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7月24日発売予定

亜紀書房

出版社名ヨミ:アキショボウ

裏庭のまぼろし 家族と戦争をめぐる旅

家族と戦争をめぐる旅
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内容紹介
【推薦】武田砂鉄さん(ライター)
 歴史は常に今を問いかけてくる。
 聞かれるのを待っている声は、誰のもとにも在るのかもしれない。

人類学者が、自身の家族史をひもときながら、彼らの足跡を訪ねて紡ぐ、等身大の〈昭和と戦争〉。

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家業を「不急不要」とされ、祖父は軍事研究の道へ。
若き陸軍将校だった大叔父は1945年3月、沖縄で消息を絶った──。

実家の古い蔵に残された手記や写真、彼の婚約者が八十年大切に持ちつづけた手紙……
人類学者として、戦争に関与した者の親族として葛藤を抱えながら足跡を辿る著者は、その地で生きる人びとの声に耳を傾け、無きものとされた存在に目を凝らす。

**********

「死者たちの言葉をたどり、生き延びた人たちの声を聞き、それをいま生きている人たちに伝えるだけではなく、死者たちの元へ送り還そうとすること。それはひとつの、弔いの仕方だろうか。」

戦地から届いた当時の手紙をひもとくと、想像もつかなかった戦時中の暮らしが生き生きといまに蘇る。
歴史に沈められた、戦争の時代を生きた人びとの声を今に届けるノンフィクション。
著者略歴
石井 美保(イシイ ミホ ishii miho)
文化人類学者。これまでタンザニア、ガーナ、インドで精霊祭祀や環境運動についての調査を行ってきた。2020年の夏、アジア・太平洋戦争で戦死した大叔父の遺した手紙を手にしたことから、戦争と家族史について調べ始める。主な著書に『環世界の人類学』(京都大学学術出版会)、『めぐりながれるものの人類学』、『たまふりの人類学』(ともに青土社)、『遠い声をさがして』(岩波書店)などがある。現在、京都大学人文科学研究所教授。このエッセイの挿画を描いている銅版画家のイシイアツコとは実の姉妹。
イシイ アツコ(イシイ アツコ ishii atsuko)
銅版画家。フランス・ヴァンセンヌ市在住。1995年に渡仏、銅版画を始める。以降モントルイユ市、パリ20区、ヴァンセンヌ市などで銅版画制作を行う。1996年より、フランス、日本、メキシコ、香港、スウェーデン、ベルギー、アメリカなどでグループ展、1999年より、フランス、日本、ドイツ、オランダ、ベルギー、ニューカレドニア、台湾などで個展を開催する。フランス女性誌「BIBA」のイラストレーション、j'ai lu出版、l’ecole de loisir出版の文庫本カバー、ブランドisabel marantのTシャツイメージ、百貨店bon marche のグッズなど、コラボレーションも多数。
タイトルヨミ
カナ:ウラニワノマボロシ
ローマ字:uraniwanomaboroshi

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