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2018年8月1日発売

明石書店

ドローンの哲学

遠隔テクノロジーと〈無人化〉する戦争
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内容紹介
ドローンは世界中を戦場に変え、戦争は「人間狩り(マンハント)」となる。その影響は軍事だけでなく、心理、地理、倫理、法律、政治等々、われわれの社会を大きく変えるだろう。本書は、ドローンがもたらす帰結とは何か、「哲学」的に考察する。
目次
プレリュード
 序文

第1章 技術と戦術
 1 過酷な環境での方法論
 2 〈捕食者〉の系譜学
 3 人間狩りの理論的原理
 4 監視することと壊滅させること
 5 生活パターンの分析
 6 キル・ボックス
 7 空からの対反乱作戦
 8 脆弱性

第2章 エートスとプシケー
 1 ドローンとカミカゼ
 2 「他の人々が死にますように」
 3 軍事的エートスの危機
 4 ドローンの精神病理学
 5 遠隔的に殺すこと

第3章 死倫理学
 1 戦闘員の免除特権
 2 人道的な武器
 3 精緻化

第4章 殺害権の哲学的原理
 1 心優しからぬ殺人者
 2 戦闘のない戦争
 3 殺害許可証

第5章 政治的身体
 1 戦時でも平時でも
 2 民主主義的軍国主義
 3 戦闘員の本質
 4 政治的自動機械の製造

 エピローグ――戦争について、遠くから

 訳者解題 〈無人化〉時代の倫理に向けて
 注
著者略歴
グレゴワール・シャマユー(グレゴワール シャマユー)
1976年生まれ。フランスの哲学研究者。現在、フランス国立科学研究所(CNRS)研究員。専攻は科学哲学。著書に『卑しい身体――18世紀から19世紀にいたる人体実験』、『人間狩り』がある。フランス語への翻訳として、クラウゼヴィッツ『戦争論』、カント『心身論集』、マルクス『フランスの内乱』、エルンスト・カップ『技術の哲学的原理』、ジョナサン・クレーリー『24/7――眠らない社会』、『KUBARK――CIA精神操作・心理的拷問秘密マニュアル』など多数。
渡名喜 庸哲(トナキ ヨウテツ)
1980年生まれ。慶應義塾大学商学部准教授。専攻はフランス哲学、社会思想。著書に『対立する国家と学問』(共著、勉誠出版、2018年)、『終わりなきデリダ』(共著、法政大学出版局、2016年)、『カタストロフからの哲学』(共著、以文社、2015年)、訳書に『エマニュエル・レヴィナス著作集』(共訳、法政大学出版局、2014年~2018年)、クロード・ルフォール『民主主義の発明――全体主義の限界』(共訳、勁草書房、2017年)ほか。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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