近刊検索 デルタ

2022年3月24日発売

人文書院

出版社名ヨミ:ジンブンショイン

メタレプシス 文彩からフィクションへ

文彩からフィクションへ
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内容紹介
物語論からフィクション論へ
――フィクションとは「文彩の拡大された様態」である
ホメロスからコルネイユ、ボルヘス、ウッディ・アレンまで

緩やかにつながる断章形式を用い、ユーモアを交えた語り口で読ませる……本書は、小著ではあるものの、「メタレプシス」という概念をめぐる考察を通じて、ジュネットの詩学と美学のさまざまな側面に触れることができる著作でもある。ジュネット自身によるジュネット入門と言ってもいいかもしれない。(「訳者解説」より)
目次
メタレプシス


訳注
訳者解説
著者略歴
ジェラール・ジュネット(ジェラールジュネット jeraarujunetto)
○著者 ジェラール・ジュネット Gérard Genette/1930 年にパリに生まれる。高等師範学校を卒業したのち、高等研究実習院(後に社会科学高等研究院)ならびにニューヨーク大学で長く教鞭を執る。1970 年にツヴェタン・トドロフらと創刊した詩学専門誌『ポエティック』の編集委員を務めつつ多数の著作を発表し、構造主義以降のフランスを代表する文芸批評家、文学理論家として活躍した。特に「物語のディスクール」(『フィギュール』)で提示した物語論は、その後の文学研究に大きな影響を与える。1990 年代以降は分析美学の影響下に研究対象を文学から芸術全般にひろげ、美学に関する著作を発表。晩年には独自の形式をもつ自伝的書物を著した。2018 年死去。代表作に『フィギュール』(全5 巻、1966〜2002 年)、『ミモロジック』(1976 年)、『パランプセスト』(1982 年)、『芸術作品』(2010 年)、『バルダドラック』(2006 年)などがある。
久保 昭博(クボアキヒロ kuboakihiro)
○訳者 久保昭博(くぼ・あきひろ) 1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科満期退学。パリ第三大学博士課程修了。現在、関西学院大学教授。文学博士。専門はフランス文学、文学理論。著書に『表象の傷』(人文書院、2011)、訳書に、ミシェル・ヴィノック『知識人の時代』(共訳、紀伊國屋書店、2007)、ジャン・ボードリヤール『悪の知性』(共訳、NTT出版、2008)、ジャン=マリー・シェフェール『なぜフィクションか?』(慶應義塾大学出版会、2019)など。
タイトルヨミ
カナ:メタレプシス
ローマ字:metarepushisu

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