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2021年8月13日発売

北大路書房

出版社名ヨミ:キタオオジショボウ

非認知能力 概念・測定と教育の可能性

概念・測定と教育の可能性
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内容紹介
ヘックマン『幼児教育の経済学』(2015)や
ポール・タフ『私たちは子どもに何ができるのか』(2017)の邦訳で
一気に注目され,学習指導要領(平成29年3月告示)をはじめ,
わが国の教育政策に多大な影響を与えた概念,
「非認知能力」とは一体何であったのか?

非認知能力とは何か。「人間力」「やりぬく力」など漠然とした言葉に拠らず,心理学の知見から明快に論じる。誠実性,グリット,好奇心,自己制御,楽観性,レジリエンス,マインドフルネスなど関連する15の心理特性を取りあげ,教育や保育の現場でそれらを育む可能性を展望。非認知能力を広く深く知ることができる一冊。

白梅学園大学名誉教授 無藤 隆氏 推薦!
「非認知能力」とは何か。心理学で実証された15種類の心理特性から,
①非認知能力は教育可能である,
②その教育は望ましい成果(学力や健康・幸福・社会的活動)につながる。
本書から多くを学ぶことができた。
広く教育・保育の関係者に勧めたい。

【主な目次】
序章 非認知能力とはなにか
1章 誠実性
2章 グリット
3章 自己制御・自己コントロール
4章 好奇心
5章 批判的思考
6章 楽観性
7章 時間的展望
8章 情動知能
9章 感情調整
10章 共感性
11章 自尊感情
12章 セルフ・コンパッション
13章 マインドフルネス
14章 レジリエンス
15章 エゴ・レジリエンス
終章 非認知能力と教育について
目次
●まえがき

序章 非認知能力とは

1章 誠実性 ―― 課題にしっかりと取り組むパーソナリティ
  1節 誠実性とは
  2節 誠実性の基礎研究
  3節 誠実性を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

2章 グリット ―― 困難な目標への情熱と粘り強さ
  1節 グリットとは
  2節 グリットの基礎研究
  3節 グリットを伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

3章 自己制御・自己コントロール ―― 目標の達成に向けて自分を律する力
  1節 自己制御・自己コントロールとは
  2節 自己制御・自己コントロールの基礎研究
  3節 自己制御・自己コントロールを伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

4章 好奇心 ―― 新たな知識や経験を探究する原動力
  1節 好奇心とは
  2節 好奇心の基礎研究
  3節 好奇心を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

5章 批判的思考 ―― 情報を適切に読み解き活用する思考力
  1節 批判的思考とは
  2節 批判的思考の基礎研究
  3節 批判的思考を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

6章 楽観性 ―― 将来をポジティブにみて柔軟に対処する能力
  1節 楽観性とは
  2節 楽観性の基礎研究
  3節 楽観性を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

7章 時間的展望 ―― 過去・現在・未来を関連づけて捉えるスキル
  1節 時間的展望とは
  2節 時間的展望の基礎研究
  3節 時間的展望を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

8章 情動知能 ―― 情動を賢く活用する力
  1節 情動知能とは
  2節 情動知能の基礎研究
  3節 情動知能を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

9章 感情調整 ―― 感情にうまく対処する能力
  1節 感情調整とは
  2節 感情調整の基礎研究
  3節 感情調整を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

10章 共感性 ―― 他者の気持ちを共有し、理解する心理特性
  1節 共感性とは
  2節 共感性の基礎研究
  3節 共感性を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

11章 自尊感情 ―― 自分自身を価値ある存在だと思う心
  1節 自尊感情とは
  2節 自尊感情の基礎研究
  3節 自尊感情を伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

12章 セルフ・コンパッション ―― 自分自身を受け入れて優しい気持ちを向ける力
  1節 セルフ・コンパッションとは
  2節 セルフ・コンパッションの基礎研究
  3節 セルフ・コンパッションを伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

13章 マインドフルネス ―― 「今ここ」に注意を向けて受け入れる力
  1節 マインドフルネスとは
  2節 マインドフルネスの基礎研究
  3節 マインドフルネスを伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

14章 レジリエンス ―― 逆境をしなやかに生き延びる力
  1節 レジリエンスとは
  2節 レジリエンスの基礎研究
  3節 レジリエンスを伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

15章 エゴ・レジリエンス ―― 日常生活のストレスに柔軟に対応する力
  1節 エゴ・レジリエンスとは
  2節 エゴ・レジリエンスの基礎研究
  3節 エゴ・レジリエンスを伸ばすための介入研究
  4節 教育の可能性

終章 非認知能力と教育について

●あとがき
●用語集
●引用文献
●事項索引
著者略歴
小塩 真司(オシオ アツシ oshio atsushi)
小塩真司(おしお あつし) 早稲田大学文学学術院 教授 2000年,名古屋大学教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育心理学)。専門はパーソナリティ心理学,教育心理学,発達心理学。著訳書は『性格とは何か』(中公新書),『性格がいい人、悪い人の科学』(日本経済新聞出版社),『パーソナリティ心理学』(サイエンス社),『性格を科学する心理学のはなし』(新曜社),『大学生ミライの因果関係の探究』(ちとせプレス),『心理学の卒業研究ワークブック』(共著,金子書房),『人間関係の生涯発達心理学』(共著,丸善出版),『円環モデルからみたパーソナリティと感情の心理学』(共訳,福村出版),『パーソナリティのダークサイド』(監訳,福村出版)など多数。
川本 哲也(カワモト テツヤ kawamoto tetsuya)
竹橋 洋毅(タケハシ ヒロキ takehashi hiroki)
原田 知佳(ハラダ チカ harada chika)
西川 一二(ニシカワ カズシ nishikawa kazushi)
平山 るみ(ヒラヤマ ルミ hirayama rumi)
外山 美樹(トヤマ ミキ toyama miki)
千島 雄太(チジマ ユウタ chijima yuuta)
野崎 優樹(ノザキ ユウキ nozaki yuuki)
中川 威(ナカガワ タケシ nakagawa takeshi)
登張 真稲(トバリ マイネ tobari maine)
箕浦 有希久(ミノウラ ユキヒサ minoura yukihisa)
有光 興記(アリミツ コウキ arimitsu kouki)
石川 遥至(イシカワ ハルユキ ishikawa haruyuki)
平野 真理(ヒラノ マリ hirano mari)
小野寺 敦子(オノデラ アツコ onodera atsuko)
タイトルヨミ
カナ:ヒニンチノウリョク
ローマ字:hininchinouryoku

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