近刊検索 デルタ

2022年8月10日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

熊本地震の真実

語られない「8つの誤解」
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内容紹介
熊本地震は二つの断層が別々に起こしたのか。発生を事前に十分予測できていたのか。住民が活断層の存在を知らなかったために備えができなかったのか。災害復興に重要なのは「公助」と「自助」だけか。これまで見逃されてきた真実を直視し、教訓を再整理する。
目次
はじめに――2016年熊本地震とは

第1章 活断層地震の予測と防災の課題
 1.被災地・益城町市街地に立って
 2.ましきラボを訪れる
 3.熊本地震の謎について
 4.活断層とは何か、どのように調査できるか
 5.「震災の帯」はなぜできる?あらかじめ予測できる?
 6.活断層地震に備えるための今後の教訓は?

第2章 熊本から学ぶ大地震との向き合い方―“できるしこ”―
 1.熊本大学で当時を振り返る
 2.そのとき地域と生活に何が起こったのか
 3.被災者の声から見えてくる熊本地震の姿(1):アンケート調査から
 4.被災者の声から見えてくる熊本地震の姿(2):聴き取り調査から
 5.「熊本地震の真実」から考える「復興」「伝承」「防災教育」のこれから

第3章 熊本地震を詳しく知ろう
 1 熊本・阿蘇の大自然と自然災害
 2 布田川断層と日奈久断層との関係
 3 3度動いた御船町の活断層
 4 熊本市内で見つかった活断層
 5 清正公道と地震断層の謎
 6 活断層から地震の規模を予測するには
 7 地震動予測地図はどのように作られているか
 8 地震断層の第一発見者と言われて思うこと
 9 日本の活断層災害対策の事例と現状
 10 活断層を知るだけでは備えは進まない
 11 益城町の住民アンケートはどのように行われ、何がわかったか
 12 ましきラボの活動
 13 熊本大学デジタルアーカイブ「ひのくに災史録」
 14 伝承からレジリエンスへ
 15 熊本地震震災ミュージアム「熊本地震 記憶の廻廊」について
 16 災害報道で初めて活用された8K
 17 ひのくに・熊本への思い――放送大学番組制作の裏話

第4章 活断層地図に見る熊本地震
 0 地震断層の痕跡を探してみませんか?
 1 南阿蘇地区――カルデラ内まで続いた地震断層
 2 西原村付近――布田川断層と出ノ口断層が活動した
 3 益城町堂園・杉堂――国の天然記念物に指定された地震断層
 4 益城町木山・福原――予想外の地震断層
 5 北甘木・御船――前震と本震の際に地震断層が出現した
 6 熊本市中央区・東区地区――見過ごされていた活断層

おわりに――熊本地震の「誤解」と「真実」
著者略歴
鈴木 康弘(スズキ ヤスヒロ suzuki yasuhiro)
名古屋大学減災連携研究センター教授 専門:自然地理学、変動地形学 主著:『原発と活断層――想定外は許されない』岩波書店 『防災・減災につなげるハザードマップの活かし方』岩波書店 『ボスフォラスを越えて――激動のバルカン・トルコ地理紀行』風媒社
竹内 裕希子(タケウチ ユキコ takeuchi yukiko)
熊本大学大学院先端科学研究部准教授 専門:地理学・地域防災・防災教育 主著:『微地形学――人と自然をつなぐ鍵』古今書院 East Japan Earthquake and Tsunami. Research Publishing Disaster Risk Reduction Education. Emerald publishers
奈良 由美子(ナラ ユミコ nara yumiko)
放送大学教養学部教授 専門:リスクマネジメント学、リスクコミュニケーション論 主著:『生活リスクマネジメント――安全・安心を実現する主体として』放送大学教育振興会 『安全・安心と地域マネジメント――東日本大震災の教訓と課題』放送大学教育振興会 Resilience and Human History: Multidisciplinary Approaches and Challenges for a Sustainable Future. Springer
タイトルヨミ
カナ:クマモトジシンノシンジツ
ローマ字:kumamotojishinnoshinjitsu

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