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2018年8月24日発売

北大路書房

本当にわかりやすい すごく大切なことが書いてある ちょっと進んだ 心に関わる 統計的研究法の本 Ⅲ

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内容紹介
『ごく初歩本』(愛称)シリーズの内容が「ちょっと進んだ」III巻。「偏相関係数」「重回帰分析」「個人内変動に基づく相関的研究と個人間変動に基づく相関的研究」の3章構成。前2章は,パス解析,共分散構造分析,階層線形モデル分析,媒介分析などの理解の基礎となるもの。3章は,相関的研究と呼ばれる方法による従来の研究のほとんどに大きな問題があることを指摘し,事態改善に言及。

◆本書の主なもくじ
1章 偏相関係数
2章 重回帰分析
3章 個人内変動に基づく相関的研究と個人間変動に基づく相関的研究

■■■『ごく初歩本』の愛称で親しまれたロングセラーとは■■■
『本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』
一般的な統計ユーザーのための「統計法」のテキスト。分析法の基礎的事項や,それらの分析法がもともともっている問題点(いわば,統計の限界),および分析された結果を解釈する際の留意点を重視して解説した。ひとりで読んで十分に理解できる本。
○主なもくじ
序章 統計について学ぶにあたって
1章 1つひとつの変数についての分析1:図表を用いた度数分布のまとめ
2章 1つひとつの変数についての分析2:度数分布の特徴の数値要約
3章 2つの変数の関係についての分析1:量的変数どうしの場合
4章 2つの変数の関係についての分析2:質的変数どうしの場合
5章 変数の変換
6章 統計的検定の基礎
7章 適切な検定の選択
8章 統計的検定の実際
9章 統計的検定の問題点・適用上の留意点
終章 統計に関する知識と日常の思考との関わり

■■■その『ごく初歩本』の姉妹書 全5巻■■■
□『ごく初歩本』で記述しきれなかった事項を加筆する『補足本』□
○『本当にわかりやすい すごく大切なことが書いてある ごく初歩の統計の本 補足I』
『ごく初歩本』の記述統計の内容を丁寧に補足。さらに,多くの分析法の基礎となる「標準偏差と相関係数のベクトルによる表現と変数の合成」について詳しく説明する。

○『本当にわかりやすい すごく大切なことが書いてある ごく初歩の統計の本 補足II』
「標本分布と信頼区間」と「効果量とその信頼区間の活用」について章を設け説明。また,統計的検定に過度に依拠してしまわないよう,活用のあり方,基本姿勢までを記す。

□『ごく初歩本』・『補足本』の内容を発展させ,心理統計の分析法を詳述する『ちょっと本』□
○『本当にわかりやすい すごく大切なことが書いてある ちょっと進んだ 心に関わる 統計的研究法の本 I』
多くの分析法の基礎知識である「単回帰分析」を丁寧に説明。また,一般的な心理学的研究で欠かせない,測定の妥当性について詳しい意味,留意点,姿勢までを丁寧に記す。

○『本当にわかりやすい すごく大切なことが書いてある ちょっと進んだ 心に関わる 統計的研究法の本 II』
「実験的研究における剰余変数の統制」を軸に,1要因の分散分析,2要因の分散分析,共分散分析,プリポスト・デザインによるデータ分析について説明。

○『本当にわかりやすい すごく大切なことが書いてある ちょっと進んだ 心に関わる 統計的研究法の本 III』
パス解析,共分散構造分析,階層線形モデル分析などの理解を助ける。また,相関的研究と呼ばれる方法による研究の多くに問題があることを指摘し,事態改善に言及。
目次
1章 偏相関係数

 ○偏相関係数は
 ○やや異なる角度からの説明
 ○部分相関係数
 ○偏相関係数のベクトルによる表現
 ○種々のケースにおける偏相関係数の値
 ○「偏相関係数は,zの値ごとのxとyの(分割)相関係数の平均値である」という記述について
 ○偏相関係数と因果推論
 ○偏相関係数を用いる際の留意点
  1章 練習問題



2章 重回帰分析

 ○重回帰分析とは
 ○重回帰分析の数学的モデル
 ○b1,b2(および,加算定数a)の求め方
 ○偏回帰係数
 ○標準偏回帰係数
 ○重相関係数
 ○単回帰分析の場合と共通する種々の基本的事項
 ○重回帰分析における部分相関係数の2乗と偏相関係数の2乗の意味
 ○部分相関係数の2乗および偏相関係数の2乗と2種類の相関比の関係
 ○重相関係数と標準偏回帰係数のベクトルによる表現
 ○種々のデータにおける重回帰分析の結果
 ○交互作用効果の項を組み入れた重回帰分析
 ○重回帰分析を行なう際の留意点
  2章 練習問題



3章 個人内変動に基づく相関的研究と個人間変動に基づく相関的研究

 ○個人間変動に基づく相関的研究とは
 ○個人内変動に基づく相関的研究とは
 ○同一の検討事項についての個人間変動に基づく相関的研究と個人内変動に基づく相関的研究の具体例
 ○2種類の方法による結果の違い
 ○どちらの方法を用いるべきか
 ○さらなる具体例
 ○個人内変動に基づく検討を行なう際の留意点
 ○「個人内変動に基づく相関的研究 vs. 個人間変動に基づく相関的研究」ということと「参加者内計画による実験的研究 vs. 参加者間計画による実験的研究」ということの混同
 ○データの集合による相関関係の変化
 ○最後に:研究者としての基本姿勢(精神論)に関する(至極当然の)主張
  3章 練習問題


練習問題の解答と解説
引用文献
索  引


ちょっと余分な話1:「偏相関係数の絶対値≧部分相関係数の絶対値」となることについての説明
ちょっと余分な話2:媒介変数を特定する実践的意義
ちょっと余分な話3:単相関係数がすべて正の値なのに,偏相関係数が1になる?
ちょっと余分な話4:分析法の数学的な高度さに惑わされないように
ちょっと余分な話5:数値要約の危うさ
ちょっと余分な話6:心理学的研究において因果関係を特定することの困難さ
ちょっと余分な話7:交互作用効果の項に関する中心化
ちょっと余分な話8:特定の方向の因果関係の存在が想定される2つ以上の変数を説明変数として同時に分析に組み入れている場合について
ちょっと余分な話9:重回帰分析と共分散分析の関係
ちょっと余分な話10:個人内の多様性と個人間の多様性の混同
ちょっと余分な話11:各個人内での評定尺度項目間の変動に基づく相関係数の算出について
ちょっと余分な話12:クロス構造のデータとネスト構造のデータの混同
著者略歴
吉田 寿夫(ヨシダ トシオ)
関西学院大学社会学部 教授 主著:『心理学のためのデータ解析テクニカルブック』森敏昭・吉田寿夫(編) 1990 北大路書房[共編著], 『本当にわかりやすい すごく大切なことが書いている ごく初歩の統計の本』1998 北大路書房[単著],『心理学の新しいかたち-方法への意識-』下山晴彦・子安増生(編)2002 誠信書房[分担執筆]ほか多数。

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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