近刊検索 デルタ

2020年8月10日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

変容するフリースクール実践の意味

設立者のナラティヴ分析から
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内容紹介
なぜフリースクールという組織を立ち上げ、運営し続けるのか。公教育制度に組み込まれず厳しい財政状況にありながらも300以上存在するフリースクールの「設立者」に初めて焦点を合わせた国内唯一の研究書。設立者の高齢化に伴う世代交代問題についても考察。
目次
序章 フリースクールにおける設立者という存在

第1章 先行するフリースクール研究の到達点と課題
 第1節 フリースクールに関する先行研究
 第2節 近接領域に関する先行研究
 第3節 先行研究の到達点と課題および本書の位置づけ

第2章 フリースクール研究の研究手法の再考――新たな視点と方法の提示
 第1節 日本におけるフリースクールという概念とその実践
 第2節 先行研究における日本のフリースクールの分析手法
 第3節 設立者のナラティヴと経験の意味づけへの着目
 第4節 複線径路・等至性モデリング(TEM)によるナラティヴの分析

第3章 フリースクールという経験の意味づけ(1)――設立者のナラティヴ分析から【周囲の変化に対応した事例】
 第1節 Aさんの事例
 第2節 Eさんの事例
 第3節 Fさんの事例

第4章 フリースクールという経験の意味づけ(2)――設立者のナラティヴ分析から【設立前の価値観が貫かれる事例】
 第1節 Bさんの事例
 第2節 Cさんの事例
 第3節 Dさんの事例

第5章 フリースクールの世代交代における継承問題――指導者としての設立者の役割に着目して
 第1節 本章の背景と課題の設定
 第2節 サマーヒル・スクールにおける設立者ニイルの存在
 第3節 指導者としての設立者の役割
 第4節 事例に関する考察
 第5節 フリースクールの継承をめぐる問題
 第6節 指導者論への示唆

結章 フリースクールおよびフリースクール研究の今後の展望
 第1節 本書の知見
 第2節 本書の学術的意義と実践的意義
 第3節 今後の研究課題
 第4節 フリースクールを持続可能な運営体制に導くために求められる研究

 あとがき
 引用・参考文献
著者略歴
橋本 あかね(ハシモト アカネ hashimoto akane)
大阪大学大学院人間科学研究科助教 大阪府立大学大学院人間社会学研究科人間科学専攻博士後期課程修了 博士(人間科学) 大阪府立大学客員研究員を経て2020年より現職 学部時代にフリースクールでのボランティアを通して自身の生き方を見つめ直した経験から、フリースクールを人生に欠かせないものと位置づけ、フリースクールに関わり続ける。現在、NPO法人フォロ理事。 フリースクール研究と成人教育学の架橋を目指して、フリースクールに関わる大人に焦点を当てた研究を継続中。
タイトルヨミ
カナ:ヘンヨウスルフリースクールジッセンノイミ
ローマ字:henyousurufuriisukuurujissennoimi

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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