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7月1日発売予定

白水社

中世の写本ができるまで

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内容紹介
解説を聞きながら鑑賞するような楽しみ

 写本制作は盛期ルネサンスまで千数百年にわたって、多様な環境のもと、ヨーロッパの津々浦々で行なわれてきた。その特徴としてすべての事例にあてはまるものがないほどだ。本書はそんな中世の彩飾写本(彩色だけでなく金か銀が施されているものをこう呼ぶ)が作られる工程を、制作に携わったひとびとの視点に寄り添う形で、写本研究の第一人者が解説していく。
 中世に使われていたインクやペンは、今日使われているものとは性質も製法も異なった。挿絵の中の写字生は現代のペンとは違った持ち方をし、文字もじっくり観察すれば、現代のアルファベットとは書き順が異なる。同様に、「挿絵のデザインは誰がどうやって決めたのか?」「インクで書き間違えてしまったら、どう対処したのか?」「羊皮紙ヴェラムの最高級品は本当に牛の胎児の皮製なのか?」といった、写本を鑑賞するうちに浮かんでくる疑問の数々が、オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本を中心とする多数の図版とともに検討される。
 西洋中世写本の愛好家にその魅力を伝えつつ、専門家にも貴重な写本の細部について、新たな世界を開いてくれる一冊。
著者略歴
クリストファー・デ・ハメル(クリストファー デ ハメル kurisutofaa de hameru)
中世写本の第一人者。オックスフォード大学で博士号を取得、サザビーズで中世写本部門の責任者を25年間勤めた。2000年よりケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジのパーカー図書館特別研究員に着任、2019年に退職後、現在は同カレッジの終身研究員。他の著書に『聖書の歴史図鑑――書物としての聖書の歴史』(東洋書林)『世界で最も美しい12の写本――『ケルズの書』から『カルミナ・ブラーナ』まで』(青土社)がある。『世界で最も美しい12の写本』は「ウルフソン歴史賞」と「ダフ・クーパー賞」をダブル受賞した。
加藤 磨珠枝(カトウ マスエ katou masue)
立石 光子(タテイシ ミツコ tateishi mitsuko)
タイトルヨミ
カナ:チュウセイノシャホンガデキルマデ
ローマ字:chuuseinoshahongadekirumade

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白水社の既刊から
マガリ・クメール/著 ブリューノ・デュメジル/著 大月康弘/翻訳 小澤雄太郎/翻訳
市田良彦/著
トーマス・レーマー/著 久保田剛史/翻訳
もうすぐ発売(1週間以内)
美術出版社:藤井フミヤ 
日経BP 日本経済新聞出版本部:湯進 
実業之日本社:堂場瞬一 
エール出版社:鳩山文雄 
光文社:佐伯泰英 

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