア諸国の国家形成と教育制度の形成を歴史的に通覧する、教育史、比較教育学、教育政策史の基本文献。
目次
日本語版への序文(アンディ・グリーン) 
監訳者序文(岡田昭人)  

はじめに  

第I部 欧米における教育と国家形成

第1章 西洋諸国における国民教育制度の不均等発展  
 1-1 プロイセン 1780-1840年
 1-2 フランス 1806-1882年
 1-3 アメリカ 1830-1865年
 1-4 イギリス 1839-1902年
 1-5 初等教育の就学率
 1-6 初等教育修了後の就学率  
 1-7 教師  
 1-8 識字率  

第2章 国民教育制度の社会的起源  
 2-1 リベラルの理論  
 2-2 教育と産業革命――社会的統合と技能の提供 
 2-3 都市化、プロレタリア化と家族構成の変化 
 2-4 マーガレット・アーチャー――ウェーバー学派による説明

第3章 教育と国家形成 
 3-1 マルクス・エンゲルスと国家  
 3-2 グラムシの国家とヘゲモニー(覇権)  
 3-3 国家形成と不均一な教育の展開 

第4章 ヨーロッパ大陸の教育と国家統制主義
 4-1 教育とプロイセンの封建主義  
 4-2 プロイセンの国民教育の構造  
 4-3 フランスの教育と絶対主義  
 4-4 国民教育への青写真  
 4-5 教育とフランス革命  
 4-6 ナポレオンと国民教育  
 4-7 ブルボン王朝復古後の教育と国家  
 4-8 教育とブルジョワの支配  

第5章 アメリカの経験――教育、国民性、非中央集権国家
 5-1 植民地時代の教育  
 5-2 教育とアメリカ独立革命  
 5-3 共和政の初期における教育  
 5-4 改革の時代  

第6章 イギリスの教育と自由主義国家  
 6-1 イギリスの特異性  
 6-2 教育と自由主義 1780-1839年  
 6-3 隠された官僚主義 1839-1869年  
 6-4 折衷的なシステム 1870-1902年  

第I部のおわりに 西洋における教育と国家形成  

第II部 東アジアにおける教育と国家形成

第7章 東アジアの国家と発展 
 7-1 国家形成と「後発的発展論」  
 7-2 フリードリヒ・リストと国家経済  
 7-3 新自由主義的発展論の神話  
 7-4 東アジアにおける国家形成と発展  
 7-5 東アジアにおいて急成長が平等を伴った理由  
 7-6 文化的遺産と遺産として残された組織  
 7-7 地政学的要素 
 7-8 経済政策  
 7-9 東アジアの開発国家と国家形成 
 7-10 国家形成における重商主義の再来とナショナリズムの役割 

第8章 東アジアの教育と発展  
 8-1 教育と経済発展  
 8-2 発展への教育による貢献についての相反する諸説  
 8-3 教育と国家形成  
 8-4 東アジアの教育とその社会的目的の共通性  
 8-5 東アジアの技術形成の手法と開発国家の発展  
 8-6 1990年代後期に生じた国際化への挑戦  

第II部のおわりに 東アジアにおける教育と国家形成  

監訳者あとがき(堀尾輝久)
著者略歴
アンディ グリーン(アンディ グリーン andi guriin)
ロンドン大学教授
岡田 昭人(オカダ アキト okada akito)
東京外国語大学大学院国際学研究院教授
堀尾 輝久(ホリオ テルヒサ horio teruhisa)
東京大学名誉教授/中央大学名誉教授
タイトルヨミ
カナ:キョウイクトコッカケイセイ
ローマ字:kyouikutokokkakeisei

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