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2013年3月30日発売

人文書院

出版社名ヨミ:ジンブンショイン

東日本大震災の人類学

津波、原発事故と被災者の「その後」
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目次
イントロダクション:3・11を語る 
 トム・ギル/ブリギッテ・シテーガ/デビッド・スレイター

Ⅰ 被災地の中と外

支援を拒む人びと   チャールズ・マジルトン(池田陽子訳)

支援ボランティアの道徳  デビッド ・スレイター(森本麻衣子訳)
――贈り物と返礼の組み合わせ

3・11後の日本の若者たち   ツゥーッカ・トイボネン(森岡梨香訳)
――学生ボランティアの新しい仕組みと体験談

Ⅱ 見えない被害と向き合う

彼ら対我ら      デイヴィッド・マクニール(森岡梨香訳) 
—— 福島原子力危機にかんする日本と国際メディアの報道

「汚染」と「安全」 池田陽子
――原発事故後のリスク概念の構築と福島復興の力

この腐った土    トム・ギル
――福島県飯館村長泥地区の対応

立ち上がる母 森岡梨香
――受身の大衆とマヒした政府の間で戦う女性たち

Ⅲ 被災者たちの日常

がれきの中の祭壇    ネイサン・ピーターソン(深澤誉子訳)
――大震災を経験した岩手県での信仰習慣の順応

「皆一緒だから」 ブリギッテ・シテーガ(池田陽子訳)
――岩手県山田町の津波避難所における連帯感

家も船もいかだもなくなった アリーン・デレーニ/ヨハネス・ウィルヘルム(森本麻衣子訳)
――大震災後の宮城県沿岸地域の人々

コラム「かあちゃんが出てこない」

あとがき
略歴一覧
著者略歴
トム・ギル(トム ギル tomu giru)
1960年英国生。ロンドン大学(LSE)博士(社会人類学)。明治学院大学国際学部教授。日雇い労働者、ドヤ街、ホームレス調査を経て、福島原発事故被災者調査へ。共著に「寄せ場の男たち――会社・結婚なしの生活者」西川祐子・荻野美穂編『共同研究・男性論』(人文書院、1999)、「日本人の都市路上に散った男らしさ――ホームレス男性にとっての自立の意味」サビーネ・フリューシュトゥック/アン・ウォルソール編『日本人の男らしさ、サムライからオタクまで「男性性」の変貌を追う』(明石書店、2013)ほか。
ブリギッテ・シテーガ(ブリギッテ シテーガ burigitte shiteega)
1965年オーストリア生。ウィーン大学日本学研究所博士(日本学)。ケンブリッジ大学東アジア研究所准教授。日本の社会人類学、とくに日常生活。
デビッド・スレイター(デビッド スレイター debiddo sureitaa)
1960年米国生。シカゴ大学博士(人類学)。上智大学国際教養学部准教授。比較文化研究所所長。
タイトルヨミ
カナ:ヒガシニホンダイシンサイノジンルイガク
ローマ字:higashinihondaishinsainojinruigaku

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