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定価:3,850円(3,500円+税)
判型:A5
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内容紹介
6人に1人の子どもが貧困状態で暮らしている日本において、貧困の連鎖を断ち切るために行われている低所得世帯の子どもへの学習支援によるケア、レジリエンスの効果と作用を検証し、今後の学習支援の制度・政策や、実践・現場レベルでの取組に示唆を与える。
目次
第Ⅰ部 理論編
第1章 問題提起
1 子どもの貧困対策の概要と動向
2 学習支援の概要と動向
3 学習支援の課題と、課題を明らかにする意義──「学習支援によるケア」
4 本書の構成
第2章 先行研究のレビューと考察
1 問題提起
2 子どもたちの排除の実態と研究動向
3 学習支援の効果に関する先行研究レビュー
4 結語と課題
第3章 学習支援の政策分析
Ⅰ 序論──子どもの貧困対策における学習支援事業の成り立ち
はじめに
1 研究背景及び研究目的
2 研究課題
3 分析の視点
4 研究方法・研究対象
Ⅱ 本論
1 学習支援のアウトカムの多元化と、世帯・生活環境支援の重要性の提起
2 世帯支援のあり方をめぐる議論
3 効果的な支援のために──学校・地域の取組との連携について
4 議論の全体考察
Ⅲ 結語
第4章 学習支援によるケアの理論考察
1 貧困理論の概観
2 ケアについての考察
3 レジリエンスとしての学習支援の効果についての考察と、ケア仮説の導出
4 学習支援によるケアに基づく、「ケア仮説」モデルの提示
5 結語と課題
第Ⅱ部 実証編
第5章 アンケート分析:子どもの貧困対策における学習支援に関する実証分析──東京都4自治体の子ども・保護者調査から
Ⅰ 序論
1 問題の所在
2 研究目的・研究課題
3 データ概要と倫理的配慮
Ⅱ 分析
1 相関係数の検討
2 重回帰分析
Ⅲ 結果と考察
1 精神的安定
2 自己肯定感
3 その他の効果
Ⅳ 結語
第6章 インタビュー分析:生活困窮世帯の子どもの学習支援の効果に関する一考察──「学習支援によるケア」の作用に着目して
Ⅰ 序論
1 問題提起・研究目的
2 調査の方法、概要、記述について
3 分析方法・分析の視点
Ⅱ 結果と考察
Ⅲ 結語
終章 提言と今後の課題
1 本書の知見のまとめ
2 本書から導かれる政策提言のまとめ──「学習支援によるケア」を実現する支援のために
3 社会政策としての学習支援の検討と提言──「学習支援によるケア」の観点から
4 本書の限界と、今後の課題
付論1 生活困窮世帯の子どもの学習支援の親への効果に関する一考察
Ⅰ 序論
1 問題提起と研究目的・研究課題
2 分析方法
Ⅱ 結果と考察
1 研究課題1について
2 研究課題2について
Ⅲ 全体考察
1 結果のまとめと考察
2 子ども・保護者の双方の調査を踏まえた全体的な「学習支援によるケア」の考察
付論2 貧困世帯のヤングケアラーの子どもにとっての学習支援
Ⅰ 序論
1 問題意識及び研究目的
2 研究課題
3 分析の視点
4 分析方法とインタビュー対象者リスト
Ⅱ 本論(結果と考察)
1 課題1について
2 課題2について
3 課題3について
4 全体考察
5 まとめと今後の課題
付論3 生活困窮世帯の子どもは生活保護バッシングとどのように向き合っているのか──スティグマに着目して
Ⅰ 序論
1 問題意識
2 先行研究
3 分析方法とインタビュー対象者リスト
Ⅱ 本論(結果と考察)
1 総論
2 分析結果の個別考察
3 全体考察
4 提言と今後の課題
参考文献
あとがき
第1章 問題提起
1 子どもの貧困対策の概要と動向
2 学習支援の概要と動向
3 学習支援の課題と、課題を明らかにする意義──「学習支援によるケア」
4 本書の構成
第2章 先行研究のレビューと考察
1 問題提起
2 子どもたちの排除の実態と研究動向
3 学習支援の効果に関する先行研究レビュー
4 結語と課題
第3章 学習支援の政策分析
Ⅰ 序論──子どもの貧困対策における学習支援事業の成り立ち
はじめに
1 研究背景及び研究目的
2 研究課題
3 分析の視点
4 研究方法・研究対象
Ⅱ 本論
1 学習支援のアウトカムの多元化と、世帯・生活環境支援の重要性の提起
2 世帯支援のあり方をめぐる議論
3 効果的な支援のために──学校・地域の取組との連携について
4 議論の全体考察
Ⅲ 結語
第4章 学習支援によるケアの理論考察
1 貧困理論の概観
2 ケアについての考察
3 レジリエンスとしての学習支援の効果についての考察と、ケア仮説の導出
4 学習支援によるケアに基づく、「ケア仮説」モデルの提示
5 結語と課題
第Ⅱ部 実証編
第5章 アンケート分析:子どもの貧困対策における学習支援に関する実証分析──東京都4自治体の子ども・保護者調査から
Ⅰ 序論
1 問題の所在
2 研究目的・研究課題
3 データ概要と倫理的配慮
Ⅱ 分析
1 相関係数の検討
2 重回帰分析
Ⅲ 結果と考察
1 精神的安定
2 自己肯定感
3 その他の効果
Ⅳ 結語
第6章 インタビュー分析:生活困窮世帯の子どもの学習支援の効果に関する一考察──「学習支援によるケア」の作用に着目して
Ⅰ 序論
1 問題提起・研究目的
2 調査の方法、概要、記述について
3 分析方法・分析の視点
Ⅱ 結果と考察
Ⅲ 結語
終章 提言と今後の課題
1 本書の知見のまとめ
2 本書から導かれる政策提言のまとめ──「学習支援によるケア」を実現する支援のために
3 社会政策としての学習支援の検討と提言──「学習支援によるケア」の観点から
4 本書の限界と、今後の課題
付論1 生活困窮世帯の子どもの学習支援の親への効果に関する一考察
Ⅰ 序論
1 問題提起と研究目的・研究課題
2 分析方法
Ⅱ 結果と考察
1 研究課題1について
2 研究課題2について
Ⅲ 全体考察
1 結果のまとめと考察
2 子ども・保護者の双方の調査を踏まえた全体的な「学習支援によるケア」の考察
付論2 貧困世帯のヤングケアラーの子どもにとっての学習支援
Ⅰ 序論
1 問題意識及び研究目的
2 研究課題
3 分析の視点
4 分析方法とインタビュー対象者リスト
Ⅱ 本論(結果と考察)
1 課題1について
2 課題2について
3 課題3について
4 全体考察
5 まとめと今後の課題
付論3 生活困窮世帯の子どもは生活保護バッシングとどのように向き合っているのか──スティグマに着目して
Ⅰ 序論
1 問題意識
2 先行研究
3 分析方法とインタビュー対象者リスト
Ⅱ 本論(結果と考察)
1 総論
2 分析結果の個別考察
3 全体考察
4 提言と今後の課題
参考文献
あとがき
著者略歴
松村 智史(マツムラ サトシ matsumura satoshi)
1983年、秋田県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了後、社会福祉、東日本大震災からの復興、子育て支援に関する業務等に従事。また、横浜市で生活困窮世帯の子どもの学習支援ボランティアを行う。
2019年、首都大学東京(現:東京都立大学)人文科学研究科博士課程修了。博士(社会福祉学)。
[専門]社会福祉学、社会政策、高等教育、社会保障法、行政学。
[主要論文]「生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業の成立に関する一考察──国の審議会等の議論に着目して」(日本社会福祉学会『社会福祉学』60(2)、2019年)など。
松村 智史(マツムラ サトシ matsumura satoshi)
1983年、秋田県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了後、社会福祉、東日本大震災からの復興、子育て支援に関する業務等に従事。また、横浜市で生活困窮世帯の子どもの学習支援ボランティアを行う。
2019年、首都大学東京(現:東京都立大学)人文科学研究科博士課程修了。博士(社会福祉学)。
[専門]社会福祉学、社会政策、高等教育、社会保障法、行政学。
[主要論文]「生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業の成立に関する一考察──国の審議会等の議論に着目して」(日本社会福祉学会『社会福祉学』60(2)、2019年)など。
タイトルヨミ
カナ:コドモノヒンコンタイサクトシテノガクシュウシエンニヨルケアトレジリエンス
ローマ字:kodomonohinkontaisakutoshitenogakushuushienniyorukeatorejiriensu
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