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定価:2,860円(2,600円+税)
判型:四六
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内容紹介
何が作品を芸術にするのか?
ポップアート以降の芸術論を牽引し、現代美学に多大な影響を与えた著者の遺作。1984年の重要論文「アートの終焉」を特別収録。アートを理解するためのコンパクトな歴史と理論が詰まった一冊。
「包括的な特徴など何も存在しないがゆえ、アートの定義は不可能であると、指導的な美学者たちは基本的に定めてきた。そこにおいてアートとは、せいぜいのところ一つの開かれた概念にとどまる。しかし、私見によれば、アートは一つの閉じられた概念である必要がある。ある形式(フォーム)のアートがなぜ普遍的であるのかを説明するような、何らかの包括的な特質が存在しなければならない。」(本書より)
ポップアート以降の芸術論を牽引し、現代美学に多大な影響を与えた著者の遺作。1984年の重要論文「アートの終焉」を特別収録。アートを理解するためのコンパクトな歴史と理論が詰まった一冊。
「包括的な特徴など何も存在しないがゆえ、アートの定義は不可能であると、指導的な美学者たちは基本的に定めてきた。そこにおいてアートとは、せいぜいのところ一つの開かれた概念にとどまる。しかし、私見によれば、アートは一つの閉じられた概念である必要がある。ある形式(フォーム)のアートがなぜ普遍的であるのかを説明するような、何らかの包括的な特質が存在しなければならない。」(本書より)
目次
緒言
第1章 目覚めながらの夢
第2章 修復と意味
第3章 哲学とアートにおける身体
第4章 抗争の終焉――絵画と写真の間のパラゴーネ
第5章 カントとアート作品
第6章 美学の未来
附論 アートの終焉(一九八四年)
訳者あとがき
人名索引
第1章 目覚めながらの夢
第2章 修復と意味
第3章 哲学とアートにおける身体
第4章 抗争の終焉――絵画と写真の間のパラゴーネ
第5章 カントとアート作品
第6章 美学の未来
附論 アートの終焉(一九八四年)
訳者あとがき
人名索引
著者略歴
アーサー・C・ダントー(アーサーコールマンダントー aasaakoorumandantoo)
アーサー・C・ダントー Arthur Coleman Danto/1924‐2013年。哲学者、美術批評家。コロンビア大学名誉教授。邦訳に、『言語と哲学の世界』(薗田勲訳、社会思想社、1980年)、『物語としての歴史 歴史の分析哲学』(河本英夫訳、国文社、1989年)、『哲学者としてのニーチェ』(眞田収一郎訳、風濤社、2014年)、『芸術の終焉のあと 現代芸術と歴史の境界』(山田忠彰監訳、三元社、2017年)、『ありふれたものの変容 芸術の哲学』(松尾大訳、慶應義塾大学出版会、2017年)、「『芸術界』ふたたび」(高階絵里加訳、『すばる』1994年12月)、「芸術の終焉の後の芸術」(高階秀爾訳、『中央公論』1995年4月)、「アートワールド」(西村清和編・監訳『分析美学基本論文集』勁草書房、2015年)などがある。
佐藤 一進(サトウ タカミチ satou takamichi)
佐藤 一進(さとう・たかみち) 1978年岩手県生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。京都精華大学芸術学部専任講師、同准教授を経て、現在、神戸学院大学法学部准教授。政治思想史専攻。単著に『保守のアポリアを超えて 共和主義の精神とその変奏』(NTT出版、2014年)、共著に『共和主義ルネサンス』(NTT出版、2007年)、『ナショナリズムの政治学』(ナカニシヤ出版、2009年)、『現代社会論のキーワード』(ナカニシヤ出版、2009年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:アートトハニカ
ローマ字:aatotohanika
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