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内容紹介
『サンデー毎日』2018年11月18日号から今年8月4日号にかけて、4部構成で計21回掲載された「評伝・西部邁」に大幅加筆、全面的に編み直して刊行する。
思想家、西部邁。生涯を通して日本と日本人のありようを激しく問い、2018年1月に多摩川で衝撃の最期をとげた。しばしば保守、あるいは右翼的思想家としてくくられることがあるが、それは西部の一面しか表していない。60年安保反対運動では全学連を率いて政権と激しくぶつかり合い、1980年代には学閥の対立に嫌気がさして、あっさりと東京大教授の役職を棄てている。つまり「反権威」の生き方を貫いたとも言える。一方で、時流に歩調を合わせるように、思想的には「左」から「右」へと転向した。その道筋は、まさに戦後日本社会の変容と軌を一にしている。
本書は、振幅の激しい西部の生涯を戦後史の中で捉え直し描き切る、初の本格評伝である。著者の文芸評論家、高澤秀次氏は『評伝・中上健次』などの作品で知られ、作家の深部に迫る批評には定評がある。同時に高澤氏は、西部が主宰する言論誌『発言者』『表現者』の編集委員を務めるなど、生身の西部と交誼を結んでいる。評伝の書き手として、これ以上の適任者はいないだろう。
『サンデー毎日』連載中は、自殺の原因として、自らの老い、さらには「脳萎縮症」への恐れを抱いていたことなどを具体的に挙げ、「遺書」の全容も初めて示すなど、自死の真相に迫る筆致も大きな反響を呼んだ。また、五木寛之、保阪正康、坪内祐三氏など、文壇、論壇の炯眼の士から、「評伝ノンフィクションの注目作」(五木氏)といった高評価の言葉をいただいた。
著者略歴
髙澤秀次(タカザワシュウジ takazawashuuji)
1952年北海道生まれ。文芸批評家。苫小牧駒澤大学特任教授。思想史、作家論など、硬質な評論で知られる。著書に『評伝中上健次』(集英社)、『江藤淳―神話からの覚醒』(筑摩書房)、『文学者たちの大逆事件と韓国併合』(平凡社新書)ほか。
タイトルヨミ
カナ:ヒョウデンニシベススム
ローマ字:hyoudennishibesusumu

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