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2020年6月17日発売

平凡社

教育現場は困ってる

薄っぺらな大人をつくる実学志向
平凡社新書
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内容紹介
いま、教育の現場では、英会話を小学校から始めるようになったり、2022年度から、高校の国語の授業で契約書の読み方を学ばせるなど、あらゆる学習において実用性を重視する実学志向が強まっている。だが、社会に出てほんとうに役に立つ教育には何が大切か、

いま一度、立ち止まって考える必要があるのではないか。このままでは、変化の激しい時代に柔軟に生きるのは困難になるだろう。

教育界の現状や教育改革の矛盾を指摘し、学校教育の在りかたに警鐘を鳴らす。

目次
《目次》
はじめに
第1章 「授業が楽しい」とは、どういうことか
「授業が楽しい」を、安易にとらえる風潮への疑問
「英語の時間が楽しい」という調査結果についての誤解
表層的な「楽しい」「おもしろい」にとらわれすぎる
実用的な授業への転換がもたらしたもの
読解力の乏しさが思考停止をまねく
〝知識受容型から主体的学びへ〟で何が起きているのか
主体性を評価することへの疑問
学びという孤独な内的活動と向き合う
アクティブ・ラーニングの勘違い
まずは知識の吸収が大切
自信を持つのは、もっと後でよい
第2章 「能動的に学ぶ」が誤解されている
「知識伝達 ‐ 知識受容型」教育への批判
「教えない授業」が能動的・主体的な学びなのか
知識は思考を防げない
個人学習の方が学力は高い
講義を聴く学生は受動的に学んでいるか
「能動的・主体的」は、学ぶ側の心の姿勢だけではない
思考力を知識と切り離してどう評価するか
「主体的に学習に取り組む態度」の評価に意味などない
欧米の評価基準は日本の教育に馴染まない
内向の価値に目を向ける
内面の学びを外面的形式でとらえる愚
知識や理解度によって求める楽しさは違う
第3章 学力低下にどう対処すべきか
算数ができない大学生
知識を軽視する教育の危うさ
読解力低下の危機、ふたたび
教科書が読めない中学生
日本語の意味がわからない大学生
実用文中心の国語教育の先には……
読書に没頭する孤独な時間が読解力を養う
薄っぺらい自己主張より思慮深さの方が大切
第4章 楽しいことしかやりたくない!
だれだって、好きなことだけしていたい
キャリアデザイン教育への疑問
キャリア心理学の新たな方向性
発想の柔軟性も必要である
「好きなことが見つからない」……
「好きなこと」は必死に探すもの?
克服する喜びの先に「楽しさ」はある
フロー体験とは何か?
気晴らしではフロー体験は手に入らない
「楽をして学ぶ」と「学ぶことが楽しい」は違う
学力をつけるにも非認知能力が大切
第5章 学校の勉強は役に立つ
役に立たない勉強は「したくない!」
教養を深めるような授業こそ大事
学校の勉強は社会で役に立たないのか
受験勉強は意味がない?
受験勉強の意外な効用とは
実学志向が薄っぺらな大人をつくる
おわりに
著者略歴
榎本 博明(エノモト ヒロアキ enomoto hiroaki)
1955年東京生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。博士(心理学)。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授などを経て、現在、MP人間科学研究所代表、産業能率大学兼任講師。おもな著書に『〈ほんとうの自分〉のつくり方』(講談社現代新書)、『「やりたい仕事」病』『伸びる子どもは○○がすごい』(ともに日経プレミアシリーズ)、『「おもてなし」という残酷社会』『自己実現という罠』(ともに平凡社新書)などがある。
タイトルヨミ
カナ:キョウイクゲンバハコマッテル
ローマ字:kyouikugenbahakomatteru

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