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定価:4,950円(4,500円+税)
判型:A5
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内容紹介
アートをベースにするとはいかなることか。最新の研究動向をとらえ、美術研究者・芸術家がアートベース・リサーチを多角的に分析。アートベース・リサーチ(ABR)をめぐる状況は、ここ数年で大きく展開している。ABRは従来の人文社会科学の研究にアートを入れることで、言語的な記述や客観的な分析だけでは捉えきれない、人間の感情や身体的感覚に迫っていく。また、アート活動そのものが研究でもある。アートベース・リサーチの現在地がわかる一冊。
目次
はしがき
第Ⅰ部 ABRの理論的展開
第一章 ABRの背景と現状[小松佳代子]
第1節 ABRの由来
第2節 ABRの特徴
第3節 ABRの課題
第二章 アート研究としてのABR[小松佳代子]
第1節 ABRとアート表現
第2節 ABRを標榜する三つの展覧会
第3節 ABR実践における「芸術的知性」
第三章 ABRの社会的可能性[小松佳代子]
第1節 ビースタのアート/教育論
第2節 アートの社会性
第3節 アートと市民性教育
第Ⅱ部 ABRの実践─制作者の思考と探究
第四章 絵画制作というトートロジー──小川洋子『ことり』から制作の思考をたどる[さかいともみ]
はじめに
第1節 『ことり』と重なる制作の姿
第2節 作品制作とその受容
第3節 自分の作品の作者であるために
おわりに
第五章 星屑に星座を与える──ファウンド・フォト作品の制作実践[飯塚 純]
はじめに
第1節 星の光
第2節 アーカイヴ
第3節 エフェメラ
第4節 アルバム
第5節 星座
おわりに
第六章 西郷隆盛像を作れなかった塑造家・藤田文蔵──近代日本彫刻の裏面史を紡ぐ[竹本悠大郎]
はじめに
第1節 藤田文蔵が忘れられたわけ
第2節 西洋画塾・彰技堂の美術教育
第3節 工部美術学校時代
第4節 幻の西郷隆盛像
第5節 女子美術学校を建てた東京美術学校教授
第6節 肖像彫刻の芸術根拠
おわりに
第七章 文字によるアートの旅──タイポグラフィとの距離から[長島さと子]
はじめに
第1節 絵具から色の名前へ
第2節 コンセプチュアル・アート(Conceptual art)における言語の優位性
第3節 アーティスト・ブックとタイポグラフィ
第4節 文字による絵画へ
おわりに
第Ⅲ部 芸術的知性による教育の可能性
第八章 R・アルンハイムから紐解く「目で考える」ということ[石黒芙美代]
はじめに
第1節 アルンハイムの理論を読み解く
第2節 学生の作品から視覚的思考について具体的な理解を試みる
第3節 ABRに対する私見
おわりに
第九章 美術と美術教育の分断を越えるために──ポーランドの美術教育を手がかりに[南雲まき]
はじめに
第1節 美術と美術教育をめぐる経験から
第2節 ポーランドの歴史と表現の関わり
第3節 ポーランドにおける美術教育
第4節 ポーランドの美術教育における絵画分野
おわりに
第一〇章 〈驚くべき出来事〉に見るパラダイム転換と芸術的知性──アーティストワークショップのエピソードから[竹丸草子]
はじめに
第1節 「接面」において間主観的に分かる
第2節 福祉現場でのエピソード
第3節 学校でのエピソード
第4節 「銀行型教育」に覆われた価値観のなかで
第5節 インタビューから見えた学校でのアーティストの役割
第6節 人々の表現を引き出すアーティストの専門性
おわりに
あとがきに代えて
謝 辞
事項索引
人名索引
第Ⅰ部 ABRの理論的展開
第一章 ABRの背景と現状[小松佳代子]
第1節 ABRの由来
第2節 ABRの特徴
第3節 ABRの課題
第二章 アート研究としてのABR[小松佳代子]
第1節 ABRとアート表現
第2節 ABRを標榜する三つの展覧会
第3節 ABR実践における「芸術的知性」
第三章 ABRの社会的可能性[小松佳代子]
第1節 ビースタのアート/教育論
第2節 アートの社会性
第3節 アートと市民性教育
第Ⅱ部 ABRの実践─制作者の思考と探究
第四章 絵画制作というトートロジー──小川洋子『ことり』から制作の思考をたどる[さかいともみ]
はじめに
第1節 『ことり』と重なる制作の姿
第2節 作品制作とその受容
第3節 自分の作品の作者であるために
おわりに
第五章 星屑に星座を与える──ファウンド・フォト作品の制作実践[飯塚 純]
はじめに
第1節 星の光
第2節 アーカイヴ
第3節 エフェメラ
第4節 アルバム
第5節 星座
おわりに
第六章 西郷隆盛像を作れなかった塑造家・藤田文蔵──近代日本彫刻の裏面史を紡ぐ[竹本悠大郎]
はじめに
第1節 藤田文蔵が忘れられたわけ
第2節 西洋画塾・彰技堂の美術教育
第3節 工部美術学校時代
第4節 幻の西郷隆盛像
第5節 女子美術学校を建てた東京美術学校教授
第6節 肖像彫刻の芸術根拠
おわりに
第七章 文字によるアートの旅──タイポグラフィとの距離から[長島さと子]
はじめに
第1節 絵具から色の名前へ
第2節 コンセプチュアル・アート(Conceptual art)における言語の優位性
第3節 アーティスト・ブックとタイポグラフィ
第4節 文字による絵画へ
おわりに
第Ⅲ部 芸術的知性による教育の可能性
第八章 R・アルンハイムから紐解く「目で考える」ということ[石黒芙美代]
はじめに
第1節 アルンハイムの理論を読み解く
第2節 学生の作品から視覚的思考について具体的な理解を試みる
第3節 ABRに対する私見
おわりに
第九章 美術と美術教育の分断を越えるために──ポーランドの美術教育を手がかりに[南雲まき]
はじめに
第1節 美術と美術教育をめぐる経験から
第2節 ポーランドの歴史と表現の関わり
第3節 ポーランドにおける美術教育
第4節 ポーランドの美術教育における絵画分野
おわりに
第一〇章 〈驚くべき出来事〉に見るパラダイム転換と芸術的知性──アーティストワークショップのエピソードから[竹丸草子]
はじめに
第1節 「接面」において間主観的に分かる
第2節 福祉現場でのエピソード
第3節 学校でのエピソード
第4節 「銀行型教育」に覆われた価値観のなかで
第5節 インタビューから見えた学校でのアーティストの役割
第6節 人々の表現を引き出すアーティストの専門性
おわりに
あとがきに代えて
謝 辞
事項索引
人名索引
著者略歴
小松 佳代子(コマツ カヨコ komatsu kayoko)
タイトルヨミ
カナ:アートベースリサーチノカノウセイ : セイサクケンキュウキョウイクヲツナグ
ローマ字:aatobeesurisaachinokanousei : seisakukenkyuukyouikuotsunagu
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