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2021年7月9日発売

仮説社

出版社名ヨミ:カセツシャ

実験で楽しむ宮沢賢治 銀河鉄道の夜

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内容紹介
改訂版です。実験動画のQRコードを付けました。

宮沢賢治は,たくさんの詩や童話を書いていますが,その中には科学の言葉がたくさん出てきます。たとえば,「銀河鉄道の夜」という童話には,
「川の向こう岸が俄かに赤くなりました。……ルビーよりも赤くすきとおりリチウムよりもうつくしく酔ったようになってその火は燃えているのでした。」
という表現が見られます。
この,「リチウムよりもうつくしく」という,リチウムの赤い炎とは一体どんなものなのでしょうか?
それは,塩化リチウムの粉末とカセットガスコンロがあれば,実際に見ることができます。

そんなふうに,「銀河鉄道の夜」の中に出てくる言葉で,実験や実物が見られるものを再現してみたのが本書です。
宮沢賢治がどんなことを思い描きながらこのお話を書いたのか,その幻想的な世界がよりリアルに浮かんできます。
目次
第1章 実験で楽しむ「銀河鉄道の夜」
1.地球・太陽・月・銀河系
2.午后の授業
3.カムパネルラのつぶやき
4.白鳥の停車場とプリオシン海岸
5.光とエネルギーの輪廻
6.原子の輪廻と命の輪廻
7.強く願うことの大切さ
8.鳥捕りとインディアン,それぞれの幸い
9.アルビレオを観て想いをめぐらせる
10.学び続ける賢治
11.ジョバンニの切符
12.楽しいことを一緒に体験する
13.真っ赤な火に込められたサソリの想い
14.カムパネルラの父と三角標

第2章 「銀河鉄道の夜」の実験
1.銀河(ミルキーウェイ)の実験1
2.銀河(ミルキーウェイ)の実験2
3.燐光&蛍光の実験(鳴き砂,摩擦発光,熱伝導)
5.炎色反応

第3章 「銀河鉄道の夜」と音楽

おわりに 「真理の泉に柄杓を入れる仲間として」

「銀河鉄道の夜」本文(青空文庫・第4次稿)
著者略歴
四ヶ浦 弘(シカウラ ヒロシ shikaura hiroshi)
四ヶ浦 弘 金沢高等学校講師。石川県立大学非常勤講師。 日本化学会,科学教育研究協議会,仮説実験授業研究会会員。 東京都立大学卒業。 金沢大学大学院自然科学研究科地球環境科学専攻博士後期課程修了。理学博士。 金沢高等学校で長年理科の教師を務める傍ら,金沢の砂金のほか,特産の金,真鍮,白金,銀等の箔を使った実験の開発や研究に高校生とともに取り組んできました。〈金沢・金の科学館〉は,これらの実験やものつくりを楽しむ〈出前実験科学館〉です。その活動に宮沢賢治の科学が加わり,みなさんとその世界を楽しんでいます。
タイトルヨミ
カナ:ジッケンデタノシムミヤザワケンジギンガテツドウノヨル
ローマ字:jikkendetanoshimumiyazawakenjigingatetsudounoyoru

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