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2021年6月29日発売

人文書院

出版社名ヨミ:ジンブンショイン

ボードリヤールとモノへの情熱

現代思想の写真論
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内容紹介
哲学者×写真家 哲学と文化の高度に特異的で挑発的な分析を展開したユニークな思想家ボードリヤールの新しい像。ボードリヤール撮影による写真8葉収録。訳者による詳細な解説を付す。



日本でのボードリヤール受容は今なお「ポストモダンの思想家」のレベルにとどまっている感があるが、本書はそうした既視感を越えて「哲学者=写真家」としてのボードリヤールに接近するための最新の入門書だといってよいだろう。---訳者解説より
目次
口絵 ボードリヤール・アーカイヴ(Ⅰ~Ⅷ)
序章
Ⅰ ボードリヤールとモノへの情熱
 1 記号としてのモノ
 2 シミュラークルとしてのモノ
 3 犯罪の対象としてのモノ
 4 陰謀の対象としてのモノ
 5 情熱の対象としてのモノ

Ⅱ 現代思想の写真論(ボードリヤール講演録 1999年4月7日)
 1 ジャン・ボードリヤール講演「モノが私たちのことを考えている」
 2 ボードリヤールと聴衆との討論

終章 モノの運命

主要参考文献
解説--訳者後記にかえて(塚原史)
著者略歴
アンヌ・ソヴァージョ(アンヌソヴァージョ annusovaajo)
アンヌ・ソヴァージョ トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学名誉教授。社会学専攻。バーチャルリアリティでの社会的文化的インパクト、デジタルメディアでの社会的機能やその影響の研究などで著名。著書にL'epreuve des sens(PUF 2003)など多数。VR研究でフランス政府調査団に参加し来日(1998)。ボードリヤールと交流があり、現在もマリーヌ夫人と親しい。
ジャン・ボードリヤール(ジャンボードリヤール janboodoriyaaru)
塚原 史(ツカハラフミ tsukaharafumi)
塚原 史(つかはら・ふみ) 早稲田大学名誉教授。専攻はフランス現代思想、ダダ・シュルレアリスム研究。著著に『ダダイズム—世界をつなぐ芸術運動』(岩波現代全書、2018)、『ボードリヤールという生き方』(NTT出版、2005)、『記号と反抗---20世紀文化論のために』(人文書院、1998)、訳書に、ヴュヤール『その日の予定』(岩波書店、2020)、エリボン『ランスへの帰郷』(みすず書房、2020)、ベンヤミン『パサージュ論』(岩波現代文庫、2020、共訳)、ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(紀伊國屋書店、1979/2015、共訳)、ほか多数。来日講演などを通じてボードリヤールと長年の交流があった。
タイトルヨミ
カナ:ボードリヤールトモノヘノジョウネツ
ローマ字:boodoriyaarutomonohenojounetsu

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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