近刊検索 デルタ

2020年10月20日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

ポスト・コロナの文明論

感染症の歴史と近未来の社会
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内容紹介
コロナ禍によって、わたしたちの生活の地盤は大きく揺らいだ。西洋中世史を専門とする著者は、比較文化論的に現代文明のトータルな危機をクローズアップし、近未来の社会のあり方を問う。本書は、これまでの/これからの社会を基礎から知るための、もっともわかりやすい本だ。
目次
 はじめに

第1章 コロナが暴く文明の急所
 1 現代文明を可視化したコロナ
 2 経済はどうなるか
 3 コロナはどの産業構造を襲ったのか
 4 感染症を培養する都市文明
 5 異形の東京一極集中化
 6 グローバル資本主義の暴走
 7 新自由主義の弱点
 8 ナショナリズムとポピュリズム
 9 ヘイトスピーチの深層
 10 中国の台頭―一帯一路構想
 11 独裁と民主主義のパラドックス
 12 軍事力の無力化―あぶり出される基地問題

第2章 感染症と世界史
 1 異界が口を開けるとき
 2 ヨーロッパに侵入したペスト
 3 鞭打ち苦行者の群れ
 4 「死の舞踏」と集団ヒステリー
 5 ペストと『ハーメルンの笛吹き男』伝説
 6 ヨーロッパ人はペストとどう対峙したのか
 7 ペストはヨーロッパ社会をどう変えたのか
 8 メメント・モリ(死を想え)の記憶
 9 梅毒―植民地からヨーロッパへ
 10 天然痘―ヨーロッパから植民地へ
 11 滅亡したメソアメリカ文明、世界伝播した嗜好文化
 12 スペイン風邪と第一次世界大戦
  コラム スペイン風邪に襲われた有名人列伝

第3章 コロナ禍と近未来の社会
 1 現代版バベルの塔
 2 成長神話からパラダイムの転換
 3 コロナとデジタル時代
 4 不条理を生きる
 5 食糧自給率
 6 バッタの襲来と食糧危機
 7 生態系、環境破壊と感染症の連鎖
 8 世界のCO2排出規制
 9 再生可能エネルギーへ
 10 EV(電気自動車)戦国時代
 11 日本の森林と木質バイオマス
 12 花とハチ、クマが教えてくれる循環型社会

終章 日はまた昇る

 あとがき
 主要参考文献一覧
著者略歴
浜本 隆志(ハマモト タカシ hamamoto takashi)
1944年香川県生まれ。関西大学名誉教授、ワイマル古典文学研究所、ジーゲン大学留学。ヨーロッパ文化論・比較文化論、博士(文学)、主要著作に『ドイツ・ジャコバン派』(平凡社 1991年)、『鍵穴から見たヨーロッパ』(中公新書 1996年)、『ねむり姫の謎』(講談社現代新書 1999年)、『指輪の文化史』(白水社 1999年)、『魔女とカルトのドイツ史』(講談社現代新書 2004年)、『モノが語るドイツ精神』(新潮選書 2005年)、『拷問と処刑の西洋史』(新潮選書 2007年)、『「窓」の思想史』(筑摩選書 2011年)、『海賊党の思想』(白水社 2013年)、『バレンタインデーの秘密』(平凡社新書 2015年)、『欧米社会の集団妄想とカルト症候群』(編著 明石書店 2015年)、『ナチスと隕石仏像』(集英社新書 2017年)、『図説 ヨーロッパの紋章』(河出書房新社 2019年)、『現代ドイツを知るための67章【第3版】』(共編著 明石書店 2020年)その他。
タイトルヨミ
カナ:ポストコロナノブンメイロン
ローマ字:posutokoronanobunmeiron

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