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2021年12月24日発売

勁草書房

出版社名ヨミ:ケイソウショボウ

帝国とヨーロッパのあいだで

イギリス外交の変容と英仏協商 1900-1905年
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内容紹介
「光栄ある孤立」はもう持たない──イギリス外交の転換点となり、二度の世界大戦の遠因ともなった知られざる交渉に光を当てる。

1904年、イギリスは長年対立してきたフランスと英仏協商を締結した。本書は、この協定締結に焦点を当て、20世紀初頭のイギリス外交を帝国防衛と欧州勢力均衡との連関という視点から検討するものである。イギリスが「光栄ある孤立」から脱却し、欧州国際政治が硬直化していくさまを、ランズダウンの外交交渉を軸に活写する。
目次
序章 二〇世紀初頭における国際政治の転換

第1章 「光栄ある孤立」の動揺と終焉、一九〇〇―一九〇二年
 1 世紀転換期の大英帝国
 2 外交政策の転換
 おわりに――「光栄ある孤立」の先へ

第2章 新時代の到来と英仏接近の萌芽、一九〇二―一九〇三年
 1 帝国の新時代
 2 英仏接近の萌芽
 おわりに――新時代の到来と英仏協商への助走

第3章 英仏協商の締結とモロッコ、一九〇三―一九〇四年
 1 モロッコ問題の浮上
 2 英仏協商とモロッコ
 3 英仏協商の締結とその影響
 おわりに――領土的補償をめぐる危機と極東情勢の影響

第4章 日露戦争による制約と大国間関係の再編、一九〇四―一九〇五年
 1 英仏協商交渉と日露戦争の勃発
 2 日露戦争初期における難題
 3 バルチック艦隊の航海をめぐる危機
 4 日露戦争の終結と三国協商の展望
 おわりに――極東での戦争、ヨーロッパへの余波

第5章 第一次モロッコ事件と英仏協商の深化、一九〇五年
 1 タンジール事件とデルカッセの失脚
 2 国際会議への道と英仏間の紐帯の確認
 おわりに――危機から深化の機会へ

終章 英仏協商の意義――イギリス外交の新たな伝統として

あとがき
参考文献一覧
人名索引
事項索引
著者略歴
谷 一巳(タニ カズシ tani kazushi)
谷 一巳(たに かずし) 1989年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了、博士(法学)を取得。慶應義塾大学大学院法学研究科助教、中曽根康弘世界平和研究所研究助手などを経て、現在: 日本国際問題研究所研究員、専門は国際関係論、イギリス外交史。主著:「 イギリス外交と英仏協商交渉、1903-1904年――モロッコに関する秩序の構築」『法学政治学論究』第103号(2014年)、「日露戦争をめぐるイギリス外交、1904-1905年――ヨーロッパ大国間関係の再編」『法学政治学論究』第115号(2017年)など。
タイトルヨミ
カナ:テイコクトヨーロッパノアイダデ
ローマ字:teikokutoyooroppanoaidade

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フォト・パブリッシング:寺本光照 
ふらんす堂:種谷良二 
NHK出版:オカズデザイン NHK出版 

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