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2018年8月24日発売

勁草書房

錬金術の秘密

再現実験と歴史学から解きあかされる「高貴なる技」
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内容紹介
錬金術はどういう歴史をたどってきたのか? 実験室では何が行われていたのか? 理論と実践の両面から解きあかす錬金術の本当の姿。
目次
bibliotheca hermetica 叢書の発刊によせて

プロローグ──錬金術とはなにか

第一章 起源──ギリシア・エジプトの「ケメイア」
 1 はじめに
 2 技術的な文献──パピルスと偽デモクリトス
 3 錬金術の誕生
 4 パノポリスのゾシモス
 5 末期アレクサンドリアとビザンツ世界

第二章 成長──アラビアの「アル・キミア」
 1 はじめに
 2 ギリシアからアラビアへの知識の伝搬
 3 ヘルメスとエメラルド板
 4 ジャービルとジャービル文書
 5 金属の「水銀・硫黄」の理論
 6 ジャービルの金属変成剤──アリストテレス、ガレノス、ピュタゴラス
 7 錬金術の秘匿性と秘伝伝授
 8 『賢者たちの討論会』とアル・ラージーの『秘密の書』
 9 イブン・シーナーと金属変成の批判

第三章 成熟──中世ヨーロッパの「アルケミア」
 1 はじめに
 2 ヨーロッパにおける処方集
 3 ヨーロッパにおける錬金術の興隆と「ゲベル」
 4 論争を巻きおこす錬金術
 5 中世ヨーロッパの錬金術における秘密主義と神学
 6 錬金術と医学
 7 偽ルルスと幻の十字軍
 8 さらなる新しい展開─精華集とエンブレム的な図像

第四章 再定義、再生、そして再解釈──一八世紀から現代まで
 1 はじめに
 2 クリソペアの消失
 3 錬金術と啓蒙主義
 4 一九世紀における錬金術
 5 自己変容の錬金術─アトウッド、ヒッチコック、ヴィクトリア朝のオカルト主義
 6 幻覚と投影──心理生物学的な見解
 7 一六・一七世紀への帰還

第五章 黄金期──初期近代における「キミア」の実践
 1 はじめに
 2 基礎─金属とその変成
 3 金属変成──「個別剤」と奇妙な金属
 4 賢者の石を調整する──教えをうける
 5 賢者の石を調整する──原料の選択
 6 賢者の石を調整する──女性の仕事と子供の遊び
 7 賢者の石の作用を説明する
 8 キミア的な医学、パラケルスス、そしてパラケルスス主義
 9 その他の野心的なキミアの計画

第六章 秘密のヴェールを?ぐ
 1 はじめに
 2 不可能な実験結果なのか──ケミアトリアの場合
 3 隠された知識を解読する──クリソペアの場合
 4 クリソペアの主張の源泉
 5 自身の金を育てる──スターキーと賢者の木
 6 賢者の石が存在する証拠

第七章 キミアの広大な世界
 1 はじめに
 2 知的文化におけるキミアの曖昧な地位
 3 文学と芸術におけるキミア
 4 演劇におけるキミア
 5 詩におけるキミア
 6 「偽キミスト」の肖像
 7 キミアと宗教
 8 「神の賜物」としてのキミア

エピローグ
謝辞
高貴なる技、錬金術、あるいはキミアの探究──解題にかえて(ヒロ・ヒライ)
口絵・図版一覧
文献一覧
索引
著者略歴
ローレンス・M・プリンチーペ(ローレンス プリンチーペ)
ローレンス・M・プリンチーペ(ジョンズ・ホプキンス大学教授)
ヒロ・ヒライ(ヒロ ヒライ)
ヒロ・ヒライルネサンス思想史。Early Science and Medicine 学術顧問。1999年より学術ウェブ・サイト bibliotheca hermetica(略称BH)を主宰。同年にフランスのリール第三大学にて博士号(哲学・科学史)取得。欧米各国の研究機関における研究員を歴任。現在、オランダ・ナイメーヘン大学研究員。著作に Le concept de semence dans les théories de la matière à la Renaissance (Brepols, 2005); Medical Humanism and Natural Philosophy (Brill, 2011). 編著に『知のミクロコスモス:中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』(中央公論新社、2014年)。2012年に第九回日本学術振興会賞受賞。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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