近刊検索 デルタ

2022年9月30日発売

慶應義塾大学出版会

出版社名ヨミ:ケイオウギジュクダイガクシュッパンカイ

クジラの海をゆく探究者(ハンター)たち 上

『白鯨』でひもとく海の自然史
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
▼世界十大小説『白鯨』を通じて知るクジラと海の神秘!
▼海や海の生き物と関わる人々の知恵、自然愛を知る。
▼「海」をめぐる文学的想像力と自然科学の交差点。

白いクジラを追って捕鯨船が世界の海を冒険する物語『白鯨』、その豊かな内容を現代の自然科学の水準で検証し、読み解きながら、人間とクジラの長い営みから得た知恵を現代に蘇らせる!
目次
はじめに

第1章 ハーマン・メルヴィル――鯨捕り、著述家、自然哲学者
第2章 「鯨文書」とは何か
第3章 「鯨学」と進化――鯨を仕分ける
第4章 白い鯨と自然神学
第5章 鯨の回遊
第6章 風
第7章 カモメ、鵜(う)、アホウドリ
第8章 小さく無害な「水先案内魚」たち
第9章 光りほのめく海
第10章 メカジキと活気ある海域
第11章 「ブリット」と鯨のひげ――大海にそよぐ微小生物
第12章 巨大イカ
第13章 サメは凶暴か――その虚像と真相
第14章 新鮮な料理――船上食と鯨肉
第15章 フジツボと海のキャンディー

著者略歴
リチャード・J・キング(リチャード ジェイ キング richaado jei kingu)
海洋文学研究者、ライター、イラストレーター。 セント・アンドリュース大学で海洋文学(Literature of the Sea)の博士号を取得。 同大で教員を務めた後、米国・ウッズホール海洋研究所内の海洋教育協会(Sea Education Association)で客員准教授を務める。 海洋文学とその背景にある海事・漁業文化を研究する傍ら、イラストレーター・コラムニストとして一般向け雑誌・ウェブサイトに寄稿。 過去25年以上にわたり、商業漁船乗組員・教育用クルーズ船講師として数々の航海に出ている。 著作に“Lobster” (Reaktion Books, 2012)、The Devil’s Cormorant: A Natural History (University of New Hampshire Press, 2014)などがある。
坪子 理美(ツボコ サトミ tsuboko satomi)
栃木県生まれ。東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻にて博士(理学)の学位を取得。専門は行動遺伝学。メダカやプランクトンなどの水棲動物を材料に、動物の行動の多様性(「個性」)と遺伝子の関係を研究している。訳書に『性と愛の脳科学』(中央公論新社)、『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』(慶應義塾大学出版会)、共著に『遺伝子命名物語』(中央公論新社)などがある。
タイトルヨミ
カナ:クジラノウミヲユクハンタータチ ジョウ
ローマ字:kujiranoumioyukuhantaatachi jou

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
ザ・殺人術
人の殺し方を本にしていいのか

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。