近刊検索 デルタ

2022年12月9日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

世界の保育の質評価

制度に学び、対話をひらく
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内容紹介
諸外国では「質の高い保育」をどのように捉え、示そうとしているのか。各国の文化・社会的背景をおさえたうえで、保育の質に関する評価がどのようになされ、改善や質向上が担保されるのかを整理・分析する。日本の保育制度のさらなる発展のために。
目次
 はじめに[秋田喜代美]

chapter I 今なぜ保育の質評価を問うのか――保育の質評価の国際的動向の見取り図[秋田喜代美]
 1 本書における保育の質評価を捉える枠組みと質評価を問うことの意義
 2 国際的展開の流れ
 3 日本における保育の質評価議論への視座


chapter II 保育の質をめぐる世界の動向

01 ニュージーランド[松井愛奈]
 1 全体的な状況について
 2 保育に関わる文化・社会的背景
 3 保育施設・事業・提供主体の所管・規制(ガバナンス)に関わる事項
 4 保育者の資格免許、養成、研修、雇用形態や労働環境等
 5 カリキュラム
 6 監査や評価
 7 まとめ

02 英国(イングランド)[淀川裕美]
 1 保育・教育に関わる全体的な社会状況・政策の変遷
 2 保育に関わる文化・社会的背景
 3 保育施設・事業・提供主体の所管・規制(ガバナンス)
 4 保育者の資格免許、養成、研修、雇用形態や労働環境等
 5 カリキュラム
 6 監査や評価
 7 まとめ

03 アメリカ[北野幸子]
 1 全体的な状況について
 2 保育に関わる文化・社会的背景
 3 保育施設・事業・提供主体の所管・規制(ガバナンス)に関わる事項
 4 保育者の資格免許、養成、研修、雇用形態や労働環境等
 5 カリキュラム
 6 監査や評価
 7 まとめ

04 スウェーデン[大野歩]
 1 全体的な状況について
 2 保育に関わる文化・社会的背景
 3 保育施設・事業・提供主体の所管・規制(ガバナンス)
 4 保育者の資格免許、養成、研修、雇用形態や労働環境等
 5 カリキュラム
 6 監査や評価
 7 まとめ

05 ドイツ[中西さやか]
 1 全体的な状況について
 2 保育に関わる文化・社会的背景
 3 保育施設・事業・提供主体の所管・規制(ガバナンス)に関わる事項
 4 保育者の資格免許、養成、研修、雇用形態や労働環境等
 5 カリキュラム
 6 監査や評価
 7 まとめ

06 ノルウェー[門田理世]
 1 全体的な状況について
 2 保育制度転換における文化・社会的背景
 3 保育制度(組織・所管・財政・法的規制)
 4 カリキュラム
 5 保育評価制度
 6 まとめにかえて

07 韓国[崔美美]
 1 全体的な状況
 2 保育に関わる文化・社会的背景
 3 保育施設・事業・提供主体の所管・規制(ガバナンス)
 4 保育者の資格免許、養成、研修、雇用形態や労働環境等
 5 カリキュラム
 6 監査や評価
 7 まとめ

08 シンガポール[中橋美穂・臼井智美]
 1 はじめに:多民族・多言語国家シンガポールの社会背景
 2 シンガポールの就学前教育の概況
 3 ナショナルカリキュラムによる教育・保育内容の質保証
 4 職能とキャリアパスの可視化による幼児教育者の質保証
 5 施設の認証評価制度による保育環境の質保証
 6 シンガポールの就学前教育の質保証のシステムと特徴
 7 日本の就学前教育における質保証の課題

09 中国[呂小耘]
 1 全体的な状況について
 2 保育に関わる文化・社会的背景
 3 保育施設・事業・提供主体の所管・規制等
 4 保育者の資格免許、養成、研修、雇用形態や労働環境等
 5 カリキュラム
 6 監査や評価
 7 まとめ


chapter III 考察――日本が学べるものは何か[古賀松香]
 1 各国の文化・社会的背景と保育制度
 2 保育制度の構造的特徴と潮流
 3 保育の質の確保・向上
 4 まとめ

 おわりに[古賀松香]
著者略歴
秋田 喜代美(アキタ キヨミ akita kiyomi)
学習院大学文学部教授。東京大学名誉教授。博士(教育学)。専門は保育学、教育心理学、授業研究。長年園内研修に関わり、保育の質の向上や保育者の専門性・実践知に関する研究を行っている。日本保育学会会長。日本発達心理学会代表理事。内閣府子ども・子育て会議会長。主な著書に『園庭を豊かな育ちの場に――実践につながる質の向上のヒントと事例』(ひかりのくに、2019年)、『保育の心もち2.0』(全8冊、ひかりのくに、2021年)、『マルチステークホルダーの視座からみる保幼小連携接続』(風間書房、2021年)、『保育の質を高めるドキュメンテーション――園の物語りの探究』(中央法規、2021年)、『ICTを使って保育を豊かに――ワクワクがつながる&広がる28の実践』(中央法規、2022年)、『「保育プロセスの質」評価スケール――乳幼児期の「ともに考え、深めつづけること」と「情緒的な安定・安心」を捉えるために』(明石書店、2016年)、『「体を動かす遊びのための環境の質」評価スケール――保育における乳幼児の運動発達を支えるために』(明石書店、2018年)など。
古賀 松香(コガ マツカ koga matsuka)
京都教育大学教育学部幼児教育科教授。専門は幼児教育学、保育学。主な著書に『社会情動的スキルを育む「保育内容人間関係」――乳幼児期から小学校へつなぐ非認知能力とは』(編著、北大路書房、2016年)、『アジアの質的心理学――日韓中台越クロストーク』(共著、ナカニシヤ出版、2018年)など。
タイトルヨミ
カナ:セカイノホイクノシツヒョウカ
ローマ字:sekainohoikunoshitsuhyouka

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