( )
定価:4,950円(4,500円+税)
判型:A5
書店在庫をチェック
内容紹介
子どもの権利を守るためにアドボカシーサービスは世界的にも注目される制度である。いち早くこの制度に取り組み拡充させてきた英国の制度を提供体制や運用面から検証し、その意義と課題を整理。日本の社会的養護システムへの導入をも視野にいれた労作。
目次
まえがき
序章 本研究の課題と方法
1 研究課題
2 研究方法
3 本書の構成
4 概念規定
第1章 子どもの権利擁護に関する先行研究
はじめに
1 日本の子どもの権利擁護に関する研究領域
2 日本の先行研究の到達点及び課題
3 本研究の位置及び意義
4 イングランド及びウェールズのアドボカシーサービスの先行研究
第2章 日本の児童養護施設入所児童に対する「権利代弁機能」の検討
はじめに
1 子どもの権利代弁機能の定義
2 「子どもの聴かれる権利の行使を支えること」に関する規定
3 「エンパワメントの原則」に関する規定
4 「独立した第三者」「子ども主導の原則」に関する規定
5 結論――日本における子どもの権利代弁機能の問題点と可能性
第3章 イングランド・ウェールズの子ども参加政策とアドボカシーサービス
はじめに
1 児童福祉施策の発展と子ども参加の歴史
2 近年の子ども参加に関わる政策
3 アドボカシーサービスに関する政策
4 ウェールズのアドボカシーサービス
5 アドボカシーサービスの関連職種
第4章 子どもアドボカシーサービスの全国基準と権利代弁機能
はじめに
1 子どもアドボカシーサービス全国基準とは
2 「独立した第三者」
3 「子ども主導の原則」
4 「エンパワメントの原則」
5 「子どもの聴かれる権利の行使を支えること」
6 考察――子どもの権利代弁機能の観点から
第5章 ケース会議におけるアドボカシーサービス
はじめに
1 様々なケース会議と子ども参加
2 ファミリーグループ・カンファレンス(FGC)におけるアドボカシーサービス
3 FGC におけるアドボケイトの役割
4 FGC におけるアドボカシーサービスの意義と課題
第6章 苦情解決制度におけるアドボカシーサービス
はじめに
1 苦情の定義・対象
2 苦情解決制度の歴史
3 苦情解決制度の仕組み
4 苦情解決制度におけるアドボケイトの利用
5 苦情解決制度におけるアドボケイトの役割
6 苦情解決制度におけるアドボケイトの評価――先行研究
7 独立訪問アドボケイトの役割
8 苦情解決制度におけるアドボカシーサービスの意義と課題
第7章 アドボケイトの養成方法
はじめに
1 アドボケイト養成講座
2 「独立アドボカシー」の資格
3 選択ユニット「子ども独立アドボカシー」
4 アドボケイト養成方法の意義と課題
第8章 アドボカシーサービス提供システムの方法と課題
はじめに
1 チャリティー組織と行政の委託契約
2 行政とのサービス水準契約
3 資金調達の在り方
4 運営体制の在り方
5 守秘義務をめぐる問題
6 アクセスとサービス提供対象者の限定問題
7 アドボカシーサービス提供システムの課題と社会運動
第9章 アドボカシーサービスの意義と課題――日本への示唆
はじめに
1 独立した第三者
2 子ども主導の原則
3 エンパワメントの原則
4 子どもの聴かれる権利の行使を支えること
第10章 日本におけるアドボカシーサービスモデルの構想――聴かれる権利の保障を目指して
はじめに
1 構想における限界
2 日本におけるアドボカシーサービスの長期的構想――法律制定による検討
3 日本におけるアドボカシーサービスの短期的構想――事業委託・条例制定による検討
おわりに
引用・参考文献
解説に代えて――社会的養護児童の権利擁護のための権利条約12条実現構想(津崎哲雄)
序章 本研究の課題と方法
1 研究課題
2 研究方法
3 本書の構成
4 概念規定
第1章 子どもの権利擁護に関する先行研究
はじめに
1 日本の子どもの権利擁護に関する研究領域
2 日本の先行研究の到達点及び課題
3 本研究の位置及び意義
4 イングランド及びウェールズのアドボカシーサービスの先行研究
第2章 日本の児童養護施設入所児童に対する「権利代弁機能」の検討
はじめに
1 子どもの権利代弁機能の定義
2 「子どもの聴かれる権利の行使を支えること」に関する規定
3 「エンパワメントの原則」に関する規定
4 「独立した第三者」「子ども主導の原則」に関する規定
5 結論――日本における子どもの権利代弁機能の問題点と可能性
第3章 イングランド・ウェールズの子ども参加政策とアドボカシーサービス
はじめに
1 児童福祉施策の発展と子ども参加の歴史
2 近年の子ども参加に関わる政策
3 アドボカシーサービスに関する政策
4 ウェールズのアドボカシーサービス
5 アドボカシーサービスの関連職種
第4章 子どもアドボカシーサービスの全国基準と権利代弁機能
はじめに
1 子どもアドボカシーサービス全国基準とは
2 「独立した第三者」
3 「子ども主導の原則」
4 「エンパワメントの原則」
5 「子どもの聴かれる権利の行使を支えること」
6 考察――子どもの権利代弁機能の観点から
第5章 ケース会議におけるアドボカシーサービス
はじめに
1 様々なケース会議と子ども参加
2 ファミリーグループ・カンファレンス(FGC)におけるアドボカシーサービス
3 FGC におけるアドボケイトの役割
4 FGC におけるアドボカシーサービスの意義と課題
第6章 苦情解決制度におけるアドボカシーサービス
はじめに
1 苦情の定義・対象
2 苦情解決制度の歴史
3 苦情解決制度の仕組み
4 苦情解決制度におけるアドボケイトの利用
5 苦情解決制度におけるアドボケイトの役割
6 苦情解決制度におけるアドボケイトの評価――先行研究
7 独立訪問アドボケイトの役割
8 苦情解決制度におけるアドボカシーサービスの意義と課題
第7章 アドボケイトの養成方法
はじめに
1 アドボケイト養成講座
2 「独立アドボカシー」の資格
3 選択ユニット「子ども独立アドボカシー」
4 アドボケイト養成方法の意義と課題
第8章 アドボカシーサービス提供システムの方法と課題
はじめに
1 チャリティー組織と行政の委託契約
2 行政とのサービス水準契約
3 資金調達の在り方
4 運営体制の在り方
5 守秘義務をめぐる問題
6 アクセスとサービス提供対象者の限定問題
7 アドボカシーサービス提供システムの課題と社会運動
第9章 アドボカシーサービスの意義と課題――日本への示唆
はじめに
1 独立した第三者
2 子ども主導の原則
3 エンパワメントの原則
4 子どもの聴かれる権利の行使を支えること
第10章 日本におけるアドボカシーサービスモデルの構想――聴かれる権利の保障を目指して
はじめに
1 構想における限界
2 日本におけるアドボカシーサービスの長期的構想――法律制定による検討
3 日本におけるアドボカシーサービスの短期的構想――事業委託・条例制定による検討
おわりに
引用・参考文献
解説に代えて――社会的養護児童の権利擁護のための権利条約12条実現構想(津崎哲雄)
著者略歴
栄留 里美(エイドメ サトミ eidome satomi)
日本女子大学大学院人間社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程単位取得退学、鹿児島国際大学大学院福祉社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会福祉学)。独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、現在、鹿児島国際大学福祉社会学部専任講師。
【主な研究業績】
『子どもソーシャルワークとアドボカシー実践』(明石書店、2009年)、『イギリスの子どもアドボカシー――その政策と実践』(明石書店、2011年)、『子どもアドボカシー実践講座――福祉・教育・司法の場で子どもの声を支援するために』(解放出版社、2013年)(いずれも共著)
タイトルヨミ
カナ:シャカイテキヨウゴジドウノアドボカシー
ローマ字:shakaitekiyougojidounoadobokashii
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
栄留 里美 最近の著作
もうすぐ発売(1週間以内)
新着:ランダム(5日以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。