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2021年7月31日発売

徳間書店

巨鳥の影

文芸書
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内容紹介
温かな視線と伏線のしかけを堪能する巧緻に作られた短編ミステリーの快感!

カバーは、彫刻家・大森暁生氏の作品です。
大森氏は2021年5月15日(土)12:00~の『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ)に工房が紹介されました。気鋭の彫刻家大森暁生氏の鳥の影がミステリーの雰囲気を盛り上げます。

心の不思議にせまる長岡ミステリーの醍醐味!

窮地に陥った時、人は何をするのか?
        

生活のなかで、ふとした心の隙間に忍び込む殺意や悪意が、蟻や、鳥、魚、犬、プラナリアなど、さまざまな生物と絡んで事件が発生する。
のぞきや、泥棒、殺人など、犯罪の背後にあるドラマを描き、謎解きだけではないミステリーの魅放つ放つ。
その根底には温かなまなざしと伏線のしかけがめぐらされている。
心の揺れや、ゆがみが引き起こす犯罪&どんでん返しの妙を堪能する8篇の極上ミステリー。

仕事中の刑事が給油に立ち寄ったGSで、勤務していたのは外国人だった。そのとき、聞き慣れない鳥の鳴き声が…。
ある盗難事件の捜査過程で、GSの外国人従業員が浮かんだ。彼は逮捕されたが、違和感が残る。その後、真犯人が判明したが。(「巨鳥の影」)

語り手は新米刑事・空き巣男を女教師が正当防衛で殺人という通報。
侵入犯は教え子の父親だった。小さなやせた息子に掃き出し口からしのびこませ、鍵をあけて泥棒していたという。父親は、息子をガリガリの状態のままにするため、食べさせず、虐待していた。
自宅に侵入された担任教師は父親をゴルフクラブで殺した。盗犯防止法が適用され、不起訴。その後、孤児となったその子を養子に。(「死んでもい人人なんて」)


隣室のキャバ嬢の部屋にそっと忍び込む。ときどき鍵をかけ忘れると知っている。
内気な学生のペットは蟻だけ。柑橘系の彼女の香りを吸い込む。
そのとき大きな地震が起き、彼女が戻ってきた。そして蟻をペットに借りたいと彼女が訪れ…。(「水無月の蟻」)

目 次

巨鳥の影 5
死んでもいい人なんて 43
水無月の蟻 73
巻き添え 107
鏡面の魚 141
白いコウモリ 169
見えない牙 199
再生の日 225
著者略歴
長岡弘樹(ナガオカヒロキ nagaokahiroki)
1969年山形県生まれ。筑波大卒業後、団体職員を経て、2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞し、05年「陽だまりの偽り」でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。13年「教場」が週刊文春ミステリーベスト10第1位になる。近著に『119』『緋色の残響』『つながりません スクリプター事件File』『幕間のモノローグ』など多数。
タイトルヨミ
カナ:キョチョウノカゲ
ローマ字:kyochounokage

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