近刊検索 デルタ

2022年6月3日発売

みすず書房

出版社名ヨミ:ミスズショボウ

ソーシャルメディア・プリズム

SNSはなぜヒトを過激にするのか?
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
「本書は、データに基づく解決策が私たちを崖っぷちから救い出してくれるという希望を与えてくれる」
J・ゴルベック(『サイエンス』誌)

「エコーチェンバーが作用しているという仮説に、スマートかつ魅力的に挑戦している」
F・ブルニ(『ニューヨーク・タイムズ』紙)

「ベイルによる発見は、社会の成り立ちについての興味深い結論を教えてくれる」
N・ヘラー(『ニューヨーカー』誌)

「われわれのチームは、何千何万というソーシャルメディア・ユーザーの複数年にわたる行動を記述した億単位のデータポイントを収集してきた。自動化されたアカウントを使って新実験を行ったり、外国による誤情報キャンペーンが与える影響について先駆けとなる調査を実施したりしてきた」
「その真実とは、ソーシャルメディアにおける政治的部族主義の根本原因が私たち自身の心の奥底にあることだ。社会的孤立が進む時代において、ソーシャルメディアは私たちが自身を——そして互いを——理解するために使う最重要ツールのひとつになってきた。私たちがソーシャルメディアにやみつきなのは、人間に生得的な行動、すなわち、さまざまなバージョンの自己を呈示しては、他人がどう思うかをうかがい、それに応じてアイデンティティーを手直しするという行動を手助けしてくれるからである。ソーシャルメディアは、各自のアイデンティティーを屈折させるプリズムなのだ——それによって私たちは、互いについて、そして自分についての理解をゆがめられてしまう」(本文より)
計算社会科学Computational Social Scienceの最先端を走る研究者が、政治的分極化への処方箋を提示する。
目次
1 エコーチェンバーの伝説
エコーチェンバーについてのエコーチェンバー
分極化に向ける新たなレンズ

2 エコーチェンバーを壊したらどうなのか?
エコーチェンバーを壊す
悪いボット、良いボット
謎の解明

3 実際に壊すとどうなるか?
群れることを習うパティー
ジャネット
正しいことはいい気分
ハードリセット

4 ソーシャルメディア・プリズム
大して合理的ではない大衆
ソーシャルメディアとステータス追求
プリズムの威力

5 プリズムが過激主義をあおる仕組み
孤独な荒らしたち
あなたの知らない荒らし
過激主義というカルト
プリズムから映し出される過激主義

6 プリズムは穏健派を“ミュート”する
穏健な大多数
過激主義者との遭遇
失うものが多すぎる穏健派
穏健派の抱く絶望感
穏健派の不在

7 アカウントを削除すべきか?
離れられない理由
プラットフォームが独力では私たちを救えないわけ
私たち次第

8 プリズムをハックする
認識のずれを狭める
プリズムを見て取る
プリズムを通して自分を見る
プリズムを壊す

9 より良いソーシャルメディア
コロナ時代のソーシャルメディア
新手のプラットフォーム
目的を定めたプラットフォーム

付録 調査手法
ボットを使った量的な実験
ボットを使った質的な実験
シミュレーションされたソーシャルメディア・プラットフォーム実験

謝辞
索引/原注/参考文献
著者略歴
クリス・ベイル(クリスベイル kurisubeiru)
(Chris Bail) デューク大学社会学および公共政策教授。同大の分極化研究所(Polarization Lab)所長。研究分野は政治的部族主義、過激主義、社会心理学。ソーシャルメディアのデータを、計算社会科学の手法を用いて研究している。Science、Nature、New York Timesなどに寄稿。2015年の前著Terrified: How Anti-Muslim Fringe Organizations Became Mainstreamは多くの賞を受賞した。
松井信彦(マツイノブヒコ matsuinobuhiko)
(まつい・のぶひこ) 翻訳家。訳書 ローブ『オウムアムアは地球人を見たか?』(早川書房、2022)ラッセル『AI新生』(みすず書房、2021)ミーオドヴニク『Liquid 液体』(2021)プレストン『合成テクノロジーが世界をつくり変える』(以上インターシフト、2020)ほか。
タイトルヨミ
カナ:ソーシャルメディアプリズム
ローマ字:soosharumediapurizumu

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

みすず書房の既刊から
チャールズ・ファニーハフ/著 柳沢圭子/翻訳
リアン・フェルフーフェン/著 水島治郎/翻訳 佐藤弘幸/翻訳
クリス・ベイル/著 松井信彦/翻訳
ダニエル・オーフリ/著 勝田さよ/翻訳 原井宏明/監修
ワシーリー・グロスマン/著 齋藤紘一/翻訳 亀山郁夫/解説
ロイ・リチャード・グリンカー/著 高橋洋/翻訳
もうすぐ発売(1週間以内)
講談社:山岸伸 歩りえこ 
一般社団法人高等教育開発研究所:出光直樹 宮本俊一 河村振一郎 
筑摩書房:アンドレイ・タルコフスキー 鴻英良 
講談社:小砂川チト 

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。