近刊検索 デルタ

2021年11月12日発売

筑摩書房

出版社名ヨミ:チクマショボウ

〈権利〉の選択

ちくま学芸文庫
ちくま学芸文庫
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内容紹介
日本における〈権利〉の思想は、西洋の〈ライト〉の思想とどう異なり、何が通底するか。この問いを糸口に、権利思想の限界と核心に迫る。解説 永井均

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“right”に「権利」という訳語があてられたとき、そこには特殊日本的な背景が作用し、それ自体が一つの独自な解釈を表すものとなった。「力と利益」の意味を含む日本の〈権利〉の思想は、「正しいこと」を意味する西洋の〈ライト〉の思想とどの程度異なり、また、どの点で共通しているのか。この問いを考察の糸口として、我々が「権利」と呼ぶ思考装置の問題点と限界を明かし、その核心に迫る。福沢諭吉、西周、加藤弘之ら日本の思想家をはじめ、ロック、ドゥオーキン、ロールズ、セン、ニーチェらを導き手とし、理念と力の錯綜した関係を解きほぐした著。

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「他に類書というものが存在しない
真に画期的な一冊」――永井均(解説)

【目次】

第1章 「権利」という日本語
第2章 利の追求と共同の論理
第3章 〈ライト〉の思想と平等主義
第4章 〈ライト〉の思想と自由の問題
第5章 〈ライト〉の思想と力の論理
第6章 〈ライト〉の思想の問題状況

あとがき  
文庫版あとがき  
解説(永井均)  
目次
第1章 「権利」という日本語
第2章 利の追求と共同の論理
第3章 〈ライト〉の思想と平等主義
第4章 〈ライト〉の思想と自由の問題
第5章 〈ライト〉の思想と力の論理
第6章 〈ライト〉の思想の問題状況

あとがき  
文庫版あとがき  
解説(永井均)  
著者略歴
笹澤 豊(ササザワ ユタカ sasazawa yutaka)
笹澤 豊(ささざわ・ゆたか) 1950年茨城県生まれ。東京大学文学部卒業。筑波大学哲学・思想研究科修了(文学博士)。現在筑波大学名誉教授。主な著書に『ヘーゲル哲学形成の過程と論理』(晢書房、1983年日本倫理学会和辻賞受賞)、『道徳とその外部』(勁草書房)、『自分の頭で考える倫理』(ちくま新書)、『小説・倫理学講義』(講談社現代新書)、『哲学史の劇場』(筑波大学出版会)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ケンリノセンタク
ローマ字:kenrinosentaku

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