近刊検索 デルタ

2021年2月19日発売

ミネルヴァ書房

福祉政策とソーシャルワークをつなぐ

生活困窮者自立支援制度から考える
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内容紹介
2015年に創設された生活困窮者自立支援制度は「制度の適用」から「支援のための制度・資源の活用」へという視座の転換を支援者に促し、既存の福祉政策に内在する様々な課題を改めて浮き彫りにした。本書ではそれらを八つに整理・分析し、制度・支援の分立および原理の対立構造を明らかにする。その上で、「ソーシャルワークが制度の限界を補完し、制度がソーシャルワークを強化」できるよう、ソーシャルワークを核に据えたものに福祉政策を再編する必要性を提言する。
「地域共生社会」時代の福祉政策・ソーシャルワークのあり方を考える上で必読の一冊。
目次
まえがき

序 章 二項対立構造分析のための視座
 1 福祉政策の成り立ちと課題
 2 ソーシャルワークの成り立ちと課題
 3 生活困窮者自立支援制度――開かれた新たな「政策の窓」

第1章 障害者と非障害者――すべての人が「障害」をもちうる事を前提とした仕組みの必要性
 1 障害の社会モデルと障害者福祉制度改革
 2 生活困窮者自立支援の調査に見る「障害」
 3 生活困窮者自立支援から見た課題
 4 医学的な障害にのみ囚われない支援へ

第2章 一般就労と福祉的就労――就労困難者にたいする就労支援の課題
 1 雇用社会の変化と就労困難者
 2 雇用政策と就労支援
 3 生活困窮者自立支援法の成立による就労支援政策の確立
 4 就労支援の対象者と支援の取り組み
 5 就労支援の課題
 6 社会的労働と就労支援の意義

第3章 住居確保と生活支援――「新しい」居住支援のための視座
 1 住宅政策と福祉政策
 2 福祉の基盤となる「住まい」
 3 理念を基盤とした居住支援
 4 新しい居住支援のかたち

第4章 職権主義と申請主義――意思決定を支援するアドボカシーの確立
 1 自己決定の尊重と確実に支援を届けること
 2 生活困窮者自立支援の制度と実態
 3 意思決定を支援するアドボカシー
 4 アドボカシーの確立に向けて

第5章 現金給付とサービス給付――生活困窮者支援におけるニードと資源
 1 社会政策における現金給付とサービス給付
 2 生活困窮者の複合的なニードに対する包括的な支援
 3 ニードに応じた資源の確保とその後――日常生活のプロセスを支援するという視点

第6章 国と地方・行政と民間――多様な主体によるパートナーシップの構築
 1 国と地方
 2 行政と民間
 3 生活困窮者自立支援制度における国と地方の役割分担
 4 生活困窮者自立支援制度における行政と民間の役割分担
 5 多様な主体による新たなパートナーシップ

第7章 公平と裁量――専門性に裏づけられた裁量
 1 公平と裁量の対立構造
 2 生活困窮者自立支援制度
 3 地域間格差を乗り越え閉じられた公平観を拓くために

第8章 小地域と広域――専門職と非専門職の役割
 1 生活課題の多様化と担い手の多様化
 2 支援の拠点を小地域に置く
 3 「非専門家」だからできること
 4 協働と参画による総合相談の視角
 5 一つの支援が地域を変える
 6 「入口」と「出口」をつなぐ援助の枠組み
 7 事後対応型福祉から事前予防型福祉へ

終 章 二項対立構造を乗り越えるために――福祉政策とソーシャルワークをつなぐ
 1 制度の限界をソーシャルワークが補完する
 2 ソーシャルワークを核に据えた福祉政策へ

あとがき
索  引
著者略歴
椋野 美智子(ムクノ ミチ mukuno michi)
2021年1月現在 松山大学人文学部教授
タイトルヨミ
カナ:フクシセイサクトソーシャルワークヲツナグ
ローマ字:fukushiseisakutosoosharuwaakuotsunagu

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