( )
定価:2,640円(2,400円+税)
判型:A5
電子書籍をチェック
書店在庫をチェック
内容紹介
コンピテンシー育成の優れた教育プログラム,国際バカロレア(IB)。概念型学習理論や逆向き設計論,ルーブリック評価等,IBで採り入れられている教育理論を日々の授業で活用することを提案。学習指導要領の改訂ポイントを踏まえつつ,「問い」により駆動される授業づくりを解説する。巻末に国・英・数の指導案を収載。
目次
はじめに
第Ⅰ部 学習指導要領と指導案 過去・現在から学ぶ
第1章 新しい学習指導要領が目指す教育とその背景
1.主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善
2.コンピテンシー・ベースの教育とその背景にある学術的知見
1)コンピテンシー・ベースの教育
2)学術的知見を踏まえた教育
3)新しい教育課程を踏まえた指導案の作成に向けて
第2章 一般的な指導案の形式・特徴とその改善のポイント
1.目標・課題の設定における課題
1)単元目標の課題:教科・科目内にとどまる目標設定
2)単元観の課題:授業者中心の課題設定
3)学習者観の課題:集団を意識した課題設定
4)まとめ
2.指導観・評価の設定における課題
1)指導観の課題:授業者の主観や実践知から選ばれる
2)評価の観点の課題:授業者個々の主観的課題
3)まとめ
3.単元の指導計画と本時の展開における課題
1)単元の指導計画設定の課題:資質・能力育成が二番手に
2)本時の展開における課題:ねらいの見えづらさ
3)まとめ
第Ⅱ部 IB教育から学ぶ
第3章 国際バカロレア(IB)のプログラムとその特徴
1.IBの教育理念とカリキュラムの構造
2.IB教育を実現するユニットプランナー
3.IB教育を支える学術的知見
1)逆向き設計論
2)概念型カリキュラムと指導
第4章 目標・課題の設定
1.到達目標と学習者観の設定
2.単元観の設定と教材観
3.単元目標と単元の核をなす本質的な問いの設定
4.まとめ
第5章 指導観・評価の設定
1.指導観の改善と充実
2.評価の観点の改善と充実
3.見方・考え方の育成:評価を行う必要性
4.学習活動と評価の一体化:評価づけの方法
1)形成的評価と総括的評価の違い
2)ルーブリックによる評価:考え方と作成方法
3)評価を行う上での留意点:IBプログラムからの示唆
5.まとめ
第6章 単元の指導計画と本時の展開における活動の取り扱い
1.逆向き設計論を踏まえた指導案の形
1)逆向き設計論に基づく指導案:概念型学習に着目して
2)単元の指導計画と本時の展開の各項目をつなげる
2. 問いに根差した学習活動の編成
1)「 問い」とは何か:質問と発問との違い
2)問い立てをどのように行うのか
3)問いを投げかける際の学習活動上の留意点
3.まとめ
第Ⅲ部 授業を改善する
第7章 国語科:問いを前提とした授業を展開する
1.指導案の考え方
2.指導上の留意点
1)実社会との関わり
2)学習過程の明確化
3)探究学習との関連
3.授業改善に向けて
4.まとめ
第8章 外国語科(英語):パフォーマンスを高めるルーブリックを検討する
1.指導案の考え方
1)様々なテキストジャンルへの対応
2)問いを中心とした授業
3)ルーブリックを用いたパフォーマンス評価
2.指導上の留意点
1)実生活・実社会で用いられるオーセンティックなテキストジャンルを取り
扱う
2)英語による「問い」への応答がしやすい学習環境づくり
3)英語によるパフォーマンスを評価するルーブリックの作成
3.まとめ
第9章 数学科:ICT 活用と主体的問題解決を促す授業を設計する
1.指導案の考え方
1)数学と日常とのつながり
2)グラフ作成ソフトを活用した授業のアイデア
3)オープン・エンドな問いを取り入れた授業実践
①教材
②授業の流れ
2.指導上の留意点
1)グラフ作成ソフトを利用した問題の事例と特徴
①グラフ表示ソフトの授業での活用を促すこと
②批判的検討を行うこと
2)海外のカリキュラムにおける二次関数の問題
①数学の様々な単元が含まれている
②扱う数値の桁が大きく計算しやすい数にされていないこと
③文脈と二次関数をつなげて考えさせること
3.まとめ
巻末資料
指導案 国語科
指導案 英語科
指導案 数学科
Q & A 国語科
Q & A 英語科
Q & A 数学科
文 献
おわりに
【Topic】
1 探究の歴史的経緯
2 アクティブ・ラーニングの要素
3 初代国際バカロレア事務総長アレック・ピーターソンの教育観
4 経験学習に根差したCASの重要性
5 概念型学習
6 日本の「個別最適な学び」とIBの「ディファレンシエーション(個別最適化)」
7 学習者自身による問い立てと探究:TOKを参考に
8 英語による「問い」とその応答への抵抗感
第Ⅰ部 学習指導要領と指導案 過去・現在から学ぶ
第1章 新しい学習指導要領が目指す教育とその背景
1.主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善
2.コンピテンシー・ベースの教育とその背景にある学術的知見
1)コンピテンシー・ベースの教育
2)学術的知見を踏まえた教育
3)新しい教育課程を踏まえた指導案の作成に向けて
第2章 一般的な指導案の形式・特徴とその改善のポイント
1.目標・課題の設定における課題
1)単元目標の課題:教科・科目内にとどまる目標設定
2)単元観の課題:授業者中心の課題設定
3)学習者観の課題:集団を意識した課題設定
4)まとめ
2.指導観・評価の設定における課題
1)指導観の課題:授業者の主観や実践知から選ばれる
2)評価の観点の課題:授業者個々の主観的課題
3)まとめ
3.単元の指導計画と本時の展開における課題
1)単元の指導計画設定の課題:資質・能力育成が二番手に
2)本時の展開における課題:ねらいの見えづらさ
3)まとめ
第Ⅱ部 IB教育から学ぶ
第3章 国際バカロレア(IB)のプログラムとその特徴
1.IBの教育理念とカリキュラムの構造
2.IB教育を実現するユニットプランナー
3.IB教育を支える学術的知見
1)逆向き設計論
2)概念型カリキュラムと指導
第4章 目標・課題の設定
1.到達目標と学習者観の設定
2.単元観の設定と教材観
3.単元目標と単元の核をなす本質的な問いの設定
4.まとめ
第5章 指導観・評価の設定
1.指導観の改善と充実
2.評価の観点の改善と充実
3.見方・考え方の育成:評価を行う必要性
4.学習活動と評価の一体化:評価づけの方法
1)形成的評価と総括的評価の違い
2)ルーブリックによる評価:考え方と作成方法
3)評価を行う上での留意点:IBプログラムからの示唆
5.まとめ
第6章 単元の指導計画と本時の展開における活動の取り扱い
1.逆向き設計論を踏まえた指導案の形
1)逆向き設計論に基づく指導案:概念型学習に着目して
2)単元の指導計画と本時の展開の各項目をつなげる
2. 問いに根差した学習活動の編成
1)「 問い」とは何か:質問と発問との違い
2)問い立てをどのように行うのか
3)問いを投げかける際の学習活動上の留意点
3.まとめ
第Ⅲ部 授業を改善する
第7章 国語科:問いを前提とした授業を展開する
1.指導案の考え方
2.指導上の留意点
1)実社会との関わり
2)学習過程の明確化
3)探究学習との関連
3.授業改善に向けて
4.まとめ
第8章 外国語科(英語):パフォーマンスを高めるルーブリックを検討する
1.指導案の考え方
1)様々なテキストジャンルへの対応
2)問いを中心とした授業
3)ルーブリックを用いたパフォーマンス評価
2.指導上の留意点
1)実生活・実社会で用いられるオーセンティックなテキストジャンルを取り
扱う
2)英語による「問い」への応答がしやすい学習環境づくり
3)英語によるパフォーマンスを評価するルーブリックの作成
3.まとめ
第9章 数学科:ICT 活用と主体的問題解決を促す授業を設計する
1.指導案の考え方
1)数学と日常とのつながり
2)グラフ作成ソフトを活用した授業のアイデア
3)オープン・エンドな問いを取り入れた授業実践
①教材
②授業の流れ
2.指導上の留意点
1)グラフ作成ソフトを利用した問題の事例と特徴
①グラフ表示ソフトの授業での活用を促すこと
②批判的検討を行うこと
2)海外のカリキュラムにおける二次関数の問題
①数学の様々な単元が含まれている
②扱う数値の桁が大きく計算しやすい数にされていないこと
③文脈と二次関数をつなげて考えさせること
3.まとめ
巻末資料
指導案 国語科
指導案 英語科
指導案 数学科
Q & A 国語科
Q & A 英語科
Q & A 数学科
文 献
おわりに
【Topic】
1 探究の歴史的経緯
2 アクティブ・ラーニングの要素
3 初代国際バカロレア事務総長アレック・ピーターソンの教育観
4 経験学習に根差したCASの重要性
5 概念型学習
6 日本の「個別最適な学び」とIBの「ディファレンシエーション(個別最適化)」
7 学習者自身による問い立てと探究:TOKを参考に
8 英語による「問い」とその応答への抵抗感
著者略歴
御手洗 明佳(ミタライ サヤカ mitarai sayaka)
御手洗明佳(みたらい・さやか)
第1章,第2章1,第3章,第4章,Topic 3,6
2014年 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程 単位取得満了
現 在 淑徳大学教育学部准教授 博士(教育学)
《主著・論文》
国際バカロレアの教育システム分析―コンピテンスの育成プロセスに着目して(早稲田大学博士論文) 2017 年
外国カリキュラムを提供する学校への公的関与のあり方に関する一考察―ドバイにおける学校監査を事例として(共著) 早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊,29号(1),25–35.2021年
国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)初年度生の学習経験とコンピテンシー―「高校での学習・経験に関する実態調査」(2021年度)の分析から(共著) 国際バカロレア教育研究,第6巻,71–82. 2022年
赤塚 祐哉(アカツカ ユウヤ akatsuka yuuya)
赤塚祐哉(あかつか・ゆうや)
第2章3,第5章3~4,第6章,第8章,Topic 1,2,5,7,8,巻末資料「指導案(英語科)」「Q&A(英語科)」
2013年 オーストラリアンカトリック大学大学院 修了(MA Educational Leadership)
現 在 相模女子大学学芸学部専任講師,NHKラジオ高校講座「英語コミュニケーションⅡ」講師
《主著・論文》
国際バカロレアの英語授業―世界標準の英語教育とその実践(単著) 松柏社 2018年
A Pedagogical Approach to Foster Critical Thinking Skills in Japanese EFL learners: Focusing on the International Baccalaureate’s Pedagogical Framework. Educational Reform and International Baccalaureate in the Asia-Pacific (Eds; Coulson, D. G., Datta, S., & Davies, M. J.), 37–56. 2021.
Integrated English for Critical Thinking(大学英語教科書・単著) 松柏社 2023年
井上 志音(イノウエ シオン inoue shion)
井上志音(いのうえ・しおん)
第2章2,第5章1~2,5,第7章,Topic 4,巻末資料「指導案(国語科)」「Q&A(国語科)」
2022年 神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程 単位取得満了
現 在 灘中学校・灘高等学校教諭,大阪大学文学部・神戸大学人文学研究科・立命館大学教職研究科非常勤講師,東京書籍 高校国語教科書編集委員,NHK高校講座「現代の国語」(Eテレ)監修・講師,国際バカロレア機構ディプロマ試験官(日本語A文学)
《主著・論文》
「知の理論」をひもとく―Unpacking TOK(共著) ふくろう出版 2018年
知の横断と探究―国際的視野を育む国語科教育(単著) 日本私学教育研究所調査資料,254号,19–30. 2018年
メディアリテラシー―吟味思考(クリティカルシンキング)を育む(分担執筆) 時事通信社 2021年
総合的な探究実践ノート(分担執筆) 増進堂 2022年
木村 光宏(キムラ ミツヒロ kimura mitsuhiro)
木村光宏(きむら・みつひろ)
第9章, 巻末資料「指導案(数学科)」「Q&A(数学科)」
2012年 広島大学大学院国際協力研究科教育文化専攻 修了
現 在 岡山理科大学グローバルセンター講師,IB教員養成プログラムコーディネーター,日本大学大学院総合社会情報学研究科博士課程後期在籍,国際バカロレア機構ディプロマ試験官(数学)
《主著・論文》
公立高校の教員は国際バカロレアの教育効果をどう認識しているか(日本語DP導入校へのフォーカス・グループ・インタビューを通して)(共著) グローバル人材育成教育研究,9(2),84–94.2022年
ESL生徒の英語による数学文章題の問題解決プロセスに関する考察(国際バカロレア認定校におけるインタビュー分析)(単著) グローバル人材育成教育研究,10(1),8–19.2022年
新しい数学教育の理論と実践(分担執筆) ミネルヴァ書房 2019年
タイトルヨミ
カナ:コクサイバカロレアキョウイクニマナブジュギョウカイゼン
ローマ字:kokusaibakaroreakyouikunimanabujugyoukaizen
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
赤塚 祐哉 最近の著作
もうすぐ発売(1週間以内)
近刊:ランダム
新着:ランダム(5日以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。