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2021年11月1日発売

勁草書房

防衛外交とは何か

平時における軍事力の役割
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内容紹介
軍事力は戦争のためだけにあるのではない。いま日本に必要な「防衛外交」を一流の専門家が総合的に論じる、安全保障の必読本!

冷戦後、軍事アセットを使って相手国との関係強化や地域の安定化を図る「防衛外交」が行われるようになってきた。アジアでも中国の軍事外交が活発化し、それに対抗する防衛外交が各国で急ピッチで進んでいる。日本の安全保障を考える上で避けて通れないこの新しい潮流を、新進の研究者や防衛省・自衛隊の元幹部が正面から論じる。
目次
序章 防衛外交がなぜ日本に必要か[西田一平太・渡部恒雄]
 1 はじめに
 2 本書の特徴
 3 本書の構成
 4 おわりに

第Ⅰ部 防衛外交の論理

第1章 「防衛外交」とは何か──平時における軍事力の役割[西田一平太・渡部恒雄]
 はじめに
 1 防衛外交の歴史的経緯
 2 防衛外交の定義・概要
 3 防衛外交の留意点
 4 本書の問題意識──今後日本がすべきこと

第2章 防衛外交の潮流と課題[鶴岡路人]
 はじめに
 1 防衛外交を理解する鍵
 2 防衛外交における価値・民主主義
 3 軍・軍連携の新段階へ
 4 メッセージとしての軍隊──抑止と安心供与
 おわりに

第3章 戦略的コミュニケーションと防衛外交[青井千由紀]
 はじめに
 1 戦略的コミュニケーションの定義と概念
 2 戦略的コミュニケーションの死角
 3 戦略的コミュニケーションと防衛外交
 4 戦略的コミュニケーションと防衛外交──日本の防衛大綱を例に
 おわりに

第Ⅱ部 日本の防衛外交

第4章 防衛省・自衛隊が行う防衛外交[武居智久・德地秀士・松村五郎・荒木淳一]
 はじめに
 1 防衛省の行う防衛外交──政策的枠組みの発展と今後の課題
 2 陸上自衛隊の防衛外交──遅咲きながら着実に
 3 海上自衛隊の防衛外交──防衛外交の先駆け
 4 航空自衛隊の防衛外交──航空輸送を中核とした段階的発展と可能性
 おわりに

第5章 活性化する日本の防衛外交──インド太平洋への広がりとツールの多様化[佐竹知彦・庄司智孝・伊藤弘太郎・西田一平太]
 はじめに 
 1 日本の豪州への防衛外交──「交流」から「協力」へ
 2 日本の対ベトナム防衛外交──戦略的利益の一致と潜在的不一致
 3 韓国に対する日本の防衛外交──歴史的経緯と限界
 4 「国際平和協力」における日本の防衛外交
 5 防衛外交における民間シンクタンクの役割
 おわりに

第Ⅲ部 先進各国の取り組み

第6章 イギリスの防衛外交・防衛関与──新たな古典的役割の模索[鶴岡路人]
 はじめに
 1 英国にとっての防衛外交・関与──概念と政策上の位置づけの変遷
 2 防衛外交・関与の歴史的基礎
 3 防衛外交の事例と課題
 4 日本への示唆
 おわりに

第7章 フランスの防衛・安全保障協力──世界大の軍事ネットワークを土台とした危機管理[合六強]
 はじめに
 1 フランスにおける「防衛外交」の定義
 2 フランスの防衛・安全保障協力の概要
 3 アフリカにおける防衛・安全保障協力
 4 インド太平洋地域におけるフランスの防衛・安全保障協力
 5 おわりに

第8章 オーストラリアの地域防衛関与──南太平洋と東南アジアにおける「足跡」[佐竹知彦]
 はじめに
 1 概  観
 2 南太平洋と東南アジア地域への防衛関与
 おわりに

第9章 アメリカの対外防衛・安全保障協力の歴史と現状[渡部恒雄]
 1 はじめに
 2 米国の対外防衛協力の歴史
 3 米国の対外防衛協力の現状と概観
 4 米国の対外防衛協力の新しい潮流としての国防組織構築
 5 おわりに

第10章 中国の「軍事外交」[山口信治]
 はじめに
 1 中国の「軍事外交」概念
 2 中国の大国化と習近平時代の軍事外交
 3 相互訪問・協議
 4 共同訓練・演習
 5 国連平和維持活動
 6 海外基地
 7 武器輸出・援助
 おわりに

第11章 韓国の「国防外交」──「国家生存」の手段から「多様な国益実現」のための実利主義へ[伊藤弘太郎]
 はじめに
 1 韓国における防衛外交の概念と実際
 2 韓国国防外交の歴史的展開
 3 韓国の国防外交の発展
 おわりに

終章 日本の防衛外交の現状と将来に向けての提言[西田一平太・渡部恒雄]
 1 日本に体系的な防衛外交が必要な理由
 2 日本の防衛協力の実績と制約要因
 3 日本の開発援助の実績は今後の防衛外交への大きな資産
 4 日本の防衛外交への提言──まとめに代えて

おわりに[西田一平太・渡部恒雄]

著者紹介
著者略歴
渡部 恒雄(ワタナベ ツネオ watanabe tsuneo)
渡部 恒雄(わたなべ つねお)ニュースクール大学政治学修士課程修了。米戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員,三井物産戦略研究所主任研究員,東京財団政策研究ディレクター兼上席研究員を経て,現在:笹川平和財団上席研究員。専門は外交安全保障政策,米国の政治外交,日米中関係。主著:『2021年以後の世界秩序──国際情勢を読む20のアングル』(新潮新書,2020年),『二〇二五年米中逆転──歴史が教える米中関係の真実』(PHP研究所,2011年)など。
西田 一平太(ニシダ イッペイタ nishida ippeita)
西田 一平太(にしだ いっぺいた)ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)開発学修士課程修了。国境なき医師団アドミニストレータ,内閣府国際平和協力本部事務局研究員,東京財団研究員を経て,現在:笹川平和財団主任研究員。専門は対外援助および安全保障協力政策,国際平和活動。主著:Institutionalising the Quad: Can it Seize the Momentum for the Future(Sasakawa Peace Foundation - National University of Singapore,2021,共著),『ODA大綱改定への安全保障の視座からの提言──「積極的平和主義」実現に向けた包括的な平和構築指針が必要だ』(東京財団,2014年,共著)など。
タイトルヨミ
カナ:ボウエイガイコウトハナニカ
ローマ字:boueigaikoutohananika

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勁草書房の既刊から
B.F.スキナー/著 スキナー著作刊行会/編集
ジゼル・アリミ/著 アニック・コジャン/著 井上たか子/翻訳
マイケル・スロート/著 早川正祐/翻訳 松田一郎/翻訳
もうすぐ発売(1週間以内)
東洋経済新報社:城田真琴 
第三書館:高島利行 
集英社:堂場瞬一 
現代書館:インティ・シャベス・ペレス みっつん 

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