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定価:2,420円(2,200円+税)
判型:四六
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内容紹介
2021年8月、20年にわたる米国とその同盟国のアフガニスタン占領が終焉した。なぜ欧米流の自由や人権は受け入れられなかったのか。アフガン侵攻の危険を訴えた20年前の原書をもとに、その後の西欧とイスラームの関係をたどる章を加えた決定的増補版。
目次
増補版まえがき
1 誰の犯行か?
テロという「戦争」からテロとの「戦争」へ
あいまいな証拠から創られた戦争のレトリック
「誰が犯人か?」―認識のずれ
2 イスラーム組織の犯行ならば、なぜ?
中東・イスラーム世界での不公正
高度な計画を実行した犯人像
3 イスラームとの戦争ではない?
十字軍・無限の正義
イスラーム的不公正の観念
信徒共同体の破壊
教会組織をもたないゆえの一体性
ラマダン月の攻撃がもつ意味
4 イスラーム世界の声は届かなかった
イスラーム世界諸国の動揺
ナショナリズムとイスラーム
5 ナショナリズムへの連鎖反応
マイノリティの異議申し立てもテロ?
パレスチナの抵抗運動はテロか?
6 イスラームの何を誤解してきたのか
イスラーム対キリスト教という誤解
女性の人権とイスラーム
ヴェール、人権抑圧の象徴?
ヴェールのもう一つの意味
イスラーム的刑罰と公正の観念
差別を隠蔽する用語としての「原理主義」
7 この戦争をしてはならなかった
「タリバン以後」に潜む欺瞞
イスラームとアメリカの衝突
イスラーム脅威論がつくりだした「文明の衝突」
8 何をしなければならないか
必要なのは人間を直視すること
ヨーロッパは、なぜイスラームと共生できなかったのか
国家としての日本は何をなすべきか
[増補]イスラーム世界と西欧の二十年
「テロとの戦い」をめぐる亀裂
弾圧を正当化した「テロとの戦争」
ヨーロッパ難民危機と共生の破綻
関係は再建できるか?
文明間の講和に向けて
あとがき
増補版あとがき
1 誰の犯行か?
テロという「戦争」からテロとの「戦争」へ
あいまいな証拠から創られた戦争のレトリック
「誰が犯人か?」―認識のずれ
2 イスラーム組織の犯行ならば、なぜ?
中東・イスラーム世界での不公正
高度な計画を実行した犯人像
3 イスラームとの戦争ではない?
十字軍・無限の正義
イスラーム的不公正の観念
信徒共同体の破壊
教会組織をもたないゆえの一体性
ラマダン月の攻撃がもつ意味
4 イスラーム世界の声は届かなかった
イスラーム世界諸国の動揺
ナショナリズムとイスラーム
5 ナショナリズムへの連鎖反応
マイノリティの異議申し立てもテロ?
パレスチナの抵抗運動はテロか?
6 イスラームの何を誤解してきたのか
イスラーム対キリスト教という誤解
女性の人権とイスラーム
ヴェール、人権抑圧の象徴?
ヴェールのもう一つの意味
イスラーム的刑罰と公正の観念
差別を隠蔽する用語としての「原理主義」
7 この戦争をしてはならなかった
「タリバン以後」に潜む欺瞞
イスラームとアメリカの衝突
イスラーム脅威論がつくりだした「文明の衝突」
8 何をしなければならないか
必要なのは人間を直視すること
ヨーロッパは、なぜイスラームと共生できなかったのか
国家としての日本は何をなすべきか
[増補]イスラーム世界と西欧の二十年
「テロとの戦い」をめぐる亀裂
弾圧を正当化した「テロとの戦争」
ヨーロッパ難民危機と共生の破綻
関係は再建できるか?
文明間の講和に向けて
あとがき
増補版あとがき
著者略歴
内藤 正典(ナイトウ マサノリ naitou masanori)
1956年生まれ。79年東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学分科)卒業。82年同大学院理学系研究科地理学専門課程中退、博士(社会学・一橋大学)。一橋大学大学院社会学研究科教授(本書初版刊行時)を経て、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授、一橋大学名誉教授。専門分野は現代イスラーム地域研究。著書に『イスラームからヨーロッパをみる』(岩波新書、2020年)ほか多数。編著書に『「新しい戦争」とメディア―9・11以後のジャーナリズムを検証する』(明石書店、2003年/第2刷2021年)ほか。
タイトルヨミ
カナ:ナゼイスラームトショウトツシツヅケルノカ
ローマ字:nazeisuraamutoshoutotsushitsuzukerunoka
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