近刊検索 デルタ

2021年6月25日発売

株式会社音楽之友社

出版社名ヨミ:オンガクノトモシャ

羽高 フルートのための

フルートのための
現代日本の音楽
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内容紹介
作曲者が敬愛する陶芸家・中里隆の創作風景を音で綴った作品で、同氏に捧げられている。2013年に同氏の個展会場で即興演奏され、2020年に楽譜として定位された。
タイトルの「羽高(うこう)」は唐津市見借の山中に在る同氏の山房「羽高山房」による。山房の名付け親である美術家・建築家の中川一政が、上半身裸で作陶する同氏の姿から「裸=はだか=羽高」と着想した。
作品は、山房が建つ大自然の中で、茶色い土が捏ねられ、窯の焔で焼かれ、美しい焼物として眼前に現れる過程を描写する。中里が愛するBACHを音名として随所に織り込み、作曲者が「茶色の音」のイメージを抱く変ロ音で終わる。
フルートの特殊奏法をふんだんに用いるが、それらは決して楽器や奏者に無理を強いるものではなく、作品の中でごく自然に表現の可能性をのびやかに引き出すもの。フルート界の新たなレパートリーとして、奏者にも聴衆にも広く受け容れられ得る一作。
目次
[曲目]
有田正広 羽高 フルートのための(2013/2020)
著者略歴
有田 正広(アリタ マサヒロ arita masahiro)
75年ブルージュ国際古楽コンクール第1位。これまでにブリュッヘン、クイケン兄弟、ピノック、ポジャーら内外の名手と共演、日本を代表するフルーティストとして活躍するほか、研究者としても国際的な評価を得ている。クラシカル・プレイヤーズ東京を中心に指揮者としても活躍。アルヒーフ、DENONアリアーレよりCDリリース多数。第21回サントリー音楽賞受賞。現在、桐朋学園大学特任教授。
タイトルヨミ
カナ:ウコウ
ローマ字:ukou

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