近刊検索 デルタ

2022年10月6日発売

汲古書院

出版社名ヨミ:キュウコショイン

翼賛体制下のモダンダンス

――厚生舞踊と「皇軍」慰問――
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内容紹介
◎戦時下における舞踏家たちの活動を辿り、その実態と役割を探る!
目次
凡例
第一部 総論
序章
一 目的と意義
二 位置づけと研究方法〔戦時期舞踊を「想起」する/「帝国のまなざし」〕
三 先行研究
四 用語と視座――モダンダンスについて〔本書におけるモダンダンスの範囲/日本のモダンダンス
の系譜/慰問に適していたモダンダンス/舞踊とプロパガンダの身体的「共振」について〕
五 戦時舞踊とジェンダー――主体的に踊る身体、見られる身体の曖昧化
六 本書の構成
第一章 戦時下の舞踊をめぐる文化政策――厚生運動と恤兵部
一 厚生大会から工場舞踊まで〔厚生運動とは/世界厚生大会――日本へ「厚生運動」導入の契機
  /厚生省(一九三八年一月)と日本厚生協会(一九三八年四月)の成立/一九三八-四〇年日
本厚生大会――近代的な集団体操の奨励〕
  二 大政翼賛会文化部と産業報国会の移動文化隊構想〔昭和研究会(一九三三年一〇月―一九四〇
    年十一月)から大政翼賛会文化部へ/大政翼賛会文化部の発足(一九四〇年一〇月)/大政翼
賛会文化部による地方文化の振興/大日本産業報国会の「文化尖兵隊」構想〕
  三 厚生運動下における体操と舞踊の接近〔文部省後援・(財)日本文化中央連盟の発足/工場体
    操から工場舞踊へ(各種体操の「乱立」/工場体操の奨励/工場体操から工場舞踊への接続)〕
  四 演芸慰問派遣のシステム〔大日本舞踊連盟(一九四〇年七月)/芸能文化連盟(一九四〇年
    一二月)/陸軍省恤兵部/芸能慰問の一元化――陸軍省恤兵部から芸能文化連盟へ委託〕
第二章 翼賛体制下の舞踊界
一 皇紀二千六百年奉祝芸能祭〔皇紀二千六百年奉祝芸能祭制定舞踊/「日本」三部曲/「日本」
三部曲の評価〕
  二 自主的参加装置としての舞踊コンクール〔日本文化中央連盟主催 創作舞踊コンクール/都新
聞主催舞踊コンクール〕
  三 厚生舞踊の奨励〔厚生舞踊とは/児童の身体動員と舞踊〕
  四 芸能奉公隊の結成
  五 戦時下バレエ団の群像〔東勇作バレエ団/貝谷八百子バレエ団/橘秋子バレエ団/エリアナ・
パヴロバの客死/服部・島田舞踊団及び研究所〕
付録:短編小説「慰問舞踊」
第二部 各論
第三章 石井漠の大陸慰問
一 石井漠舞踊研究所
二 石井漠舞踊団の中国大陸、南方舞踊〔一九三三年「満洲国リズム」/一九三六年「北支那の感触」
――通州事件の気配の中で/一九三八年一〇月―一月「舞踊慰問行」――呉偑孚擁立を掲げた要
人たち/一九三九年五月―七月「ソ連国境を行く」/一九四一年四月―六月華南方面――石井漠
不在の巡演/一九四三年七月――石井漠復帰〕
第四章 大陸、南方における江口隆哉・宮操子舞踊団――戦時の語り、戦後の記憶
一 一九三〇年代のドイツ留学とのつながり
二 大陸慰問〔第一回 広東方面へ/第二回 江南方面へ〕
三 再び江南方面へ、そして南方へ(一九四一年―一九四二年)
四 中国人へのまなざし
五 公演を観た中国の人々
第五章 日本放送協会による皇軍慰問演芸団――石井みどり舞踊団、南方へ
一 南方慰問の要請
二 一九四二年秋日本放送協会主催、皇軍慰問演芸団〔そうそうたるメンバー/シンガポールにて/
ビルマの最前線へ/帰国後の「ビルマ独立の夕べ」〕
 三 舞台の周辺にいた人々〔抗日戦争記念館に遺る慰問団の記録/演芸慰問の女性たちと慰安婦との
間(一行の遭遇した慰安婦たち/舞踊団の女性と慰安婦との混同)〕
第六章 慰問舞踊と工場体操との親和性――石井みどり舞踊団の地方巡演
一 石井みどり舞踊団〔石井みどりとパートナー折田泉/台湾の舞踊家・蔡瑞月〕
二 石井みどり舞踊団の大陸慰問
三 石井みどり舞踊団の工場慰問一九四一―一九四五年〔公演スポンサーと慰問の対象/工場体操と
工場舞踊/観衆の反応/国民歌と映画によるメディア・ミックス〕
 四 参集した舞踊家たち
終曲 日本敗戦――その後の舞踊家たち
〇 慰問団が来ない戦場の演芸会    一 旧植民地の舞踊家たち    二 日本の舞踊家たち
初出一覧    日本放送協会主催南方慰問日程   モダンダンスおよびバレエ軍隊慰問舞踊年表
参考文献    あとがき             索引
著者略歴
星野 幸代(ホシノ サチヨ hoshino sachiyo)
タイトルヨミ
カナ:ヨクサンタイセイカノモダンダンス
ローマ字:yokusantaiseikanomodandansu

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