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2019年11月9日発売

共立出版

C-H結合活性化反応

化学の要点シリーズ
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内容紹介
有機化合物にありふれた炭素-水素(C-H)結合の切断を利用する有機合成反応の研究が隆盛を極め,「C-H結合活性化反応」という一大研究領域となっている。合成化学者は,温和な条件下,低コストでベンゼンとメタンを直接反応させトルエンを合成するような反応や,さまざまな官能基をもつ複雑分子の狙ったC-H結合のみを効率よく選択的に官能基化する反応の実現を夢見て日夜研究に取り組んでいる。
 本書では,主に均一系金属触媒を用いるC-H結合活性化反応に関連する研究を取り上げ,この分野の研究動向を解説する。いくつかの重要な先駆的研究と最先端研究を反応機構や反応形式ごとに簡潔にまとめている。また,今後さらなる発展が期待される全合成,メディシナルケミストリー,材料科学への応用研究や,不均一系触媒,光触媒,電気化学,生体触媒を用いる研究を第一線で活躍する研究者のコラムとともに紹介する。現在までに報告されているC-H結合活性化反応に関する文献はあまりにも膨大で包括的な議論は困難であるが,本書で紹介するC-H結合活性化反応の現状が,有機合成化学の転換期ともいえるこの時代に生きる読者の興味をかきたてることを願う。

【本書の読者対象】
学部生,大学院生,有機合成化学・有機金属化学・触媒化学に興味がある方
目次
略語表

第1章 C-H結合活性化反応の概要
1.1 C-H結合活性化反応とは
1.2 C-H結合活性化反応の歴史

第2章 C-H結合活性化の反応機構
2.1 酸化的付加
2.2 σ結合メタセシス
2.3 芳香族求電子置換
2.4 協奏的メタル化脱プロトン化
2.5 その他

第3章 配向基を利用するC-H結合活性化反応
3.1 C-C結合形成反応
3.1.1 オルト位C(sp2)-H結合活性化反応
3.1.2 オルト位以外のC(sp2)-H結合活性化反応
3.1.3 C(sp3)-H結合活性化反応
3.2 C-X結合形成反応

第4章 配向基を利用しないC-H結合活性化反応
4.1 C-C結合形成反応
4.1.1 C(sp2)-H結合活性化反応
4.1.2 C(sp3)-H結合活性化反応
4.2 C-X結合形成反応

第5章 多様なC-H結合活性化反応
5.1 脱水素型クロスカップリング反応
5.2 金属カルベンを利用するC-H結合活性化反応
5.3 エナンチオ選択的C-H結合活性化反応
5.4 不均一系触媒を用いるC-H結合活性化反応
5.5 光触媒を用いるC-H結合活性化反応
5.6 電気化学を利用するC-H結合活性化反応
5.7 生体触媒を用いるC-H結合活性化反応

第6章 C-H結合活性化反応の応用
6.1 全合成への応用
6.2 医薬品合成への応用
6.3 機能性材料合成への応用
6.4 高分子合成への応用

参考文献
おわりに
索引

コラム目次
1.隣の庭のタネを拾い,大きく花開かせる
2.人とは違うことをやるには
3.協働触媒による反応加速とサイト選択性制御の両立
4.金属酵素のように水素結合を使おう!
5.パラジウム触媒は炭素-ハロゲン結合を創る?切る?
6.偽の餌で酵素を飼い慣らす!
7.逃げない全合成―直接カップリング縛り―
著者略歴
日本化学会(ニホンカガクカイ nihonkagakukai)
イリエシュ ラウレアン(イリエシュ ラウレアン irieshu raurean)
浅子 壮美(アサコ ソウビ asako soubi)
吉田 拓未(ヨシダ タクミ yoshida takumi)
タイトルヨミ
カナ:シーエイチケツゴウカッセイカハンノウ
ローマ字:shiieichiketsugoukasseikahannou

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日本認知科学会/編集 阿部慶賀/著
田中耕一郎/著・編集 奈良和彦/著・編集 千葉浩輝/著・編集
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