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2021年5月28日発売

明石書店

インドを旅する55章

エリア・スタディーズ
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内容紹介
悠久の歴史が流れる広大で多様なインド。本書は、長年インドに深く関わってきた方々が、これまではほとんど紹介されてこなかった「ディープ・インド」ともいうべき、多様で深遠なインド世界に読者を誘い、新たなインドを見つける一冊である。
目次
 インド全図
 旅のはじめに

第Ⅰ部 旅に出よう

1 夢のインド・現実のインド――私の入印・退印歴
2 「ありがとう」を言わない世界――濃密な人間関係のなかへ
3 インドの多様性に分け入る――カースト、言語、宗教
4 死ぬか生きるかを分けるインド旅行の基礎知識――ビザ、病気・怪我、通貨、渡航先情報
[コラム1]人びととの出会い方、付き合い方

第Ⅱ部 インドの不思議都市を歩く

5 デリー――皇帝の野望、聖者の慈愛
6 コルカタ――宮殿と世間話の街
7 バナーラス――ヒンドゥー教のテーマパーク
8 シムラー――大英帝国の残映
9 ゴア――「インドの中の西洋」の現在
10 ガヤー――死者の冥福を願う人びとが集う街
11 境界の果てのナガランド――天空の街コヒマに想う幻の国
[コラム2]階段井戸――地下迷宮への誘い

第Ⅲ部 多様な宗教を旅する

12 ヒンドゥー聖地を巡礼する――日常を離れ神々の宿る世界軸へ
13 イスラームの聖者廟――宗教の垣根を越えて人びとを魅了する聖地
14 スィク教寺院を訪ねる――教団の歴史を伝え、信徒の生活に息づくグルドワーラー
15 ジャイナ教寺院を旅する――ジナ・マンダラとジャイナ教のティールタ
16 仏教の霊場を旅する――八大霊場からブッダガヤー
17 宗教指導者(グル)を訪ね歩く――カルナータカ州チットラドゥルガの僧院にて
18 一週間に九日の祭り!!――多民族・多宗教国家の祝祭事情
[コラム3]「サンスクリット村」を訪ねて

第Ⅳ部 さまざまな人に出会う

19 ブラーフマン(バラモン)の世界に交わる――サンスクリット文化を育んできた人びと
20 ダリトの世界に交わる――名を問われる、名を名乗る
21 周縁の民ヒジュラーとの出会い――タブーの境界をまたぐ
22 ストリートから考える――交わり、出会い、誘われる原インド的空間
23 チベット難民との出会い――ダラムサラへの誘い
24 インドの入れ墨との出会い――女たちの魂を守るもの
[コラム4]ガーンディーの足跡をたどる

第Ⅴ部 乗り物を楽しむ

25 鉄道の旅の味わい――インドをのんびり移動する
26 路線バス・乗合自動車の旅――「マイ路線図」作成で楽しくなる都市の乗り物
27 飛行機と長距離バスの旅――インドを駆け巡る
[コラム5]ダージリン・ヒマーラヤ鉄道「トイトレイン」――日常の中の世界遺産

第Ⅵ部 インドを泊まり歩く

28 優雅に高級ホテルに泊まる――安宿だけではインドの魅力は見つけられない
29 安宿を楽しむ――これだけは知っておきたい作法
30 ヘリテージホテルに泊まる――インドのお城で見る夢は
[コラム6]キャメルサファリの旅

第Ⅶ部 インドを食べ歩く

31 インドの食事作法は哲学である――水一杯の飲み方から
32 北インド料理あれこれ――小麦文化を堪能する
33 南インド料理あれこれ――豊かな米食文化を探訪する
34 嗜好品あれこれ――チャーイにコーヒーにパーンにタバコ
[コラム7]インドで美酒を楽しむ

第Ⅷ部 世界遺産を旅する

35 インダス文明を歩く――4600年前の南アジア人
36 古代・中世のヒンドゥー寺院――神々の集う殿堂
37 西インドの石窟寺院――岩山に埋もれていた聖なる空間
38 北インドの華麗なイスラーム建築――ムガル帝国の墓廟と城塞
39 ラージャスターン地方の城砦・城郭都市――中世から続くインドの町
40 コロニアル遺産を旅する――植民地の過去とその今を訪ねる
[コラム8]世界に広まった仏舎利塔

第Ⅸ部 インドの伝統文化を旅する

41 カラリパヤットゥに出会って――インドの伝統武術体験記
42 伝統医療アーユルヴェーダ――食べる、過ごす、命と向き合う
43 カルナータカ音楽の聖地へ――「チェンナイ詣で」のすすめ
44 インド古典舞踊を観る、楽しむ――感情を共にする醍醐味
45 南インドの芸能と祭祀――叙事詩と神霊の異界に誘われて
46 タール沙漠の民俗芸能――北西インドの粋な楽士たち
47 民芸品を求めて旅する――先住民が作り出すアート
[コラム9]古典舞踊・音楽を習う

第Ⅹ部 インドの現代文化を旅する

48 インド映画の世界を楽しむ――地元の人と親しくなれる近道はこれ
49 インドのスポーツ事情と観戦術――知られざるベスト・マッチを探しに
50 一粒で二度、三度おいしいインド現代美術の旅――インド・アートシーンの最前線
51 華麗なるインドのハイ・ファッション――パリ、ニューヨーク⇔デリー、ムンバイー
[コラム10]郵便局で切手を買う

第XI部 旅のおみやげ

52 染織布を味わう――インド特産の衣類と出会う旅
53 西インドの骨董巡り――生活に溶けこむ手仕事と時間の流れに思いを馳せる
54 良いタブラーの音色をもとめて――インドで楽器を探す旅
55 「輝けるインド」を見に行く――ショッピングモールに集う人びと
[コラム11]インド大衆宗教画蒐集譚――キッチュな絵から見えてきたもの

 旅のおわりに
 インドをより深く知り、旅を面白くするための基本図書
著者略歴
宮本 久義(ヤモト ヒサヨシ yamoto hisayoshi)
1950年生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学科、同大学院文学研究科修士課程東洋哲学専攻を経て、1978年より7年間インドのバナーラス・ヒンドゥー大学大学院哲学研究科博士課程に留学。1985年、Ph.D.(哲学博士)取得。帰国後、早稲田大学、東京大学等で非常勤講師を務めた後、2005年より東洋大学文学部教授、2015年から2020年3月まで大学院客員教授。インド思想(特にヒンドゥー教、サーンキヤ、ヨーガの思想)、サンスクリット語等を研究・指導。現在、国際仏教学大学院大学、東方学院において教鞭をとっている。主な著書に『ヒンドゥー聖地 思索の旅』(山川出版社、2003年)、『ヒンドゥー教の事典』(共著、東京堂出版、2005年)、『インド・道の文化誌』(共編著、春秋社、1995年)、『インドおもしろ不思議図鑑』(共編著、新潮社、1996年)、『宗教の壁を乗り越える――多文化共生社会への思想的基盤』(共編著、ノンブル社、2016年)など。
小西 公大(コニシ コウダイ konishi koudai)
1975年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程を修了。博士(社会人類学)。2004年よりジャワーハルラール・ネルー大学に留学。日本学術振興会特別研究員(DC2)、東京大学東洋文化研究所特別研究員、東京外国語大学現代インド地域研究センター研究員を経て、2015年より東京学芸大学教育学部准教授に着任、今に至る。インドにおける指定トライブやムスリム楽士集団等、社会の周縁的存在とされてきた人びとへの参与観察を行い、社会的ネットワーク論やモダニティ論を人類学的方法論によって推進する。現在では境界に生きる人々の芸能・音楽やアート教育の持つ創造性の可能性を研究。主な著書にJaisalmer: Life and Culture of the Indian Desert(共著、D.K. Printworld、2013年)、『フィールド写真術』(共編著、古今書院、2016年)、『萌える人類学者』(共編著、東京外国語大学出版会、2021年)、『人類学者たちのフィールド教育』(共編著、ナカニシヤ出版、2021年)など。
タイトルヨミ
カナ:インドヲタビスルゴジュウゴショウ
ローマ字:indootabisurugojuugoshou

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明石書店の既刊から
ザイトゥナ・アレットクーロヴァ/著 広瀬信雄/訳
笹川紀勝/監修 邊英浩/監修 都時煥/編著
日本ネパール協会/編
清水睦美/著 児島明/著 角替弘規/著 額賀美紗子/著 三浦綾希子/著 坪田光平/著
アリシア・ガーザ/著 人権学習コレクティブ/監訳
宮本 久義 最近の著作

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