近刊検索 デルタ

2018年5月5日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

「ポスト真実」と対テロ戦争報道

メディアの日米同盟を検証する
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内容紹介
米国でトランプ政権が誕生し、「ポスト真実」時代に突入する中、日本では安倍政権が米国との軍事的一体化を進めようとしている。本書は、主に9・11以降の日本、アメリカ、そして世界の対テロ戦争報道を検証し、メディアの役割を問い直すものである。
目次
 はじめに

第1章 「正義の戦争」を支持
 報道による真実の隠ぺい
 ジャーナリズムの原則
 「文明」対「非文明」の虚構
 「歴史的瞬間」の現場
 アラブ世界の日本観急変

第2章 国家の論理と市民の論理
 人質事件の争点すりかえ
 「テロリスト」の素顔
 虐殺は「正しい」と米大統領
 さまざまな国際世論の広がり

第3章 人道復興支援「成功」の代償
 大手メディア、自衛隊取材を放棄
 “大本営発表”が伝えないサマワの声
 失われた“もうひとつの国益”と報道の自由
 「国際貢献」翼賛報道のゆくえ

第4章 なぜ「不義の戦争」と言えないのか
 基本的疑問に答えぬ検証報道
 イラク侵攻の本当の狙いとは
 日本の戦争責任と米国の占領政策
 アジアの「反日」と「親日」のはざま

第5章 自立的な戦争と平和報道をめざして
 「平和国家日本」の実像
 ベトナム戦争報道の先駆性
 過去と対決するドイツのメディア
 「人間の目」で世界を見る

 参考文献
 あとがき
著者略歴
永井 浩(ナガイ ヒロシ nagai hiroshi)
1941年、東京生まれ。東京外国語大学ロシア科を卒業後、毎日新聞に入社。バンコク特派員、外信部編集委員などをへて神田外語大学教授。現在は同大学名誉教授。 著書に『される側から見た「援助」――タイからの報告』(勁草書房、1983年)、『見えないアジアを報道する』(晶文社、1986年)、『アジアはどう報道されてきたか』(筑摩書房、1998年)、『戦争報道論――平和をめざすメディアリテラシー』(明石書店、2014年)。編著に『「アウンサンスーチー政権」のミャンマー』(明石書店、2016年)、共訳書にアウンサンスーチー『ビルマからの手紙』(毎日新聞社、1996年)など。
タイトルヨミ
カナ:ポストシンジツトタイテロセンソウホウドウ
ローマ字:posutoshinjitsutotaiterosensouhoudou

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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