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定価:3,520円(3,200円+税)
判型:四六
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内容紹介
アメリカやヨーロッパをはじめ世界各地にポピュリズムが拡がり、中国やロシアでは権威主義体制が強まる現在、民主主義があらためて問われている。自由民主主義ははたして最適な制度なのか、そして持続可能なのだろうか。政治理論、政治思想史、比較政治、国際政治史、社会学の気鋭の研究者10名が、それぞれの視点から民主主義の未来について構想する。
目次
序論 民主主義の危機をめぐる言説圏の系譜学【山崎 望】
第I部 自由民主主義の実像
第1章 エリート主義的民主主義論の成立過程について【早川 誠】
第2章 戦後日本の政治学と「二つの民主主義」
―一九六〇年代前半を中心に【森 政稔】
第II部 自由民主主義の危機と代替構想(1)――形骸化をめぐって
第3章 ポストナショナルな経済危機と民主主義 ―ヨーロッパ政治の縮減・再生・拡散【小川有美】
第4章 グローバル・ガバナンスにおける非国家主体の正統性と政治的CSR【松尾隆佑】
第5章 「民主主義の危機」を超える民主主義の未来 ―私たちのあいだで紡ぎだす正当化実践の価値と制度【内田 智】
第III部 自由民主主義の危機と代替構想(2)――対立をめぐって
第6章 現代ドイツの右翼ポピュリズム ―その歴史と世界観【板橋拓己】
第7章 代表制民主主義の危機と戦闘的民主主義【大竹弘二】
第8章 アゴニズムを制度化する
―熟議/闘技論争の第二ラウンドのために【山本 圭】
第IV部 自由民主主義と代表をめぐるアポリア――政治/社会運動をめぐって
第9章 自由民主主義とBLM/右派運動
―ベンヤミンの暴力論の視座から【山崎 望】
第10章 現代のアクティヴィズムにおいて「代表」は機能しているのか
―「代表」しているのは誰なのか、あるいは「代表」されないのは誰なのか【富永京子】
あとがき
第I部 自由民主主義の実像
第1章 エリート主義的民主主義論の成立過程について【早川 誠】
第2章 戦後日本の政治学と「二つの民主主義」
―一九六〇年代前半を中心に【森 政稔】
第II部 自由民主主義の危機と代替構想(1)――形骸化をめぐって
第3章 ポストナショナルな経済危機と民主主義 ―ヨーロッパ政治の縮減・再生・拡散【小川有美】
第4章 グローバル・ガバナンスにおける非国家主体の正統性と政治的CSR【松尾隆佑】
第5章 「民主主義の危機」を超える民主主義の未来 ―私たちのあいだで紡ぎだす正当化実践の価値と制度【内田 智】
第III部 自由民主主義の危機と代替構想(2)――対立をめぐって
第6章 現代ドイツの右翼ポピュリズム ―その歴史と世界観【板橋拓己】
第7章 代表制民主主義の危機と戦闘的民主主義【大竹弘二】
第8章 アゴニズムを制度化する
―熟議/闘技論争の第二ラウンドのために【山本 圭】
第IV部 自由民主主義と代表をめぐるアポリア――政治/社会運動をめぐって
第9章 自由民主主義とBLM/右派運動
―ベンヤミンの暴力論の視座から【山崎 望】
第10章 現代のアクティヴィズムにおいて「代表」は機能しているのか
―「代表」しているのは誰なのか、あるいは「代表」されないのは誰なのか【富永京子】
あとがき
著者略歴
山崎 望(ヤマザキ ノゾム yamazaki nozomu)
序論・第9章
駒澤大学法学部教授(現代政治理論)
主な業績:『来るべきデモクラシー――暴力と排除に抗して』、有信堂、2012年、『ポスト代表制の政治学――デモクラシーの危機に抗して』(共編著)ナカニシヤ出版、2015年、『奇妙なナショナリズムの時代――排外主義に抗して』(共編著)、『時政学への挑戦――政治研究の時間論的転回』(共編著)ミネルヴァ書房、2021年、「コロナ危機は自由民主主義を変えたのか?」宮本太郎編『自助社会を終わらせる』岩波書店、2022年、「21世紀に自由民主主義は生き残れるか――正統性の移行と再配置される暴力」日本国際政治学会編『国際政治』194号、2018年など。
タイトルヨミ
カナ:ミンシュシュギニミライハアルノカ
ローマ字:minshushuginimiraihaarunoka
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