近刊検索 デルタ

2021年9月17日発売

解放出版社

大阪マージナルガイド

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内容紹介
大阪では三郷と称していた時代から、中心地の周縁部にさまざまな被差別民が居住し、警察業務や皮革業、墓所の管理、葬送などをになっていた。大正期に第二次市域編入が行われると、人口も東京をしのいで名実ともに大都市“大大阪”が姿をあらわす。都市機能が充実し、人びとの生活に繁栄・発展・享楽がもたらされる反面、大都市行政の運営をになうようにして被差別共同体の近接に墓所、火葬場、塵芥処理施設、屠場、避病院、監獄など公共性をもちながらも、賤視される施設が組み込まれていく。
これまで語られてこなかった近世の被差別民の役割と近代における都市機能の関係をたどるもうひとつの大阪歴史案内。『かくれスポット大阪』(2013年)、『続かくれスポット大阪』(2015年)をリニューアルした決定版。
目次
序論 都市大阪のなかの被差別民

エリア編
 Ⅰ 道頓堀・千日前―― ハレとケガレの空間
 Ⅱ 日本橋・下寺―― 街道とスラムの様相
 Ⅲ 天王寺・新世界―― 博覧会と遊興地の風景
 Ⅳ 渡辺・西浜―― 皮革と太鼓の文化
 Ⅴ 太子・萩之茶屋―― 釜ヶ崎と日雇い労働者のまち
 Ⅵ 山王・飛田―― 龍神と遊廓の舞台
 Ⅶ 天満・長柄―― 紡績とセツルメントの拠点
 Ⅷ 本庄・北野―― 医療と福祉の原点
 Ⅸ 中津・下三番―― 新淀川と移転の足跡

トピックス編
 近代社会の周縁① 四カ所・七墓
 近代社会の周縁② 食肉・屠場
 近代社会の周縁③ 職業・労働紹介

補論 〝大大阪〞と被差別民
  1 インナーシティから〝大大阪〞へ 
  2 ディープ・サウス― 釜ヶ崎と西浜・西成 
  3 アトラクティブ・ノース― 本庄・長柄と舟場 
  4 近代大阪と被差別民 

 参考文献 
 あとがき
著者略歴
吉村 智博(ヨシムラ トモヒロ yoshimura tomohiro)
吉村智博(よしむら・ともひろ) 現在、学芸員・大学非常講師などを兼務。専門は、都市周縁社会史・地図史・博物館表彰論。 主要著書 〈単著〉 『続 かくれスポット大阪』解放出版社、2015年 『かくれスポット大阪』解放出版社、2013年 『近代大阪の部落と寄せ場―都市の周縁社会史』明石書店、2012年 〈共著〉 『環太平洋地域の移動と人種―統治から管理へ、遭遇から連帯へ』京都大学学術出版会、2020年 『〈人種神話を解体する1〉可視性と不可視性のはざまで』東京大学出版会、2016年 『近世刊行大坂図集成』創元社、2015年 『光徳寺善隣館と佐伯祐正』新元社、2014年 『釜ヶ崎のススメ』洛北出版、2011年 『近代日本の「他者」と向き合う』解放出版社、2010年  ほか多数 〈監修・解説〉 『〈昭和期の都市労働者2〉大阪:釜ヶ崎・日雇労働者(第Ⅰ期)』近現代資料刊行会、2018~21年
タイトルヨミ
カナ:オオサカマージナルガイド
ローマ字:oosakamaajinarugaido

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解放出版社の既刊から
内田博文/著
井上寿美/編著 佐藤哲也/編著 堀正嗣/編著 大川織雅/著 辻木愼吾/著 疋田美和/著 ほか
佐々木和子/編著 廣川淳平/編著
もうすぐ発売(1週間以内)
吉川弘文館:黒田智 
講談社:三止十夜 藤実なんな 
KADOKAWA:青田かずみ 椎名咲月 

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