近刊検索 デルタ

2022年5月2日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

統治不能社会

権威主義的ネオリベラル主義の系譜学
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内容紹介
すべての権力を市場の統治下に取り戻せ! フーコー、マルクス、ハイエクから対労組マニュアル、企業CM、経営理論まで、ネオリベラリズムの権力関係とその卑しい侵食の歴史を鮮やかに描き出し、現代の社会構造と市場の問題をえぐり出す名著、待望の刊行。
目次
序章

第Ⅰ部 言うことを聞かない労働者たち

第1章 労働者の不服従
第2章 人的資源
第3章 治安の悪化
第4章 組合との戦い

第Ⅱ部 マネジメント革命

第5章 神学的危機
第6章 倫理的マネジメント主義
第7章 マネージャを規律訓練する
第8章 カタラルシー

第Ⅲ部 自由企業への攻撃

第9章 私的統治の拠点
第10章 観念の闘争
第11章 どう反応するか?
第12章 企業は存在しない
第13章 警察的な会社理論

第Ⅳ部 異議申立者たちの世界

第14章 企業の活動家対抗策
第15章 支配的対話の産物
第16章 問題解決マネジメント
第17章 ステークホルダー

第Ⅴ部 新たな規制

第18章 ソフト・ロー
第19章 コスト・ベネフィット
第20章 政治的エコロジー批判
第21章 責任化する

第Ⅵ部 統治不能社会

第22章 民主主義の統治性の危機
第23章 チリでのハイエク
第24章 権威主義的リベラル主義の諸々の出自
第25章 政治にご退位ねがう
第26章 民営化のミクロ政治学

結論

シュミット=ハイエク主義の時代――訳者あとがきにかえて

 原注
 索引
著者略歴
グレゴワール・シャマユー(グレゴワール シャマユー guregowaaru shamayuu)
1976年、ルルド生まれ。バシュラール、カンギレム、フーコーというフランス認識論者の系譜に連なる科学技術の思想史家。高等師範学校フォントゥネ・サン・クルー校を卒業。リヨン、エコール・ノルマル・シュペリウールCERPHI(修辞・哲学・思想史研究所)に哲学研究員として所属。現在はパリ大学ナンテール校ほかで講義を担当。ラ・デクーヴェルト社の叢書「ゾーン」編集長も務める。本書の他、邦訳に『ドローンの哲学』(明石書店、2018)、『人体実験の哲学』(明石書店、2018)、『人間狩り』(明石書店、2021)がある。
信友 建志(ノブトモ ケンジ nobutomo kenji)
2004年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。 現在、鹿児島大学医歯学総合研究科准教授。専門は思想史、精神分析。 訳書にE.アリエズ、M.ラッツァラート『戦争と資本:統合された世界資本主義とグローバルな内戦』(杉村昌昭共訳、作品社、2019)、W.シュトレーク『資本主義はどう終わるのか』(村澤真保呂共訳、河出書房新社、2017)、イグナシオ・ラモネほか『グローバリゼーション・新自由主義批判事典』(杉村昌昭ほか共訳、作品社、2006)など。
タイトルヨミ
カナ:トウチフノウシャカイ
ローマ字:touchifunoushakai

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