近刊検索 デルタ

2022年7月12日発売

白水社

出版社名ヨミ:ハクスイシャ

氷上旅日記[新装版]

ミュンヘン‐パリを歩いて
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内容紹介
最新作『歩いて見た世界』の監督による孤高の幻視行

 鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、人間と自然の壮大なドラマをテーマにした映画で広く知られる。『アギーレ・神の怒り』『フィツカラルド』など初期の代表作から最新作『歩いて見た世界』まで、野心的な作品は高い評価を受け、数々の映画賞を受賞している。
 1974年11月、ヘルツォークはパリにいる友人の映画評論家ロッテ・アイスナーが重篤と知らされる。自分の足でパリまで歩いていけば、アイスナーの病は治る……と願をかけ、真冬のミュンヘンを発つところからこの日記は始まる。
 痛む足をひきずりながら、死んだような小さな村をいくつも通り過ぎ、空き家に泊まり、田舎道を彷徨する。あるときは、自分がまだ人間の姿をしているのを確かめようとガソリンスタンドのトイレに駆け込む。やがて寒さに凍えるカラスを兄弟のような感情を抱くようになり、リンゴの実がすべて落ちるまで木を揺さぶった直後の静寂に、孤独と疲労が頂点に達する……
 研ぎ澄まされた感覚で、魂を震わすような自然に身を投じるヘルツォークならではの眼差し。極寒のなかをひたすら歩く真摯な姿と、狂おしいまでの思いが読者の心を打つだろう。
著者略歴
ヴェルナー・ヘルツォーク(ヴェルナー ヘルツォーク verunaa herutsooku)
1942年ミュンヘン生まれ。1963年から短編映画を製作しはじめ、何度も世界の辺境を旅して回り、人間と自然の壮大なドラマをテーマに野心作を次々に発表。ヴィム・ヴェンダースらとともに〈ニュー・ジャーマン・シネマ〉を代表する映画監督として高い評価を受けている。主な作品に『アギーレ・神の怒り』、『カスパー・ハウザーの謎』、『フィツカラルド』、『ノスフェラトゥ』、『彼方へ』、『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』、『歩いて見た世界』などがある。監督業のほか、俳優としても活躍。本書は1978年に刊行され、ザルツブルク文学賞を受賞した。
藤川 芳朗(フジカワ ヨシロウ fujikawa yoshirou)
1944年生まれ。東京都立大学大学院修了。ドイツ文学専攻、横浜市立大学名誉教授。主要訳書に、ベンヤミン『モスクワの春』、フリードマン『評伝ヘルマン・ヘッセ』、フロイト『父フロイトとその時代』、ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン『鉄腕ゲッツ行状記』、ハヌシェク『エーリヒ・ケストナー』、マッキンタイア―『エリーザベト・ニーチェ』、デ・パドヴァ『ケプラーとガリレイ』がある。
タイトルヨミ
カナ:ヒョウジョウタビニッキ
ローマ字:hyoujoutabinikki

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白水社の既刊から
ピーター・マクフィー/著 永見瑞木/翻訳 安藤裕介/翻訳
シンクレア・マッケイ/著 若林美佐知/翻訳
ティム・ワイナー/著 村上和久/翻訳
ガイト・ガズダーノフ/著 望月恒子/翻訳
オーランドー・ファイジズ/著 染谷徹/翻訳
もうすぐ発売(1週間以内)
信山社出版:佐藤裁也 
牧歌舎:飯田廣恒 
講談社:荒木あかね 

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