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定価:1,540円(1,400円+税)
判型:四六
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内容紹介
「世界がぜんたい幸福にならないうちは 個人の幸福はあり得ない」
この言葉は宮沢賢治の『農民芸術概論』の中の一文です。
この言葉で賢治が示したのは、誰かの不幸を前提とするような状態では「幸せな世界」とは言えないということです。自分一人だけが幸せな世界は成り立たない、みんなが幸せを共有する状態こそめざすべき道ではないか、ということです。
しかしながら、現実の世界に身をおいて考えると、自分の幸福と他の人の幸福が矛盾なく両立する状態や、何が幸福で何が不幸かについてなど、そう簡単に答えが出せるものではありません。あらためて冷静に考えてみる必要がありそうです。本書では、世界が抱えるさまざまな問題について、多様な角度から掘り下げて理解を深めます。そして、みなが幸せに生きる世界へ、その道筋を探っていきます。
この言葉は宮沢賢治の『農民芸術概論』の中の一文です。
この言葉で賢治が示したのは、誰かの不幸を前提とするような状態では「幸せな世界」とは言えないということです。自分一人だけが幸せな世界は成り立たない、みんなが幸せを共有する状態こそめざすべき道ではないか、ということです。
しかしながら、現実の世界に身をおいて考えると、自分の幸福と他の人の幸福が矛盾なく両立する状態や、何が幸福で何が不幸かについてなど、そう簡単に答えが出せるものではありません。あらためて冷静に考えてみる必要がありそうです。本書では、世界が抱えるさまざまな問題について、多様な角度から掘り下げて理解を深めます。そして、みなが幸せに生きる世界へ、その道筋を探っていきます。
目次
はじめに
序章 テロと大震災が奪ったもの
大震災で見えてきた豊かな日本の不平等
同時多発テロ事件がアメリカ社会を一変させた
第1部 グローバル時代の共存 ─ 交差する光と影
第1章 地球とともに生きる時代が始まる
地球村・地球市民の現在
世界に広がる「地球の日」
第2章 持続可能な世界をめざす国連の新目標SDGs
地球サミットと持続可能な開発・発展
国連の新たな挑戦「2030アジェンダ」がめざすもの
第3章 グローバル経済の曲がり角貧富の超格差を生む経済
最富豪8人の富が世界の貧しい36億人の富に匹敵
国家を超える巨大企業の時代
国際的なレジーム動向を見る視点
第2部 何をどう組み立てなおすか ─ 経済・社会の変革
第4章 経済の歪みをなおすには? 国連の新目標SDGsをどう役立てるか
SDGsと持続可能な消費・生産
消費をめぐる新たな展開 ─ 社会倫理的(エシカル)な消費者
投資が変える経済 ─ ESG投資
第5章 SDGsを社会に活用・普及するために
暮らし、地域、企業の取り組み
世界がめざすSDGsの現状と国際比較
第6章 日本社会の歪みをどうする?
いじめが増加する生きにくい世の中
今日本の社会はどうなっている?
私たちの世界を変革する ─ 新しい「公・共・私」の形成
第3部 文化と環境から未来を見とおす ─ 多様性を手がかりに
第7章 伝統文化が秘めるレジリエンス 震災復興とコミュニティ形成
祭事、郷土芸能が呼び起こしたもの
潜在力をよび覚ます力の源
社会関係資本(ソ ーシャルキャピタル)としての展開
第8章 気候変動と生物多様性からの展望
深刻化する地球温暖化、消失する生物多様性
ローカルとグローバルの再結合 ─ いのち・食・農の連鎖から
世界はどこへ向かう? ─2極化する世界
第9章 グ・ローカル多文化共生の時代 社会・文化・自然の多様性
新たな課題の出現 ─ ゲノム編集・合成生物学
自然と文化の多様性が拓く新たな世界観
社会的公正と人間存在 ─ 誰も取り残さない包摂性と多元性
終章 私たち人間はどこへ向かう? 自分・世界・地球・宇宙
今を生きる意味 ─ 宇宙を人間が知るということ
人間存在を問いなおす時代に
おわりに 共存学への誘い
序章 テロと大震災が奪ったもの
大震災で見えてきた豊かな日本の不平等
同時多発テロ事件がアメリカ社会を一変させた
第1部 グローバル時代の共存 ─ 交差する光と影
第1章 地球とともに生きる時代が始まる
地球村・地球市民の現在
世界に広がる「地球の日」
第2章 持続可能な世界をめざす国連の新目標SDGs
地球サミットと持続可能な開発・発展
国連の新たな挑戦「2030アジェンダ」がめざすもの
第3章 グローバル経済の曲がり角貧富の超格差を生む経済
最富豪8人の富が世界の貧しい36億人の富に匹敵
国家を超える巨大企業の時代
国際的なレジーム動向を見る視点
第2部 何をどう組み立てなおすか ─ 経済・社会の変革
第4章 経済の歪みをなおすには? 国連の新目標SDGsをどう役立てるか
SDGsと持続可能な消費・生産
消費をめぐる新たな展開 ─ 社会倫理的(エシカル)な消費者
投資が変える経済 ─ ESG投資
第5章 SDGsを社会に活用・普及するために
暮らし、地域、企業の取り組み
世界がめざすSDGsの現状と国際比較
第6章 日本社会の歪みをどうする?
いじめが増加する生きにくい世の中
今日本の社会はどうなっている?
私たちの世界を変革する ─ 新しい「公・共・私」の形成
第3部 文化と環境から未来を見とおす ─ 多様性を手がかりに
第7章 伝統文化が秘めるレジリエンス 震災復興とコミュニティ形成
祭事、郷土芸能が呼び起こしたもの
潜在力をよび覚ます力の源
社会関係資本(ソ ーシャルキャピタル)としての展開
第8章 気候変動と生物多様性からの展望
深刻化する地球温暖化、消失する生物多様性
ローカルとグローバルの再結合 ─ いのち・食・農の連鎖から
世界はどこへ向かう? ─2極化する世界
第9章 グ・ローカル多文化共生の時代 社会・文化・自然の多様性
新たな課題の出現 ─ ゲノム編集・合成生物学
自然と文化の多様性が拓く新たな世界観
社会的公正と人間存在 ─ 誰も取り残さない包摂性と多元性
終章 私たち人間はどこへ向かう? 自分・世界・地球・宇宙
今を生きる意味 ─ 宇宙を人間が知るということ
人間存在を問いなおす時代に
おわりに 共存学への誘い
著者略歴
古沢広祐(フルサワ コウユウ furusawa kouyuu)
1950年東京生まれ。國學院大學経済学部教授。大阪大学理学部(生物学科)卒業、京都大学大学院農学研究科(農林経済)研究指導認定、農学博士。環境問題、農業・食料問題、社会運動、協同組合・NGO・NPOなどを参加型研究する。持続可能社会論、環境社会経済学、総合人間学。
学外活動では、 NPO「環境・持続社会」研究センター(JACSES)代表理事、NPO日本国際ボランティアセンター(JVC)理事、(一社)市民セクター政策機構理事などを務める。
著書に『食べるってどんなこと?』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(NHKブックス)、『共生時代の食と農』(家の光協会)、『共生社会の論理』(学陽書房)、共著に『共存学1~4』(弘文堂)、『共生社会Ⅰ、Ⅱ』(農林統計出版)、『持続可能な生き方をデザインしよう』(明石書店)ほか多数。
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