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2021年9月2日発売

ミネルヴァ書房

私たちはどこから来たのか 私たちは何者か 私たちはどこへ行くのか

三酔人文明究極問答
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内容紹介
ゴーギャンの画の答えを、まだ私たち、見つけていないわよね――。ボストン美術館で偶然に出会った、年齢不詳の万学の王・如月、強烈な進歩肯定派の脳神経外科医・サチコ、南方熊楠を崇拝する精霊の森の隠者・りゅう。再会を果たした三人は、画の答えを見つけるべく、知の饗宴を繰り広げる。個性派ぞろいの論客たちをまとめるのは、元政治記者・ハヤブサ。三酔人文明究極問答の行方は如何に。
目次
序 散木庵亭主ハヤブサ敬白

登場者プロフィル


DAY1 王冠の章

   コロナ禍は世界をどう変えたか
   急速に小さくなる地球
   グローバリゼーションの罪?
   最初のグローバル国家 モンゴル大帝国
   ペストが開く近代の夜明け
   シルクロードは国際感染ルート
   コロンブスが持ち込んだ疫病
   カハマルカの惨劇
   細菌やウイルスは疫病神か?
   撲滅か共存か ウイルスに揺れる人類
   欲望が世界を均質化していく
   産業革命 人類の転轍点
   貧富を冷酷に分かつ世界都市
   英領インド発の「三日コロリ」
   交通・通信革命が世界を縮める
   「遊星さえ併合したい」帝国主義の野望
   人口大移動 押し寄せる移民の大波
   新興グローバルパワー米国
   金融、経済、パンデミックも制御不能?
   「恥ナキ者ガ富ム」貪りの現代
   GAFAが支配する世界 富の再配分は有効か
   世界から聖なるものが消えていく


DAY2 森の章

   妙なる奇跡の星に生まれて
   文明こそが野蛮なのか
   気候変動メカニズムの複雑さ
   中国王朝は寒冷化で崩壊した
   耐えがたい灼熱の地球
   主犯は二酸化炭素なのか
   「気候カジノ」の危険性
   いざ帰りなん、森の中へ
   精霊と古代の神々が棲む森
   多神教の神々への畏敬
   熊野のコスモス 異界は消えていく
   さいはてのケルトから吹く風
   「大文字の神道」と明治国家
   微生物こそ真の支配者?
   ユクスキュルの「環世界」
   「人間圏」とエントロピー
   フラーの宇宙船地球号
   先祖とはだれのことやら
   三木成夫の世界
   「よだかの星」と殺生
   いのちの授業
   生きるために必要なもの
   アーミッシュという生き方
   中世は暗黒だったか


DAY3 翼の章

   「科学の世紀」を告げる二つの絵
   ダ・ヴィンチに始まる近代精神
   「コギト・エルゴ・スム」
   機械論的な自然観、ドライな国家観
   社会的ダーヴィニズム 進歩への信仰
   理性の終着駅ヘーゲル
   「わたしは何を知っていようか」
   世紀末のウィーン フロイト爆弾が炸裂する
   近代の解毒剤ニーチェ
   解体される「世界」像
   合理化と専門化 近代の宿命
   反知性主義とドナルド・トランプ
   「舞い上がったサル」なのか


DAY4 くにの章

   アイデンティティー回復の希求
   コロナが国家を閉じさせる
   宗教改革が広げる「想像の共同体」
   三十年戦争と主権国家の成立
   民衆支配と国家のアイロニー
   フランス革命が醸成する国民意識
   国家のために市民は死ぬ
   危険な思想家ルソー? 「一般意志」の魔力
   多数による専制 トクヴィルの慧眼
   国民統合とナショナリズム
   肩をそびやかしていく皇国日本
   ファシズムの「神話」が立ち昇る
   ヒトラーと「民族の祭典」
   「生存圏」のための闘争
   ナチスの問題解決力が国民を魅了する
   ファシズムは過去のものか


DAY5 火の章

   「われは世界を滅亡に導く大いなる死なり」
   原子の火という新たな業火
   敗者も勝者もない死の世界
   ストレンジラブ博士の亡霊
   核パワーが戦争の構図を一瞬で変える
   シラードとオッペンハイマー
   無差別殺戮の人類史
   トルーマンの葛藤
   戦略上、不必要だった原爆投下
   B29「エノラ・ゲイ」展示論争
   日本の核武装は許されるか
   ゴジラと鉄腕アトム
   ベストマッチな電源構成とは
   ビッグ・テクノロジーは必要か
   再生可能エネルギーをめぐる論点
   大量プルトニウム保有への懸念
   放射性廃棄物をどうする
   「十万年後の地層処分」の傲慢
   夢の核融合は「地上の太陽」か


DAY6 闇の章

   神と悪魔が戦う人間界
   極悪人とはだれのことか
   キリスト教と原罪
   この世に生まれる罪 反出生主義
   一神教と多神教
   仏教の地獄思想
   法然・親鸞・日蓮
   人間の不安と絶望の凝視
   聖人にも鬼畜にもなれる
   親鸞は十二世紀のフロイト?
   タナトス 内なる攻撃衝動
   われらはみな、カインの末裔
   アイヒマンとコルベ神父
   一期は夢よ ただ狂へ
   「いい人」の神経伝達物質
   カニバリズムはなぜタブーか
   I・バーリンの価値多元論
   相対主義と「ポスト真実」
   長寿はめざすべき価値か
   死の自己決定権とは
   ヒューマニズムへの疑い


DAY7 超人の章

   「地球始まって以来のモンスター」
   AIは全能の神ではない
   数値化できない内面世界
   指数関数的に進化するAI
   知能爆発は人類にとって福音か
   ビッグデータが神になる日
   自律型致死兵器への警告
   AIが人類殲滅に乗り出す?
   解読進む生命の設計図
   アリ一匹つくり出せない人類
   「CRISPR-Cas9」の衝撃
   キメラの誕生 ヒト・クローンの現実味
   リベラル優生思想をどう考える
   DIYバイオ時代の到来
   あなたの記憶は永久に保存される
   人間はみな「改造人間」
   人体は使用期限つきの「借りもの」
   宇宙をさまよう永遠の旅人


DAY8 空の章

   謎に満ちた伽藍のような宇宙
   暗闇を追放してきた近代文明
   宇宙は無限で無数にある
   世親が説いた三千大世界
   ブラックホールも死を迎える
   「超ひも理論」とゆらぎ
   梵我一如とマンダラ
   永遠に解き明かされない秘密  
   三界はすべて心の投影にすぎない
   量子論が問う、存在とは何か
   夜空の月はふらふら漂う
   「華厳経」とインドラの網
   ホログラフィー宇宙論
   重力は幻? マルダセナ予想
   真空は空っぽではない
   世界は刻々と変化し、明滅する
   道元とボードレール
   想像を絶する多世界解釈とは
   宇宙神と対話した二人の天才
   西行 大いなるものへの帰依
   宇宙には意味も目的もない
   ニヒリズムと向き合う人生こそ
   人知のさかしらを超えて
   無明の闇を照らし導く一燈



主要参考文献
あとがきにかえて
人名・事項索引
著者略歴
木村 伊量(キムラ タダカズ kimura tadakazu)
2021年8月現在 国際医療福祉大学理事・大学院特任教授
タイトルヨミ
カナ:ワタシタチハドコカラキタノカワタシタチハナニモノカワタシタチハドコヘイクノカ
ローマ字:watashitachihadokokarakitanokawatashitachihananimonokawatashitachihadokoheikunoka

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