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定価:4,950円(4,500円+税)
判型:A5
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内容紹介
SDGsの前身であるMDGsの達成において、ラオスは保健、教育、ジェンダー平等の分野でどのように成果をあげたのか。ラオ族、カム族、モン族の村での調査を踏まえ、国家の政策実施能力を補完するラオス女性同盟の役割を中心に目標達成のメカニズムを明らかにする。
目次
序章
第1節 本書の目的
第2節 本書の視座
第3節 本書の意義
第4節 本書の構成
第一部 女性同盟のネットワークの形成
第一章 開発政策実現のための障害の除去
第1節 公共政策としてのMDGsと行動変容
第2節 ラオスの妊産婦の施設分娩率と女子生徒の就学率の改善
第3節 分析の枠組み――行動変容の9つの障害
第4節 妊産婦の行動変容――保健信念モデル
第5節 女子の就学に関する行動変容――需要モデル
第6節 調査の方法と対象地
第二章 ラオス女性同盟の歴史――内戦期から開発の時代へ
第1節 フランス領ラオスからラオスの独立まで(1893年~1954年)
第2節 ラオス人民革命党の結成から中立の崩壊まで(1955年~1963年)
第3節 内戦と革命期(1964年~1975年)
第4節 ラオス人民民主共和国の誕生と市場経済化(1975年~2015年)
第5節 社会開発の重点化――第9回党大会と第7次国家社会経済開発計画
第6節 開発し続けることによる女性同盟の正当性
第二部 行動変容における女性同盟のネットワークの役割
第三章 女性同盟の役割・組織と協働型ネットワーク
第1節 法規上の女性同盟の役割と保健省・教育スポーツ省との協働
第2節 中央から郡レベルまでの組み込み型の組織構造
第3節 政策の形成、伝達
第4節 妊産婦保健に関する政策の実施
第5節 女子教育に関する政策の実施
第6節 小括
第四章 ラオ族が多数を占める村における保健と女性同盟の役割――妊産婦の行動変容の分析
第1節 村の組織と村女性同盟の組織
第2節 社会的ネットワークとソーシャル・キャピタル
第3節 妊産婦の行動変容の障害と3村での調査
第4節 サントーン郡全体の妊産婦の出産場所の変化
第5節 行政側の資源、対象者の資源の障害への対応
第6節 情報、認知、態度、信念の障害への対応
第7節 3つの村とサントーン郡全体の行動変容の結果による検証
第8節 保健信念モデルによる検証
第五章 ラオ族が多数を占める村における教育と女性同盟の役割――女子生徒の行動変容の分析
第1節 女子の就学率向上の障害と3村での調査
第2節 女子生徒の就学の変化
第3節 行政側の資源、対象者の資源の障害への対応
第4節 情報、態度・信念の障害への対応
第5節 仲間同士の効果
第6節 3村の事例を基にした女子生徒の行動変容のメカニズムと検証
第六章 カム族とラオ族が混在する村における保健、教育と女性同盟の役割
第1節 ブンマー村の特徴
第2節 妊産婦保健における行動変容
第3節 女子教育における行動変容
第4節 小括
第七章 モン族が多数を占める村における保健、教育と女性同盟の役割
第1節 アヌウォン郡と女性同盟の特徴
第2節 村女性同盟の活動
第3節 妊産婦保健における行動変容
第4節 女子教育における行動変容
第5節 小括
終章
第1節 まとめ
第2節 本書の含意
第3節 残された課題
参考文献
あとがき
索引
第1節 本書の目的
第2節 本書の視座
第3節 本書の意義
第4節 本書の構成
第一部 女性同盟のネットワークの形成
第一章 開発政策実現のための障害の除去
第1節 公共政策としてのMDGsと行動変容
第2節 ラオスの妊産婦の施設分娩率と女子生徒の就学率の改善
第3節 分析の枠組み――行動変容の9つの障害
第4節 妊産婦の行動変容――保健信念モデル
第5節 女子の就学に関する行動変容――需要モデル
第6節 調査の方法と対象地
第二章 ラオス女性同盟の歴史――内戦期から開発の時代へ
第1節 フランス領ラオスからラオスの独立まで(1893年~1954年)
第2節 ラオス人民革命党の結成から中立の崩壊まで(1955年~1963年)
第3節 内戦と革命期(1964年~1975年)
第4節 ラオス人民民主共和国の誕生と市場経済化(1975年~2015年)
第5節 社会開発の重点化――第9回党大会と第7次国家社会経済開発計画
第6節 開発し続けることによる女性同盟の正当性
第二部 行動変容における女性同盟のネットワークの役割
第三章 女性同盟の役割・組織と協働型ネットワーク
第1節 法規上の女性同盟の役割と保健省・教育スポーツ省との協働
第2節 中央から郡レベルまでの組み込み型の組織構造
第3節 政策の形成、伝達
第4節 妊産婦保健に関する政策の実施
第5節 女子教育に関する政策の実施
第6節 小括
第四章 ラオ族が多数を占める村における保健と女性同盟の役割――妊産婦の行動変容の分析
第1節 村の組織と村女性同盟の組織
第2節 社会的ネットワークとソーシャル・キャピタル
第3節 妊産婦の行動変容の障害と3村での調査
第4節 サントーン郡全体の妊産婦の出産場所の変化
第5節 行政側の資源、対象者の資源の障害への対応
第6節 情報、認知、態度、信念の障害への対応
第7節 3つの村とサントーン郡全体の行動変容の結果による検証
第8節 保健信念モデルによる検証
第五章 ラオ族が多数を占める村における教育と女性同盟の役割――女子生徒の行動変容の分析
第1節 女子の就学率向上の障害と3村での調査
第2節 女子生徒の就学の変化
第3節 行政側の資源、対象者の資源の障害への対応
第4節 情報、態度・信念の障害への対応
第5節 仲間同士の効果
第6節 3村の事例を基にした女子生徒の行動変容のメカニズムと検証
第六章 カム族とラオ族が混在する村における保健、教育と女性同盟の役割
第1節 ブンマー村の特徴
第2節 妊産婦保健における行動変容
第3節 女子教育における行動変容
第4節 小括
第七章 モン族が多数を占める村における保健、教育と女性同盟の役割
第1節 アヌウォン郡と女性同盟の特徴
第2節 村女性同盟の活動
第3節 妊産婦保健における行動変容
第4節 女子教育における行動変容
第5節 小括
終章
第1節 まとめ
第2節 本書の含意
第3節 残された課題
参考文献
あとがき
索引
著者略歴
佐藤 敦郎(サトウ アツオ satou atsuo)
1966年、東京都生まれ。
東京大学大学院公共政策学教育部専門職学位課程修了。公共政策学修士(専門職)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(国際貢献)。埼玉県職員、JICA長期専門家(ラオス財務省)、ラオス国立大学社会科学部客員研究員等を経て、現在、九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専門は、公共政策学、行政学、ガバナンス論、地方自治論、開発途上国研究。
タイトルヨミ
カナ:コッカヲホカンスルガバナンス
ローマ字:kokkaohokansurugabanansu
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