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2018年8月25日発売

勁草書房

メディアがつくる現実、メディアをめぐる現実

ジャーナリズムと社会問題の構築
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内容紹介
社会問題の構築主義を取り込んだ理論的枠組で「報道と社会問題」の関係を読み解き、ジャーナリズム研究の新しい視座を示す。
目次
はじめに ジャーナリズムを論じるということ

第Ⅰ部 社会問題とジャーナリズムを分析する視点

第1章 社会問題研究と構築主義的アプローチ
 1 社会問題への「社会学的」アプローチ
 2 社会問題研究における構築主義的アプローチと日本におけるその受容
 3 社会問題の構築主義の社会学的位置づけ
 4 「社会問題の社会学」のための構築主義

第2章 構築主義的社会問題研究とマス・メディア研究――モラル・パニック論を超える試み
 1 社会問題の社会学とマス・メディア研究の接合
 2 マス・メディア研究におけるラベリング論:モラル・パニック論
 3 モラル・パニック論の限界
 4 現実の社会的構築・構成とジャーナリズム

第3章 構築・構成される「ジャーナリズム」
 1 構築主義的アプローチの応用にまつわる問題
 2 社会的世界における意味の構築・構成
 3 マス・コミュニケーション研究における構築主義的アプローチの展開
 4 コミュニケーションの中から構築・構成される「ジャーナリズム」
 5 社会問題の構築・構成過程における二つの現実

第Ⅱ部 社会問題とジャーナリズムの構築・構成

第4章 公害・環境問題の社会問題化とジャーナリズム――水俣病事件報道
 1 社会問題としての公害・環境問題
 2 公害・環境問題の社会問題化
 3 水俣病事件に関するマス・メディア報道の展開
 4 公害・環境問題の社会問題化とマス・メディア報道規範の再構築
 5 社会問題をとらえる視角の拡大:「第三水俣病事件」をめぐる報道

第5章 不確実性下におけるジャーナリズム――ダイオキシン問題報道
 1 「不確実な環境汚染問題」としてのダイオキシン問題
 2 ダイオキシン問題報道の展開
 3 ダイオキシン問題報道の転換:ダイオキシン問題報道のもう一つの側面
 4 ダイオキシン問題報道に関する現実の構築・構成
 5 ダイオキシン問題に関する二重の現実の構築・構成、および排除

第6章 論評主体から論評対象になるジャーナリズム――マス・メディアの社会問題化
 1 クレイム申し立ての「対象」としてのマス・メディア
 2 カウンター・クレイム(対抗クレイム)と対抗レトリック
 3 事例分析:小泉元首相の靖国神社参拝問題におけるクレイムと対抗クレイム
 4 社会問題化されるマス・メディア報道
 5 補足事例①:インターネット上で展開する『朝日新聞』批判(世論調査報道を例に)
 6 補足事例②:「分断」するジャーナリズム批判 朝日新聞「吉田調書問題」

第7章 何が「ジャーナリズム」とみなされるのか?――「信頼されるメディア」という現実の構築・構成
 1 はじめに:「ジャーナリズム」の多様な境界線
 2 コミュニケーションに関する「現実」の構築・構成
 3 「信頼されるコミュニケーション」としての「ジャーナリズム」
 4 現代社会における「ジャーナリズム」と信頼

終章 現代社会におけるジャーナリズム、ジャーナリズム論
 1 「ジャーナリズム」の構築・構成過程の変容
 2 マス・コミュニケーション過程をめぐる現実の構築・構成
 3 能動性を持った「大衆(マス)」とマス・メディア、ジャーナリズム
 4 「支配的な大衆」は依然として存在しているのか?
 5 現代のインターネット社会においてジャーナリズム論は成立するのか?


引用・参考文献
おわりに
初出一覧
索引
著者略歴
山口 仁(ヤマグチ ヒトシ)
山口仁(帝京大学准教授)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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