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2022年11月28日発売

株式会社音楽之友社

出版社名ヨミ:オンガクノトモシャ

ポイントがひと目でわかる! チェルニー30番

アナリーゼと連弾を生かした指導法
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内容紹介
多くの優秀な生徒を育ててきた著者が、定番の練習曲『チェルニー 30番』について、これまでの経験をもとに指導や演奏に役立つ内容をまとめた。
本書は2つの軸が中心になっている。まず、「アナリーゼの視点」。全30曲について、ポイントをしぼったアナリーゼによって、全体から細部まで読み解く。各曲に設定されているテクニックを理解し、音楽的に表現するためのヒントが満載。それぞれのアナリーゼと結びついた具体的な演奏法も掲載しているので、分析と演奏の両面から『チェルニー 30番』を多角的に捉えることができる。
2つめの軸は「音楽の共有」。先生と生徒で連弾をしながらの指導に最適な『原曲がそのままひける チェルニー 30番 連弾伴奏集』(佐々木邦雄 伴奏作曲)の演奏ポイントや作曲の工夫などを掲載。レッスンで役立つこと間違いなし。
コンパクトで持ち運びやすく、どこからでも読める便利な1冊。
目次
まえがき
『30番』について
本書の活用法
連弾伴奏全体のポイント

第1曲 ハ長調 2分の2拍子
右手を生かす左手のニュアンス/指のコントロール/連弾伴奏のポイント

第2曲 ハ長調 4分の4拍子
右手と左手が4対3のビート/音型で変わる音価のイメージ/連弾伴奏のポイント

第3曲 ハ長調 4分の4拍子
非和声音は軽く弾く/左手のアーティキュレーションで曲の印象が変化/連弾伴奏のポイント

第4曲 ハ長調 4分の4拍子
上声は同音連打メロディ/臨時記号がつくところでクレシェンド/連弾伴奏のポイント

第5曲 ハ長調 4分の2拍子
ほかの楽器を想定するとわかること/アクセントの意味/連弾伴奏のポイント

第6曲 ハ長調 4分の4拍子
伴奏で曲想を演出/メロディの音型と弾き分け/連弾伴奏のポイント

第7曲 ハ長調 4分の4拍子
アクセントと音型から読み取れる起伏/軸音と骨格音に注目/連弾伴奏のポイント

第8曲 ハ長調 4分の2拍子
細かい音のまとまりと軸音/全体のバランスにふさわしい自然なエネルギー/連弾伴奏のポイント

第9曲 ハ長調 4分の2拍子
休符を挟んだ音同士の関係と和音の変わり目/「シ♮」が転調の兆し/連弾伴奏のポイント

第10曲 へ長調 4分の4拍子
半音上がるところは上に向かうベクトル/休符とスラーから読み取れる意図/連弾伴奏のポイント

第11曲 ト長調 8分の6拍子
強弱記号の見極め/曲全体を見渡すとわかる効果的な演奏/連弾伴奏のポイント

第12曲 ト長調 4分の2拍子
同音連打のちがいを生かす/連打音の順番と弾き方/連弾伴奏のポイント

第13曲 変ロ長調 8分の6拍子
ベース音で支えてトレモロを生かす/音型と指のコントロール/連弾伴奏のポイント

第14曲 イ長調 4分の2拍子
音型をよく見てみる/32分音符をまとめて見てみる/連弾伴奏のポイント

第15曲 ホ長調 4分の2拍子
上声にメロディが音楽の基本/曲を大きく捉える/連弾伴奏のポイント

第16曲 ハ長調 4分の2拍子
さまざまな32分音符の弾き方/和音を構成する音それぞれのバランス/連弾伴奏のポイント

第17曲 ト長調 4分の2拍子
装飾音で使われる音の原則/ハーモニーからわかるリズム/連弾伴奏のポイント

第18曲 変ホ長調 4分の4拍子
音型を音列として大きく見る/前景と背景のコントラスト/連弾伴奏のポイント

第19曲 変ロ長調 8分の3拍子
音型から大きな拍子を見つける/順次進行とアルペジオは骨格と音の方向性で/連弾伴奏のポイント

第20曲 へ長調 8分の6拍子
刺繍音の見極め/休符とフレーズの切れ目/連弾伴奏のポイント

第21曲 変ロ長調 4分の4拍子
調性感がなくなる半音階/ていねいに意識したい増2度進行/連弾伴奏のポイント

第22曲 ホ長調 4分の4拍子
トリルはとくに親指に注意/ペダルなしでレガートに聴かせる工夫/連弾伴奏のポイント

第23曲 イ長調 4分の4拍子
3度奏スケールの離鍵/2声のラインが作る音程の幅/連弾伴奏のポイント

第24曲 ニ長調 4分の4拍子
アクセントの位置/調性で全体を把握する/連弾伴奏のポイント

第25曲 ニ長調 4分の4拍子
左手の和音に注目/音量の明確なコントラスト/連弾伴奏のポイント

第26曲 ト短調 4分の2拍子
主調が短調である曲の転調/レガートに聴かせるための工夫/連弾伴奏のポイント

第27曲 変イ長調 4分の4拍子
同じ音価を弾き分ける方法/4分音符単位のまとまり/連弾伴奏のポイント

第28曲 へ長調 8分の6拍子
連打の演出/スラーから読み解くブレスの位置/連弾伴奏のポイント

第29曲 ハ長調 4分の4拍子
両手で弾くラインの滑らかさ/常に感じて欲しいハーモニ感/連弾伴奏のポイント

第30曲 ハ長調 4分の4拍子
和音の想定/ユニゾンでも調性を意識する/連弾伴奏のポイント

あとがき
メイン・テクニック
著者略歴
佐々木 邦雄(ササキクニオ sasakikunio)
東京藝術大学作曲科卒。ヤマハPEN 本部スタッフ、全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員として、様々な音楽講座や公開レッスン等を展開し現在に至る。自宅では「ケー・エス・ミュージック」を主宰し、導入から受験生、指導者を対象に、音楽の基礎「ソルフェージュ能力育成」を軸に幅広いレッスンを展開。内容はピアノ演奏を中心に、楽典から理論・作編曲法・指揮法等多岐にわたり、音大&音高の合格者数は数百人に達している。現在、PTNA「メディア委員会副委員長」他、国内各種ピアノコンクールの審査員も務めている。
タイトルヨミ
カナ:ポイントガヒトメデワカル チェルニーサンジュウバン
ローマ字:pointogahitomedewakaru cheruniisanjuuban

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