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2019年3月20日発売

解放出版社

出版社名ヨミ:カイホウシュッパンシャ

生きる 闘う 学ぶ

関西夜間中学運動50年
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内容紹介
夜間中学はこの半世紀、学齢時に義務教育を奪われた人たちの「学習権保障の叫び」に応える「学び」の場として営まれてきた。その「学び」は、人間を序列化する「学校型教育制度」に猛省を求めるものだった。一貫して夜間中学を抑制しようとしてきた国の方針は、新たな法律により「最低一県一校の夜間中学を」と変わった。関西夜間中学運動50年のあゆみをふりかえり、新たな時代を迎えた夜間中学のあり方を問う。
目次
はじめに

第1部 夜間中学生の主張
がっこうにいきたい― 高橋 栄一
障碍者が安心して勉強できるように― 大西 良子
怒り― 須堯 信行
夜間中学 夜間中学って何や?― 八木 秀夫
 夫の思いで― 八木 昌子
 夜間中学生 八木秀夫さんを偲ぶ― 高木 宣明
 ある思いで「夜間中学の八木です」― 森本 啓
私が 夜間中学で 学んだこと― 李慶錫
なぜ、祖国を訴えたか― 宮島 満子
知った以上は何かしなあかん― 下岡 純子
―おいだされ組文集―ひとりだけの卒業文集―
 いかり― 髙橋 敏夫
 私ひとりの卒業文集― 高橋 尋子
 近畿夜間中学校生徒会連合会と共に― 一森 悦子
 夜間中学で勉強して本当に良かった― 朴花春
 夜間中学での学び 橋下さんに言いたいこと― 文在良

第2部 あゆみ
夜間中学のあゆみ 大阪を中心にして― 編集委員会

第3部 闘う
近畿夜間中学校生徒会連合会の活動― 編集委員会
就学援助・補食給食復活の闘い― 編集委員会
「夜間中学を育てる会」の活動― 豊嶋 登
夜間中学生が主役の夜間中学を創ろう―黎明期の大阪の夜間中学生の活動― 平野 和美
南河内自主夜間中学の取り組み― 人と出会い、世界と出会い、私と出会う― 今木 誠造
奈良の夜間中学運動― 米田 哲夫
生徒が学校の見張り番―35日間のストライキ(授業ボイコット)を振り返って― 布川 順子
「義務教育の保障」は私たちの手で―夜間中学の生徒会=近畿夜間中学校生徒会連合会― 編集委員会
兵庫県内の夜間中学の活動― 石打 謹也

第4部 学ぶ
東大阪の夜間中学の取り組み―独立運動・「うりそだん」「さらんばん」のハルモニたち― 髙野雅夫/林 二郎/藤井和子/鄭貴美/和久野哲治/韓一茂/司会・白井善吾
夜間中学生の学びと夜間中学文化― 福島 俊弘
存在意義の確認・検証の場―守口夜間中学「公開と交流」― 『夜間中学で「まなぶ」』編集委員会
在日朝鮮人教育と夜間中学―東大阪市の夜間中学ではじめた在日朝鮮人生徒の学びが昼の学校での在日朝鮮人教育の広がりへ― 林 二郎
日韓識字文解交流に学んだこと― 韓一茂
●新渡日の人たちの夜間中学の学び
アフガニスタン難民の生徒と夜間中学― 林 二郎
新しい夜間中学を求めて― 安野 勝美
夜間中学での中国人生徒の学び― 葉 映蘭

第5部 語る
座談会 夜間中学生の闘いに学び、いまに伝える ― 金夏子/金喜子/箱谷暎子/朴梧桐/司会・韓一茂
夜間中学教員座談会 50年をどう総括し、明日を展望するか ― 米田哲夫/白井善吾/由利元次郎/石打謹也/山﨑靖彦/黒川優子/韓一茂

第6部 夜間中学の明日に
明日の夜間中学に― 編集委員会
インタビュー 東アジアの識字運動と日本の夜間中学― 萬稀/聞き手・編集委員会 通訳・金香都子
文解教育と夜間中学 カンボジアの小さな村からの発信― 萬稀

第7部 証言
●夜間中学教員の証言
自分を読む― 稲富 進
夜間中学生が教えてくれたこと、学んだこと― 金城 実
夜間中学と私― 岩井 好子
「夜間中学いろは」のコトバ― 平井 由貴子
夜間中学開設から50年― 足立 龍枝
夜間中学生と向き合ってきて― 吉村 和晃

●ジャーナリストの証言
母が“奪い返した”もの― 今西 富幸
夜間中学増設運動がいま直面していること 「最低一県に一校の夜間中学開設を」に挑む― 川瀬 俊治
人生が変わる。人生を変える。― 西村 秀樹
文字をおぼえて夕焼けが美しい― 福田 雅子
夜間中学で学んだこと― 山成 孝治

 資料
発信……夜間中学(「日教組教育新聞」1996年)
原点から問う 夜間中学の今 ―髙野雅夫さんにきく(「日教組教育新聞」1996年)
夜間中学校関連年表
自主夜間中学・運動体一覧
公立夜間中学校一覧

あとがき

敗者復活戦の法則― 髙野雅夫

コラム(編集委員会執筆)
1.戦後夜間中学の嚆矢 大阪市立生野第二中学夕間学級
2.大阪府知事、天王寺を訪ねる
3.天王寺「夜間中学生の像」
4.彫刻「夜間中学生の像」「オモニの像」
5.夜間中学が高校教科書に登場
6.「タネの思想」と「コヤシの思想」
7.夜間中学憲章(私たちのめざす夜間中学)― 奈良県夜間中学連絡協議会
8.「わらじ通信」に込められた想いを共有して
著者略歴
『生きる 闘う 学ぶ』編集委員会(イキル タタカウ マナブ ヘンシュウイインカイ ikiru tatakau manabu henshuuiinkai)
石打 謹也 元兵庫県尼崎市立成良中学校琴城分校教員/いしうち きんや 白井 善吾 夜間中学資料情報室/元大阪府守口市立守口夜間中学教員/しらい ぜんご 髙野 雅夫 東京都荒川区立第九中学校第二部卒業生/たかの まさお 平野 和美 元大阪府八尾市立八尾夜間中学教員/ひらの かずみ 林  二郎 元大阪府東大阪市立長栄夜間中学・太平寺夜間中学教員/はやし じろう 韓一茂   大阪府東大阪市立長栄夜間中学教員/ハン イルム
タイトルヨミ
カナ:イキル タタカウ マナブ
ローマ字:ikiru tatakau manabu

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