近刊検索 デルタ

2021年11月10日発売

筑摩書房

出版社名ヨミ:チクマショボウ

格差という虚構

ちくま新書
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内容紹介
学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争は階級闘争だ。近代が平等を掲げる裏には何が隠されているのか。格差論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける。

格差の問題を前にして、我々はいったい何を求めているのか。人々を選別する〈能力〉とは何か――。学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争の正体は階級闘争だ。だが、メリトクラシーの欺瞞を暴いても格差問題は解けない。格差は絶対になくならないだけでなく、減れば減るほど人間は苦しむ。平等とは何か。平等は近代の袋小路を隠すために我々の目を引きつける囮であり、擬似問題にすぎない。世に流布する議論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける、著者最後の虚構論。
著者略歴
小坂井 敏晶(コザカイ トシアキ kozakai toshiaki)
小坂井敏晶(こざかい・としあき):1956年愛知県生まれ。1994年フランス国立社会科学高等研究院修了。現在、パリ第八大学心理学部准教授。著者に『増補 民族という虚構』『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫)、『人が人を裁くということ』(岩波新書)、『社会心理学講義』(筑摩選書)、『答えのない世界を生きる』(祥伝社)、『神の亡霊』(東京大学出版会)など。
タイトルヨミ
カナ:カクサトイウキョコウ
ローマ字:kakusatoiukyokou

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