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2024年4月9日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

チェコを知るための60章

エリア・スタディーズ
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内容紹介
プラハ城をはじめ数々の歴史遺産が現代に息づくチェコ。チェコスロヴァキア独立運動から社会主義化・崩壊への道、EU加盟から現在の政治動向までを明解に描き出し、特に個性あふれるチェコの芸術・文学等に焦点をあて大幅にグレードアップしたチェコ理解の必読書!
目次
 はじめに
 地図「チェコとその周辺諸国」

Ⅰ 中世~近世のチェコ

第1章 国土と名称――なかなか複雑な歴史的由来
第2章 中世ヨーロッパとチェコ――モラヴィア国家からプシェミスル朝時代まで
第3章 ルクセンブルク朝とチェコ――帝国辺境から皇帝の本領へ
第4章 中世・近世の宗教事情――フス派戦争とその後
 【コラム1】ヤン・フス
 【コラム2】コメニウス 売りは教育だけじゃない
第5章 ハプスブルク朝とチェコ――中世にさかのぼる長年のお付き合い
 【コラム3】ルドルフ2世とプラハ
第6章 中・近世の都市と農村――庶民が生きた世界
第7章 啓蒙主義の時代――上からの改革、そして郷土への関心

Ⅱ チェコ近代社会の形成

第8章 民族再生――現代チェコ文化の創造と「チェコ史の意味」
第9章 19世紀の社会と政治――「近代化」のなかを生きた人々
第10章 チェコ人のための政治の理想と現実――19世紀末から20世紀初頭のチェコ政党政治
第11章 モラヴィア――国になりきれなかった国
 【コラム4】オロモウツ
 【コラム5】オストラヴァ
第12章 女性の社会進出――「婦人のアメリカン倶楽部」の足跡をたどって
第13章 女性に教育を!――中等教育における女子ギムナジウム・ミネルヴァ設立の歩み
第14章 チェコ近代社会における芸術の制度化――ナショナルな対立の狭間で
第15章 第一次世界大戦と独立運動――マサリクと国外の義勇軍
第16章 「帝国の記憶」――聖マリア柱像の破壊と「復活」
 【コラム6】チェコ芸術界におけるミュシャ/ムハ

Ⅲ チェコスロヴァキア共和国

第17章 第一共和国の政治――1920年憲法と議会政治
第18章 第一共和国時代の外交――ヴェルサイユ体制とベネシュ
第19章 ドイツ人のチェコ――いくつもの層が織りなすドイツ人とチェコ人の歴史
第20章 チェコのユダヤ人――1000年の歴史、破壊、再生
第21章 ポトカルパツカー・ルスとチェコスロヴァキア――チェコスロヴァキアの「文明化」の使命
第22章 第一共和国のジャーナリズム――女性向け紙面の拡充と女性ジャーナリスト
第23章 第二次世界大戦期のチェコスロヴァキア――亡命政権と国内のレジスタンス
 【コラム7】体操は民族の魂?――ソコル運動とナショナリズム
第24章 新しい社会を目指して――共和国復興からスターリン主義社会主義へ
第25章 プラハの春と「正常化体制」――社会主義改革の試みから「反政治の政治」へ
第26章 冷戦期の社会政策――家族・住宅政策を例に
第27章 社会主義体制下におけるポピュラー音楽と政治――抵抗の手段か、権力者の道具か
第28章 チェコスロヴァキア主義――マルチ・ナショナルな国家における1つの概念の歴史

Ⅳ 体制転換以降

第29章 体制転換と連邦解体――社会主義の連邦共和国からチェコ共和国へ
第30章 チェコ共和国としての歩み――連邦解体後の政治的展開
第31章 地方自治――その特徴と歴史的変遷
第32章 経済体制――好調だが重要課題も
 【コラム8】日本との経済的関係
 【コラム9】クラスリツェ 楽器の街の盛衰記
第33章 チェコのロマ――シンティ呼称の追加は共生への転機となるか?
第34章 チェコと難民・移民問題――「ウクライナ戦争」は難民・移民政策変更の契機となるのか?
第35章 社会主義期の記憶と表象――映画『ペリーシュキ』は人々にどのように受容されたのか?
第36章 都市のモニュメント――記念碑に秘められた数々の物語
 【コラム10】ブルノ地下に隠れた魅力
 【コラム11】チェスキー・チェシーン

Ⅴ 文化・芸術

第37章 チェコ語はどのような言語か――系統・屈折・情報構造
 【コラム12】チェコ語とスロヴァキア語の微妙な関係――紛らわしい話
第38章 チェコ語文学の始まり――スラヴ語、ラテン語、ドイツ語に囲まれて
第39章 19世紀の文学――翻訳、辞書、民話、そして純文学へ
第40章 20世紀前半の文学――ロボット、ポエティスム、そしてユダヤ文学
第41章 戦後の文学――チェコ文学から見たミラン・クンデラ
第42章 現代文学――越境する作家たち
第43章 社会主義時代から続く豊かな児童文学の世界――昔話の上に成り立つ自由な発想の子どもの本
第44章 プラハのドイツ語文学――「紙のドイツ語」で書いた(?)作家たち
 【コラム13】日本在住のチェコ人たち
第45章 ジャポニズム――想い描かれるドリームランド、ニッポン
第46章 中世美術――ボヘミアの地霊が愛せしゴシック
第47章 チェコ近代芸術の発展――地域性の内外を往還しながら
第48章 20世紀以降の造形芸術――日常性の中のポエジー
第49章 クラシック音楽(1)――古典派からロマン派へ
第50章 クラシック音楽(2)――国民楽派とその後
第51章 演劇――わが故郷を作る劇場はいずこ
第52章 チェコの人形劇――伝統に根付くチェコの無形文化遺産
第53章 映画――市井の人々を映す
 【コラム14】チェコの切手のあゆみ
第54章 チェコ・コミック――チェコ近代史とともに歩む
第55章 建築――ロマネスク建築から「ダンシング・ハウス」へ
第56章 チェコ写真の系譜――内省的なモノクローム
第57章 工芸――ガラスと陶磁器
 【コラム15】チェコの藍染め
第58章 チェコのサッカー――オーストリア・ハンガリー帝国時代からビロード離婚後まで
 【コラム16】チェコのアイスホッケー
第59章 食文化――伝統と進化
第60章 ビール――「典型的」なチェコの世界

 チェコをもっと知るための参考文献
 おわりに
著者略歴
薩摩 秀登(サツマ ヒデト satsuma hideto)
明治大学経営学部教授。 1959年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。専門は東欧・中欧の中世史および近世史。著書に『王権と貴族 中世チェコにみる中欧の国家』(日本エディタースクール出版部、1991年)、『プラハの異端者たち 中世チェコのフス派にみる宗教改革』(現代書館、1998年)、『物語チェコの歴史 森と高原と古城の国』(中公新書、2006年)、『辺境のダイナミズム(ヨーロッパの中世3)』(共著、岩波書店、2009年)、『図説チェコとスロヴァキアの歴史』(河出書房新社、2021年)などがある。
阿部 賢一(アベ ケンイチ abe kenichi)
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。 1972年生まれ。東京外国語大学外国語学部卒。カレル大学、パリ第IV大学留学を経て、東京外国語大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は中東欧文学、比較文学。著書に『複数形のプラハ』(人文書院、2012年)、『カレル・タイゲ ポエジーの探求者』(水声社、2017年)、『翻訳とパラテクスト ユングマン、アイスネル、クンデラ』(人文書院、2024年)、訳書にフラバル『わたしは英国王に給仕した』(河出書房新社、2010/2019年)、オウジェドニーク『エウロペアナ 二〇世紀史概説』(共訳、白水社、2014年、第1回日本翻訳大賞)、ハヴェル『力なき者たちの力』(人文書院、2019年)、チャペック『白い病』(岩波文庫、2020年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:チェコヲシルタメノロクジッショウ
ローマ字:chekooshirutamenorokujisshou

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