近刊検索 デルタ

2018年5月18日発売

法政大学出版局

出版社名ヨミ:ホウセイダイガクシュッパンキョク

解放された観客〈新装版〉

叢書・ウニベルシタス
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内容紹介
スペクタクルの支配する今日の資本主義・民主主義社会で、主体としての「観客(スペクタトゥール)」はいかにして可能か? 知や権力による分断を越えて、誰もが平等かつ能動的な解放者であるために、イメージへの批判的思考がもちうる可能性を問う。『無知な教師』の主題をさらに深化させた、芸術と政治、現実とフィクションをめぐる最も先鋭な思考。E.シャレフ=ゲルツ論「イメージの作業」特別増補版。
目次
解放された観客
批判的思想の災難
政治的芸術のパラドックス
許しがたいイメージ
物思いにふけるイメージ

補遺 イメージの作業
エステル・シャレフ=ゲルツ作品解説
訳者あとがき
著者略歴
ジャック・ランシエール(ランシエール,J. ranshieeru,J.)
(Jacques Rancière) 1940年,アルジェに生まれる。パリ第8大学哲学科名誉教授。1965年,師のL.アルチュセールによる編著『資本論を読む』に参加するが,やがて決別。1975年から85年まで,J.ボレイユ,A.ファルジュ,G.フレスらとともに,雑誌『論理的叛乱』を牽引。現在に至るまで,労働者の解放や知性の平等を主題に,政治と芸術をめぐる独自の哲学を展開している。著書に,『プロレタリアたちの夜』『無言の言葉』『文学の政治』ほか多数。邦訳に,『不和あるいは了解なき了解』『民主主義への憎悪』(インスクリプト),『感性的なもののパルタージュ』『無知な教師』(法政大学出版局),『イメージの運命』(平凡社),『アルチュセールの教え』(航思社),『言葉の肉』(せりか書房)ほか。
梶田 裕(カジタ ユウ kajita yuu)
1978年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学。文学博士。早稲田大学非常勤講師。専門はフランス現代詩および哲学。訳書にデリダ『シニェポンジュ』,ランシエール『感性的なもののパルタージュ』『無知な教師』(法政大学出版局)がある。
タイトルヨミ
カナ:カイホウサレタカンキャク シンソウバン
ローマ字:kaihousaretakankyaku shinsouban

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